アンティークのネックレス | Dancin’ life★

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もう10日程前の話なのだが、アンティークのネックレスを買った。


可愛らしいお値段だったので、もちろんイミテーション。だけどキラキラとよく光り、とても美しいネックレスだ。蓮根のようなデザインもかわいい。



仕事で立ち寄ったアンティークショップで一目惚れ。イギリスのアンティークのお品だそうで、年代は不明だが、割と新しい感じ。日本で言うと昭和の年代くらいのお品かな?と想像する。


以前アンティークディーラーもしていたマネージャーによると、ジュエリーよりもお箱にすごく価値あるそうで、本来はジュエリーを買っても付いてこないのだそう。わたしはとてもラッキーだったらしい。


本当はクロスネックレス用の箱だったであろう、レザーボックス。内側のティファニーブルーのベロア生地もおしゃれだ。


アンティークや骨董は以前から好きだ。
このネックレスの元の持ち主はどんな人で、誰に贈られたのか?誕生日プレゼントだっのか、クリスマスプレゼントだったのか。あるいは自分で気に入って買ったのだろうか。どんな時にどんな服に合わせて身につけていたのだろうか。国や時代や人種を超えて、想いが彷徨う。まさかこのネックレスが2022年の日本人の手に渡る事になるとは夢にも思わなかっただろう。


アンティークに宿る、前の持ち主の面影。
それを想像しながら身につけるのが好きだ。人によってはそういう行為自体が気持ち悪いと思うかもしれない。だけどわたしは見ず知らずの誰かと時代を超えて繋がれるタイムマシーンのような感覚で、わくわくする。


2年後にはマネージャーと2人で、イギリスにアンティークの品物を買い付けに行く約束もしている。そうするとまたこういう素敵なジュエリーに出会えるのだろうか。


以前読んだお気に入りの小説の主人公がアンティークショップでアルバイトをしていて、そのアンティークショップのオーナーの老姉妹のうちの1人が『とろけるような、猫目石の指輪』をはめていたシーンが鮮やかに蘇る。


アンティークジュエリーは、同じものが二つとない特別な装飾品。様々な女性に愛でられながら、国や時代や人種を超えて、長い長い旅をする。


いつか本物のアンティークが似合う人になりたいなぁ、なんて思ったりする。小説の中の老嬢がはめていた、『皺のあるごつごつした指の一部のように馴染んだ、とろけるような猫目石の指輪』。そういうものが似合う人に憧れる。