ジェノブレイカー・RS(初回版) | ゾイドバトルカード大辞典

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ゾイド第2期に発売していた「ゾイドバトルカードゲーム」のブログです。カードの掲載が終わったのでゾイド全般のブログと化しています。
ゾイドバトルカードゲームを初めて知る方はテーマ別記事→「ルール説明・補足」を見てから各カードを見て頂くといいと思います。

ジェノブレイカーの、キット初回付属版のカードです。

特徴として他の初回付属版と違い、名前に「RS」(レイヴン仕様)とされている点が挙げられます。

バトルストーリーではレイヴンは登場しませんでしたが、リッツ仕様機が鬼神のごとき強さを発揮したのも印象深いですね。

アニメではGF編でジェノザウラーから進化と言う形で登場。こちらも恐るべき強さでインパクトを残しました。

 

カードでもその高い能力はしっかりと表現されており、配備P27とL型並みの重さですが破格の能力を持ちます。

格闘900は何とマッドサンダー2種類に次いで3位(他にも同率3位でネオデスザウラー、コロコロ付属版ジェノブレイカーRSがいます)。実にギルベイダー、デスザウラーよりも高い数値を持ちます。

更に移動適正を3つ持つのが大きな特徴で、移動力そのものは5直進+4ですが3つの移動適正のため水以外はどこにでも入れます。

直進もしやすく、数値以上に高機動に感じます。

ブースターパック版のジェノブレイカーと比べるとわずか配備ポイントが2増えただけで別物と言えるぐらい強くなっているので比べると驚くことでしょう。

 

特殊能力「集束荷電粒子砲」の威力もアップし800ダメージで2体に貫通攻撃を行う上に、コストが上がってHPも増えたのでジェノザウラーの時よりもある程度連発できるようになりました。

更に「装備破壊」の特殊能力を持ちます。「オーガノイド・ジーク&シャドー」「ビームスマッシャー」「2連大型キャノン」「マグネーザー」などの相手側の強力なカスタムを剥がすことが出来る、なかなか便利な能力です。実際はダメージの代わりに発動させるためブレイカーの攻撃力なら使わずに倒してしまった方が早い場合もありますが、対戦で使うとかなり便利な能力です。

 

パイロットは様々考えられますが、

「キルシェ・ハルトリーゲル」で回避をアップさせる、「アイン・ツェルカンプゥ」で連撃発動を狙う、「ライン・ホークを乗せてチームドリームドラゴンを揃えることで格闘能力を大幅アップさせる」、「レイヴンA」で荷電粒子砲の威力を増加させる・・・・といったあたりが候補です。

「リッツ・ルンシュテッド」は私のプレイしていた大会では移動+4が得られなかったため使い道がほとんどありませんでしたが、仮にOKなら移動9と、とんでもない機動力になるため十分候補となりえます。

また、禁止カードではありますがコロコロ付属プロモカードのレイヴンとシャドーを使用するのも原作再現であり、なおかつ強力です。

 

弱点としては射撃攻撃力が下がっているため格闘を仕掛けないでいる分にはジェノザウラーに火力で劣ってしまう点です。配備コストもとても大きくなっているので、とにかく接近させて相手ゾイドに格闘戦をしかける状況を作る必要がありますね。

確かに一撃の威力はありますが27Pものコストを使っているので、単純火力で言えば配備P9のモルガ(射撃400)を×3体配置した方がデッキ総合火力の期待値としては高くなったりします。

 

上記は一例であり実際には高いHPでの耐久力、移動適正の優秀さがあるので一概にモルガ×3の方が良いとは言えませんが、やみくもに投入するだけでは意外と活躍しにくいカードです。

しっかりとサポートをすることが出来れば圧倒的な強さを発揮する、中級~上級者向けのカードと言えます。でも何よりカッコいいですから使いたいカードです。

 

写真は箱絵のままですが雷鳴をバックに嵐の中で咆哮するブレイカーがとてもカッコ良い構図です。

個人的にも、数多あるゾイドの箱絵の中でも凄くカッコいいと思うジオラマ写真の1つです。