「一日一回しゃくに障る。
これが肝心で、長生きする秘けつは適当に心配すること」
と松下幸之助氏が語っていた。
しゃくは、昔の医学用語で胃痙攣のこと。胃が痙攣して激痛が走ることをいう。だから、しゃくの種やしゃくに障るは、胃痙攣の原因となるものとなる。
平たく言えば、腹の立つ原因のことだ。
ボーッとして生きていたのでは、しゃくに障るようなことには、なかなか出会わない。
「犬も歩けば棒にあたる」っていう、いろはがるたにもあるように、人間が前進しようとすると、何かしらの障害にぶつかるものだ。
何かをやろうとして、小さな障害にぶつかると、すぐに嫌気がさして辞めてしまう人がいる。そんな人たちには、物事を成し遂げられないし、夢なんか叶いっこないよ。それだけじゃなく、長生きもできない。
何かにぶつかる、しゃくに障るようなことに出会う。そのことがいいと言っているわけじゃないよ。
しゃくに障ることに出会う人生は、前向きな人生の証明だっていうこと。
「しゃくに障るようなことなんか、この1年で、経験したことがない。」なんていう人生になってきたら、もう長くはないだろうっていうことなんだ。
