与論島その5 | ブルージェットの空からブログ|プライベートジェットの機長・航空会社社長ブログ

与論島その5


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与論島の海は、もう11月になるのに温かかった。


きれいな魚がたくさん見える海で泳ぐのは久しぶりだ。


スコールのような雨も止んで・・・・。


夜、海辺でバーベキューをした。


お酒も格別に美味しい。


深夜12時、夜空に満天の星空が見えた。


オリオン座が眩しいほど輝いていた。


まるでプラネタリウムの空が美しかった。


少しほろ酔いで、すぐに寝てしまった。


朝起きて、車を借りて1時間で島を一周出来た。


さて、帰るかと空港に向かいながら天気を調べると日本列島悪天で雨が降っている。


調布に着陸するには午後4時51分までだが、現在10時。


鹿児島までジェット機で1時間だが、その後プロペラ機で悪天の中4時間半はかかる。



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与論島空港から沖縄本島が見えた。


旅客機など多いので、離陸が遅れないように、有視界飛行方式という僕の目視飛行で鹿児島を目指し、途中で管制の指示に従う計器飛行方式に変更する決断をして、すぐに離陸した。


案の定、奄美大島を過ぎると、天気が悪くなってきた。


鹿児島空港にレーダーで誘導の指示に従う。


どしゃぶりの中の飛行は装備が確りしてるジェット機でも気持ちがいいものではない。


結局、鹿児島空港に着陸前高度150メートルまで何も見えなかった。


友人に初めてジェット機を左で操縦させながらのフライトは神経を使う。


時計の針は12時を回っていた。


プロペラ機に乗り換える。


燃料は4時間半、時間的に1度東京までに給油出来ないので、名古屋に焦らず着陸することを決断した。


それでも悪天のフライトは3時間になる。


黒豚を食べて、雨の鹿児島を離陸。


途中、高知南海上で、巡航に入ると、高度の選択があたり、雲と雲の間をスムーズに飛行できた。


自分の狙いがフライトで当たると、嬉しくなる。


和歌山県串本から名古屋に向かう。うっすらと高度を下げると名古屋の街の灯りをほのかに感じる。


着陸前、ぎりぎりで滑走路が見えた。


48時間の与論島フライトでの時間合計は12時間を超えた。


たまにはこんなフライトもいい。


おわり


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