いろんなSNSや書評サイトで高評価だったので、読んでみました。
台湾高速鉄道の建設事業に、日本の新幹線技術が採用されることになった。この台湾新幹線事業の周囲で、日本と台湾に跨る人間模様が動き出す。台湾新幹線事業を手掛ける商社の台湾支部に勤める春香は、日本に残してきた彼氏がいながらも、以前に台湾で知り合った台湾人青年の人豪のことを忘れられないでいる。春香の同僚の安西は、妻子がありながら、台湾人ホステスのユキと親密になっていく。台湾人青年の威志は、幼馴染のシングルマザーに思いを寄せる。いわゆる湾生の勝一郎は、台湾からの引き揚げ直前に台湾人の親友にある言葉を言ってしまったことを後悔している・・・というストーリーです。
実は、お仕事小説だと思って読み始めましたが、群像劇といった方が良さそうです。
というか、お仕事小説としても、群像劇としても中途半端でした。
湾生の勝一郎のパートだけは、読み応えがありましたが、その他のパートは、綺麗ごとばかり書かれている感じがして、鼻について、読み進めるのがつらかったです。
職場の人間関係にしろ、恋愛関係にしろ、こんなに綺麗な人間関係ばかりあるわけないだろ・・・と、アラフィフのすれっからしBBAは、穿った見方をしてしまいました。
毒が足りないというか、浅いというか、とにかく物足りなかったです。
でも、台湾の魅力は十分に描かれていました。
著者の台湾愛は伝わりました。
