☆稲荷の「桜」
上の絵は僕が描いた下手な水彩画で、初めて除霊した妖怪である稲荷の「桜」です。
普段は、背景は無く、桜だけが見えています。
いわゆる、幽霊である怨霊とか妖怪は、現幽界にいる4次元の幽体であり、専門的には「エンティティ」と言います。
超能力者や霊能力者は、霊的な視覚として、頭の中に1つのスクリーン(モニター)のイメージを持っています。
この霊的なスクリーンが、霊的な感覚の1つであり、「第三の目」とも言われます。
アメリカのNASAに、複数のスクリーンを持った能力の高い超能力者がいる話を聞いた事がありますが、普通は1つです。
脳内イメージのスクリーンにサイキック(超能力や霊能力)による霊的な情報を映し出します。
よって、肉体的な視覚は使わないので、目を閉じた方が、怨霊や妖怪のような霊的存在は明確に見えます。
目を開けると、目からの景色と、霊的な情報が混ざるため、霊的な存在は透けて見えるというのが、霊が透けて見える原理です。
霊能力も無いのに、幽霊を見てしまったという人は、無意識に霊的スクリーンを見てしまった事になるのかもしれません。
霊視のようなサイキックは、動植物も人間も含めた全ての生命が持つ基本的な能力であり、特別な能力ではありません。
人間の場合、脳が未成熟である幼児期は誰でも霊能力が前面に出ていて霊視ができます。
しかし、脳が成熟て大人になると、脳の意識が優位になり、サイキックが意識できなくなっていますが、消えたわけではなく、無意識として働いています。
幼児で言葉が話せない頃は霊が見えて、脳が発達し話せるようになると霊が見えなくなってきます。
「桜」も霊的なスクリーンに映し出されてい見えていました。
家には仏壇があり、その横にPCが並んであり、僕がPCを操作して椅子に座っているときに、隣の仏壇の前にある座布団に桜が座っていました。
そのときに、稲荷に名前を尋ねると、桜の木の根元と桜吹雪の背景を僕に見せてくれて、木の部分に漢字で「桜」と表示されました。
その時の背景を最初の絵にしました。
また「尾っぽの数は?」と尋ねると、尾っぽの位置に「8」の数字が表示されました。
おそらく「9尾の狐」だと龍神に匹敵する能力を持てるようですが、8尾だと成長しきっていない感じかと思われました。
桜の全体的な感じは、陶器のような光った硬い感じです。
特に目が、白い陶器のお椀のように膨らんで艶がある感じてした。
☆初めての除霊
これは、僕が霊視や除霊などの技術を霊能者の先生に習いに行っていた時期の話です。
2008年2月2日、僕が全くの初心者の時期ですが、霊視であるリーディングの練習で、現在の妻のルートチャクラを見させてもらいました。
ルートチャクラは、股間にある赤色のチャクラで、生物として存在するためのエネルギーを得るためのチャクラだと言われています。
ルートチャクラより生物的なエネルギーを得て、頭上のクラウンチャクラより霊的なエネルギーを得て、生命として存在できます。
もちろん、霊視なので股間を直接見るわけではありません。
目を閉じて、頭の中のイメージである霊的なスクリーンのような場所に、霊的な情報の映像を映し出す感じです。
だから、相手との距離は関係なく、地球の裏側のアメリカ在住の人のリーディングも可能で、つながる事が可能であれば、過去の人のリーディングも可能です。
この世が1つのゲーム機の中だとすると、全ての情報は小さなチップの中にあり、そこには時間や距離はありませんので、それが霊視ということです。
現実を生きるという事は、ゲームをプレーする事であり、時間や空間を体験する事になるという感じかと思います。
霊視であるリーディングで、最初に相手から聞くのは、基本的には名前と生年月日のみです。
それ以上の情報があると、脳で予測する思考が働いてしまい、リーディングの障害となります。
リーディングのときは、できるだけ情報が無い、感情や思考を排除した「無」の感覚が必要です。
よって、情報が多い自分自身をリーディングする事が一番困難となります。
また、相手に3回名前を言ってもらう事で相手のハイヤーセルフやガイド(守護霊)にリーディングの許可を得る事になり、相手の霊的な情報を得る事が可能となります。
相手の潜在意識の情報を得る事を専門的にリーディングと言いますが、いわゆる霊視の事で、基本的に相手のハイヤーセルフから情報を聞きます。
ハイヤーセルフは、その人の潜在意識の中の高次元(6次元)の意識であり、仏性(ブッショウ)とか「内なる神」と言われる神聖なる領域です。
低次元の怨霊などと直接関わるのは危険であるため、高級霊であるハイヤーセルフを介して、全ての情報を聞き出すという、安全策を取ります。
例えば、ハイヤーセルフを弁護士とすると、相手と直接対話をする事はしないで、常に弁護士を介して、対話をする感じです。
怨霊などの低級霊と直接対話をする霊媒体質(ミディアム)という能力者もいますが、怨霊と繋がった途端に憑依を受けて、体調を崩す場合もあるため、危険です。
僕の様に、神のレベルである高次元のハイヤーセルフに繋がり情報を得るタイプは「チャネラー」と言います。
リーディングをして、相手の過去の体験等が見えてきて、それを相手に話すと、それが当たっているので、相手も引き込まれるように、話を聞き入っています。
このように、相手から信頼を得る事が、霊視を成功させるための、重要な要素です。
相手が疑ったり、否定的な感情を持つと、リーディングがブロックされ見えなくなります。
☆コントロールデバイス
今回のリーディングでは、いろいろと問題も多いのですが、特に印象的だったのが、ルートチャクラの中に短剣の形をした「コントロールデバイス」というものがあったことです。
「コントロールデバイス」とは、人の繰り返される行動や言動の癖(クセ)のような記憶なような存在であり、人は無意識に「コントロールデバイス」に従って動いてしまいます。
人には多くのパターン化された行動があるので、その行動に対して霊的なコントロールデバイスができたり、4次元の虫が発生します。
習慣的な行動によりコントロールデバイスができてしまうと、その悪い癖を治す事が難しくなります。
この短剣のコントロールデバイスをリーディングすると、人に何かを頼むときに
単に「~をしてください」…
といった具合にお願いするべきものを
「~をしなければ、こうなってしまうでしょ!」とか
「~をしてくれなくて問題が起きたときに、どうやって責任を取るの」…
といった具合に、一言多く言ってしまい、相手の心に傷をつけてしまうような言動になってしまう習慣が、形になったもという結果でした。
したがって、常に相手の心を傷つけるので、短剣の形に見えたようです。
当人に聞くと、職場でも常に、そういうものの言い方しかできず、怖がられていると話していました。
☆信念体系
この短剣の形のコントロールデバイスを除去しようと思ったのですが、簡単には除去できず、どうやら、何らかの同意があるようでした。
同意というのは、誰かと本人の約束のようなもので、この同意があると、同意を解除する必要があるのです。
悪魔でいうと「悪魔の契約」も、本人と悪魔の約束である同意であり、専門的には「信念体系(シンネンタイケイ)」と言い、思いこみでもあります。
宗教的な信仰から抜け出すことが困難になるのも、この信念体系があるからです。
この信念体系である、思いこみ、契約、同意などの解除するためには、本人が解除したいという強い意志が最も重要です。
何事も本人の意志と許可が必要です。
誰と同意があるかをリーディングしてみると、短剣の上に、白いキツネの小さな顔が浮かんできました。
リーディングでは、当人が5歳頃の幼い頃に、稲荷との契約があったように思えました。
そのリーディングの内容を当人に伝えると、
「母方の祖父の実家の庭に稲荷が祀ってあり、幼い頃は母に連れられて稲荷を信仰していた」
と、心当たりがあるようでした。
リーディングの内容の事実確認と、当人の心当たりを探る事は、当人の納得と信頼を得る事になり、次のステップに進むための重要な要素となります。
どうやら、この短剣は、稲荷の守護で、一匹オオカミのように生きるのであれば良いのですが、人間は調和を保てるように魂を成長させなければいけません。
したがって、常に攻撃的な言動となるものは、消さなければいけないので、当人のハイヤーセルフ(神)が、稲荷の守護である短剣を消すよう、僕に指示してきたようです。
高次元の神の守護は、その人が自立して成長できるような働きをするため、試練を与える事が多くあります。
しかし、4次元の妖怪のレベルの稲荷の守護は、欲望を満たす、いわゆる甘やかしであり、依存となるため、良い守護だとは言えないのです。
したがって、この稲荷との同意「稲荷を信仰する」を解除しました。
元々、信仰は親の意志なので、契約のような深いものではありませんでした。
☆桜との対面
すると、突然、僕の目の前に、大型の白キツネが表れて座りました。
この時、僕は正座をしていましたが、僕の顔の30cmほど前に稲荷の顔が突然現れたわけです。
ちょうど稲荷の顔の高さが、正座した僕の顔の高さと同じでした。
目が非常に大きく、赤で縁取られています。
予期しない突然の事で、僕も少しびっくり。
反射的に大天使ミカエルに横に来てもらいました。
しかし 「今まで守護をありがとうございました」と、手をあわせると、稲荷は、ピョンと後ろ向きに飛んで、消えていきました。
なかなか消せなかったコントロールデバイスである短剣は、稲荷が出現した後、チャクラからはがれて、床に落ちて、割れるようにして、消えました。
しかし、この時、稲荷を「光の神殿」に送らなかったため、結局、稲荷は僕に憑依する事になります。
除霊とは、相手に憑依している原因を霊視し、契約があれば契約を解除し、霊を「光の神殿」の教育機関に送り、本来の成長の道に戻す事を示します。
単に相手に憑依している怨霊や妖怪を、除霊として引き離すだけだと、カルマの問題で、その怨霊や妖怪は、除霊した方に憑依をします。
要するに、行き先が無いので、乗り移る感じです。
相手の問題を解決するという事は、その問題を自分が背負うというのもカルマです。
それを避けるためには、霊の行き場を作る必要があります。
「光の神殿」所属の意味は、除霊した霊の収容所が「光の神殿」にあるという事も大きな理由です。
また、冒頭の「桜」との対話は、僕に「桜」が憑依してしまったため、「桜」と直接対話をしていて、ハイヤーセルフは介していません。
☆除霊の結果
元々、妻が感情的に強い口調で話すと、頭の中でベルが響き揺れるようで、頭が痛くなる感じを受けていました。
この感覚は、僕のだけの感覚かもしれませんが。
しかし、稲荷の除霊後は、頭の中で響く感覚が全くなくなりました。
長年の習慣的な言動は、すぐには変わりませんが、今後、良い方向に徐々に変化すると思います。
天から堕ちて堕天使となった天使の罪とは、無許可で苦しむ人間を助ける事です。
カルマの法則で、その人間の苦しみを自分が背負うというのが「天使の罪」と言われるものです。
本来人は、苦しみを乗り越える事で、成長できるのであり、それが神のおきてです。
しかし、天使が助けて苦しみを除く事は、その人の成長の機会を天使が奪い、神のおきてに逆らった罪となります。
しかし、天使は助けた人間の苦しみを背負い、天から堕ちて人間として生まれる事で、苦しみを乗り越える事が可能となり、成長の機会を得る事になります。
☆桜を天に帰す