今日は久しぶりに80年代の雑誌アンアンをご紹介。
「アンアン記事」、定期的に書いてるつもりだったのですが、去年の10月以降、書いてなかったですね。
前回記事をリブログしておきましたので、ご興味のある方は、そちらもどうぞ。
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さてさて
80年代の思い出深いモデルさんといえば、何回かご紹介した甲田益也子さん。
透明感のあるマニッシュな感じが好きでした。
お人形さんみたいですな。
でも、このぐらいの短さだと、いま見てもカッコいい。
記事には「グリースをつけてうしろに搔き上げる」ってあるけれど
ちなみに・・・
当時の男子の間ではカラフルな「デップ(DEP)」が流行ってました。
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80年代の「アンアン」ファッションを見ていて面白いのは、「短髪」や「刈り上げ」など、「男っぽさ」を求めるトレンドがあったこと。
それは「翔んでるアンアン」の、雑誌としてのスタンスによるものもあったのだろうけど・・
世の中の流れ全体にも、そうした流れが来てたような気がします。
当時流行りのニュートラ(ニュートラディショナル)ファッションの中にも男っぽさのテイストを滲ませてました。
ここはライバル誌の「JJ」とは全く違うところ。
で、ファッションの中に男っぽさを求めている一方で、同時にこんなトレンドもありました。
(1984年NO.442号)
上品ブームというか、お嬢様、おぼっちゃまブーム。笑
「JJ」ならいざしらず、アンアンでもこんな企画やってたわけで。
でも、お嬢様的、お上品的なブーム。
これは明確に存在してましたね。
おぼっちゃまの方はともかくとして。
この時代の、上品さとか、お嬢様的なものを求める風潮って、なんだったのかなぁ、と時々思うのです。
60年代から80年代にかけて、ファッションが多様化していったり・・
尖ったり、爆発したりしてきたけど・・
そうしたそれまでのファッションの拡散や発展に対する反動だったのかな?
とにかく当時ティーンエイジャーだったわたしなんかには
いきなり、わわわっと、コンサバティブな流れが来たような気がしたもんです。
「刈り上げ」や「お嬢様ファッション」が混在していたカオスな時代がありました。
昔の雑誌はタイムマシーン