今日は80年代名作コマーシャル第7弾「サントリーローヤル ランボウ編」

このCMは大袈裟でなく、自分の人生の中でも一番衝撃的なCM作品でした。
今でも大好きな広告です。

{20507F62-7A08-45BB-86E9-4B19B5878EC9}
オンエア時は高校生でしたけど、ただのテレビコマーシャルなのに、なんて不思議な世界を描き出すコマーシャルなのだろう・・・と感動したことを覚えています。

今日お届けするのは二本。ちなみに私が好きだったのはちょっとキモい二本目の方。笑

とにかくね 

映像がすごい。
独特の世界観がすごい。
音楽がすごい。

そして、とにかくコピーが素晴らしいの。

・・・
その詩人は 底知れぬ乾きを抱えて放浪を繰り返した
限りない無邪気さから生まれた詩(うた)

世界中の詩人が青ざめたそのころ
彼は砂漠の商人
詩なんかより、うまい酒をとおっしゃる

永遠の詩人ランボオ

あんな男ちょっといない
サントリーローヤル
・・・

「このCMがオン・エアされると、ひとびとはかつてなかったCMの出現に戸惑った。評判は毀誉褒貶半ばした。

賛成者の多くは、発想のユニークさを、フェリーニを連想させる映像を通じて、広告にもいよいよ芸術が入ってきたと称賛した。

いささかグロテスクな、シュールレアリスティックな手法は、CMにおける映像の一歩前進だと評価した。

一方否定論者は、映像のこのような一人歩きは、CM自身の自壊の胎動ではないかと反駁した。」
(「日本広告表現技術史」1991年初版
玄光社  中井幸一著 より抜粋)

{BEC5282A-DAFC-4516-9ACB-5F0ED1837A64}
こんな変なブログ書いてる男も
ちょっといない。笑
よね。