今日は80年代名作コマーシャル第7弾「サントリーローヤル ランボウ編」
このCMは大袈裟でなく、自分の人生の中でも一番衝撃的なCM作品でした。
今でも大好きな広告です。
今日お届けするのは二本。ちなみに私が好きだったのはちょっとキモい二本目の方。笑
とにかくね
映像がすごい。
独特の世界観がすごい。
音楽がすごい。
そして、とにかくコピーが素晴らしいの。
・・・
その詩人は 底知れぬ乾きを抱えて放浪を繰り返した
限りない無邪気さから生まれた詩(うた)
世界中の詩人が青ざめたそのころ
彼は砂漠の商人
詩なんかより、うまい酒をとおっしゃる
永遠の詩人ランボオ
あんな男ちょっといない
サントリーローヤル
・・・
「このCMがオン・エアされると、ひとびとはかつてなかったCMの出現に戸惑った。評判は毀誉褒貶半ばした。
賛成者の多くは、発想のユニークさを、フェリーニを連想させる映像を通じて、広告にもいよいよ芸術が入ってきたと称賛した。
いささかグロテスクな、シュールレアリスティックな手法は、CMにおける映像の一歩前進だと評価した。
一方否定論者は、映像のこのような一人歩きは、CM自身の自壊の胎動ではないかと反駁した。」
(「日本広告表現技術史」1991年初版
玄光社 中井幸一著 より抜粋)
ちょっといない。笑
よね。