いつも訪問いただきありがとうございます。今日は大好きなシモーネ・マルティーニの絵をご紹介します。
  
シモーネ・マルティーニは14世紀のイタリアの画家です。有名なところでは、ウフィツィ美術館にある「受胎告知」が有名ですね。

今日ご紹介する画集にはアッシジのサンフランチェスコ聖堂に描かれたマルティーニの壁画が沢山収められています。

マルティーニの絵は、なんとなく年末年始の感じにふさわしいかなぁ、と思い・・

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イタリア・ファブリ・スキラ社
1968年初版
i grandi decoratori SIMONE MARTINI

特別に信仰している宗教はありませんが、
シモーネマルティーニの書いた絵がとても好きです。

中でも、この本の表紙絵「アッシジのキアラ」は、一番好きな作品。
日本の仏様に通じる神々しい美しさを感じます。見ているだけで清々しい気持ちになります。

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この画集も昔の印刷なので、現代に比べれば粒子というか画素も粗いのですが、そこがまた、いまにはないクラシカルな味を出しています。

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こうやって壁画の部分、部分を抜き出してクローズアップしているのも面白いです。
こういうクローズアップの画集って、いいと思います。 

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昔はこういう宗教画は全く理解できなかったんですが、最近は歳をとったせいなのか、絵が身に纏った厳かな感じに引き込まれます。

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小さかったとき、家の仏壇の仏像が大好きで、仏様の絵をクレヨンで模写しました。  
父が喜んだこと。別にただ仏さまが美しいと思っただけだったのですが。
四歳か五歳くらいだったか。とにかく自分で言うのもなんですが、変な子どもでした。(笑)
みうらじゅんさんほどの仏像オタクにはなりませんでしたが・・

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この画集の絵は、経年変化で色褪せていますが、それも含めて好きなのです。経年変化フェチ(笑)

年末年始は、せわしい雰囲気と厳かな雰囲気が街に漂い出しますね。
良いお年をお迎えください。