いつも訪問いただきありがとうございます。昨日に続きVOGUE1951年5月1日号からコフィンの写真をご紹介しましょう。


50年代にVOGUEのミューズとして大活躍したジーン・パチェット。コフィンの代表作にも数多く出ています。

1951年というと昭和25年・・ 戦後から5年。服のデザインは古めかしいけれど、この時代は日本がまだ復興していないころ。優雅な夏の海辺の装いを見ていると国力の差をまざまざと感じさせられます。

60年前の新刊時に見たかったなぁ、と思うショットです。もっと色鮮やかだったことでしょう。

この号にはパチェットのショットがかなりあるのですが、惜しむらくは印刷技術がいまいちだったのか印刷が二重になってぼやけているところ。
でも、ぼやけてても、ハッとする魅力があるのです。



パチェットは、写真によって、庶民的な感じに見えたり、深窓のご令嬢に見えたり、ツンデレ系に見えたりして、なかなかの役者さんなのです。

最近のVOGUEなどのモデルさんは、キレイだし、身長も高いし、スタイルもいいし、いうことないんですけど、なんてーゆーか、素朴さとか、たとえようもなく高貴な雰囲気が漂うモデルさんはいないような気がしますねぇ。時代が違うから、無理なのかもしれないけれど。




いまのデジタル技術で、いまのVOGUEの紙面で、復元してもらいたいものです。


あっ・・ここにもパチェットが・・

「復元してよ!」
ツンデレ系・・・

良いものは色褪せない。
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