こんばんはー。
投稿三連続目の上坂 涼です。
今日は魅力的な上司キャラを描くにはどうすれば良いのか考えてみました。
俗に言う、賢者キャラという立ち位置ですねー。メンターとも言います。
学校の先生、部長、社長、その道を極めた達人などなど。
主人公から見て、何かしらで上の立場にあり、教えを授けるのが賢者キャラなわけですが、
今回は部長や社長などの、現代社会で身近な存在である賢者キャラが対象です。
では学校の先生や、達人などと何が違うって「物事を達観しているかどうか」です。
先生や達人へ持ちやすい or 持たせやすいイメージは、清潔さや神秘性。
部長や社長に持ちやすい or 持たせやすいイメージは人間臭さ。
賢者キャラというのは大概にして、主人公を引き立てる役として使われたら、あとは影を潜める(イルカ先生ぇぇぇぇ)
のですが、あくまで通例なのでそのまま影の主人公にしても面白いかなと思いました。
★ここから本題
物語が盛り上がる部分というのは、登場人物に成長・変化や激しい感情が沸き起こった時です。
では人の上に立ち、他の人間へ仕事を振っている人間の苦悩ってなんだろう?と考えました。
僕が今から5年前ほど前に、現実で上司に言われたのは
「君の発言は図々しい」
「私の許可も取らずに、偉そうに動き回るな」
などなど言われたことがあります。
プラスで考えれば、自分の頭で仕事を回した。
マイナスで考えれば、立場を重んじない身勝手な行動なわけです。
ただその上司の言葉が「答え」だったわけですね。
「上司を面白く描くコツ」はこれだなと思い至りました。
それは、
『優秀 or 使えない部下に
自分の役職や評判を
左右される恐怖』
です。
自分より下の人間で、仕事が出来るヤツがいたら焦るのが人間です。
「部長より、新人君の方が仕事出来るよねー。部長使えねー」
などと言われるのが怖いのです。
こんなに人間性の溢れる悩みや葛藤が面白くないわけがありません。
その悩みを乗り越え、部下の行動を許容し、成果を認めてあげられる人間性を会得したことで、頼れる上司として物語を引き立てる役にシフトチェンジするのも良し。
ひたすらイヤミな上司として君臨し、主人公への嫌がらせをするも良し。
ポテンシャルはかなり秘めてると思います。
◆ここからまとめ
上司キャラに限らず。
『面白くない賢者キャラ』は、総じて最初から「人間が出来ている」キャラが多い気がします。
欠点を増やしたり (お酒大好きで休みの日は常に酔っ払ってるとか。そういうヌルいのではなく)
苦悩・葛藤シーンを増やしたり。
人としてダメな行動をさせてみたり。
それだけでも、ぱっとしなかった賢者キャラが、物語を引っ張る主要キャラにも、読者に愛されるマスコットキャラにも変身できるかなーと思いました(*'ω'*)
今日はここらへんで終わりにしますー。
次回もどうぞよろしくお願いします。
上坂 涼