August
今日から8月。パリ五輪で世界中から集まった人々が
スポーツをを通じて交流している姿にあのパンデミックを
のりこえてきたのだと感慨深いものがある。
それなのにこの平和の祭典であるべき今大会に
影を落とす二つの戦争の何と愚かで惨いことか。
平和を願うプログラム
羽生選手はプロ転向後平和を願うプログラムを
いくつも手掛けてきて心に沁みる演技からは
悲しみ、怒り、そして深い祈りが伝わってきた。
そして
FaOIで羽生選手が演じた二つのプログラム
「ダニーボーイ」と「ミーティア」について書かれた
惑星ハニューにようこそのNympheaさんの言葉が
改めて思い出される昨今である
「どのような理由でこの楽曲が
今回の演目として選ばれたのかは分かりませんが、
ウクライナやガザのような地で、
独裁者が始めた理不尽な戦争によって町が焼かれ、
毎日のように罪のない人々の命が奪われている
今日のような世界だからこそ、
ファンタジーオンアイスで披露された
2つのプログラムの持つ
「平和」「反戦」というメッセージが心に深く響きました。」
五輪の夢砕かれたアスリートたち
パリ五輪にはウクライナから140人のアスリートが
様々な困難を克服して参加しているが実際には
パリを目指して頑張ってきたのに北京五輪直後の
ロシアによる軍事侵攻によって命を奪われた
アスリートがたくさんいるのだ。
共同通信が伝えたニュース(新聞)
「ウクライナ選手相次ぐ戦死」からその実態を引用したい。
ロシアがウクライナに侵攻した2022年2月以降
3千人以上の選手やコーチが従軍し
470人以上が死亡した。
ミサイル攻撃などを受け
全土の約520の運動施設が破壊された
ウクライナオリンピック委員会によると
パリ五輪の派遣選手は約140人と
夏季五輪では最小規模にとどまった。(パリ共同)
🔶重量挙げの天才と呼ばれた少女
アリーナペレフドワ(14)は侵攻直後にロシア軍が制圧した
マリウポリで母親と共に殺害された。
友人は「攻撃が」あってもペレフトワは練習を休まなかった。
彼女は何も恐れていなかった」と話した。
🔶陸上の期待の星は競技を離れ戦地へ
ウォロディミル・アンドロンチュクは国内選手権10種目で優勝し
欧州へ活躍の場を広げていたが侵攻後競技を離れ祖国のために
戦うことを決めた。ルガンスク州に派遣され23年1月リマン近郊で戦死。
「夢だったパリ五輪出場が叶わないのは残念だ」と追悼した
🔶娘にメダルをーボクシング男子
マキシムハリニチェフの目標は長女に五輪のメダルを見せること兄と
トレーニングを積んだ。万能型のボクサー。瞬時のひらめきと判断は
突出していたという。
しかし2月24日侵攻が始まると運命が変わった
ウクライナ軍の空艇部隊の一員となったが23年3月帰らぬ人となったのである。
今回参加している選手の記事の紹介から。
私が注目している種目ブレイキンの選手の話を読んでほしい。
一部引用
26日に開幕するパリ五輪の新競技ブレイキン。
ロシアの侵攻で戦火が続くウクライナからも
オレグ・クズニエツォフ(34)ら男女3選手が出場するが、
大会での成功に向けて自分なりに「戦い」に挑む姿を示したいと意気込んでいる。
今大会に出場するウクライナ代表選手は140人に上るが、
「現状を考えると、
一人一人にとってこれは狂気の沙汰だ」と話した。
クズニエツォフは2013年から暮らす隣国ポーランドで
五輪への準備を進めてきた。
しかし、競泳など多くの代表選手は
戦火の母国で練習を続けているという。
練習中に警報が鳴り始めたら攻撃に備えて地下室に隠れ、
練習を中止する必要があるとした上で、
「五輪はフェアプレー、フェアゲームだ。
しかし、ウクライナの多くの選手と話をすると、
フェアな練習、フェアな準備はどうなのかという話題になる。
ウクライナ人にとって、
今は精神的にも肉体的にも準備が本当に難しい」と語った。
フェンシングでウクライナに銅メダル
アスリートへのリスペクトを
二つの戦争や様々な課題を抱えながらも
アスリートたちは夢の大舞台で全力のプレイを展開している。
観客はそんな全力のアスリートへのリスペクトを忘れてはならない
それは各メディアにも強く要望したいことである
You Tube
「地上を救う者」再生数 193万回突破おめでとう!!
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