羽生結弦とちいさいさん

 CLAMP公式さんのポスより
【ニュース】

絵本GIFT 複製 原画セットの販売決定(受注限定商品)
 7/3から国立新美術館で開催の「CLAMP展」特設ショップにて
 受注いたします。 
商品詳細

 

ファントムの壁

 

五輪王者として迎えた2014-15シーズン

羽生選手は中国杯でのアクシデント以降次々と試練に襲われた

しかしGPFで圧勝した時の感動と言ったら

グランプリファイナル2014羽生結弦 に対する画像結果 GPF連覇

けれど全日本後手術と入院が彼を待っていた。

 

それでも彼は立ち上がり己を鼓舞し

上海ワールドに参戦したのだ。僅差の銀メダルだったが

彼は巨大な壁を乗り越えて上海のリンクに立ったのだ。

そして国別のフリー1位渾身の演技も忘れられない。

 

壁を乗り越えたけれど、

その先には壁が見えました。

壁の先には壁しかありませんでした

 

でも人間とは欲深いものだから

 

課題が克服できたら越えようとする。

 

僕は人一倍欲張りだから、

何度でも越えようとする。

 

羽生結弦2015/02/04

 

あれから10年
 
プロ転向3年目の今
 
競技時代このように次々に立ちはだかる壁を
果敢に乗り越えてきた羽生選手。
 
プロとして進化を続ける今
彼は自ら壁を作って乗り越えようとしているという
それはどういうことなのか
羽生結弦の肖像の筆者田中充氏が取材した

羽生結弦の前にある「壁」とは  田中充

羽生さんは、フィギュアスケートをしていく上での「壁」についても、

とても興味深い話を聞かせてくれた。

羽生さんは言った。  

「いまは、壁を見つけにいっている状況ですね。

自分が『もっとこうしたい』

『強くなりたい』と思うから、

そのために壁を(自分で)作って越えていく

というイメージです。  

 

たとえば、ここにすごく大きな階段があって、

僕自身は小さな蟻だとします。

あくまで階段は階段であって、

壁ではないはずなんです。

だけど、

『次のステージに上がりたい』と思ったら、

蟻のような存在の僕は

階段を壁ととらえて

登らないといけないですよね。

 

自分から壁を見つけて、

進化するために登っていくという感覚です」  

 

プロとしての限界は誰も決めてくれない。

誰かが乗り越える壁を用意してくれることもない。

 

「いいもの」という抽象的な期待値に対し、

具現化した作品を生み出していく。

実現までには不安を感じることもある。

 

ただ、それは、自分が期待に応えていけるだけの自信の裏返しでもある。  

プロ3年目。たくさんの経験を経て、進化のストライドはさらに広がっているようにみえる。

 

 

追記 自分の中のポテンシャル

羽生「自分自身が、皆さんの期待に応えられるかという怖さだったり、

実際、応えられているのかなという不安だったり、

そういう思考がいまも絶えずありますが、

きっとその思考がなくなってしまったり、

重荷だと思わなくなったりしたら、

そのときが自分の限界だと思います。  

 

僕はまだ、みなさんの期待に応えられる理想像が見えていて、

そこを目指したいと思えています。

 

つまり、自分の中でのポテンシャルが

(手を上のほうへ動かして)

まだここまであるのではないかと思えるからこそ、

不安が生じたり、あるいは、まだこれしかできていないから

応えられるかもしれないという怖さがあるのだと思います。  

進化を続け、理想へ届けていくにはものすごく大変ですが、

そこを目指す気持ちが、

いわゆる原動力の一つになっていると思って受け止めています」

 

 

 

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