いつかはきっと羽生選手の海外でのアイスショーが実現しますように
そんな願いに近づくような嬉しい知らせだ♪
羽生結弦さんのアイスショー、中国の映画館でライブビューイング決定!
フィギュアスケーターの羽生結弦さんのアイスショー「notte stellata」のライブビューイング(ディレイビューイング)が中国で行われることが分かり、ファンが歓声を上げている。
Xのアカウント「羽生結弦 notte stellata 2024【公式】」は3日の投稿で、中国・福建省の映画館(9館を予定)で同アイスショー(3月8日の公演)のライブビューイングが行われることを報告した。期間は4月12日から1週間となっている。
このライブビューイングをめぐっては、中国の映画プラットフォーム・猫眼で3月下旬に情報が流れ、ファンらが注目していた。中国のSNS・微博(ウェイボー)の羽生さんのファンアカウントは「公式が認めた」としてXの投稿を紹介した。
中国のファンからは「おめでとうございます」「素晴らしい」「これはうれしい」「すごい!福建の人がうらやましすぎる!」「北京でもやってくれないかな」「いつになったら私のところに来てくれるの?(涙)」「全国(の映画館)で上映してほしい」といったコメントが寄せられている。
どんな人にも希望が届くように
松原孝臣さんの記事は羽生選手の思いに寄り添うような温かい文章だった。
その最後に語られたのは「13年分の羽生の思い」
思い出すのはニースワールドから帰国した17歳の羽生選手に
独占インタビューを行ったのが松原さんだったことだ。
17歳の羽生選手はのびのびとニースでの思い出を語っていた
その中で自分が被災地の人々に支えられていたという気づきを
語ったことも非常に印象的だった。
13年分の羽生の思い
13年前アイスリンク仙台で練習中に被災し
避難所に身を寄せた
見上げた夜空に広がっていた満天の星が忘れられなかった
あの時から被災した人々を、町を想い、心を寄せてきた
記憶を消し去ろうとすることなく
目を背けることなく歩んできた
震災は伝えられる機会が減り記憶が薄れていく現実がある
その中にあって震災が今なお語り継がれる
伝えられる契機ともなる公演には
13年分の羽生の思いと未来への思いが込められていた(松原孝臣)
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台湾地震
そんなnotte stellataの余韻が未だ残る中
台湾で1999年以降最大と言われる大地震が起きてしまった
脳裏に浮かんだのは東日本大震災時の心の籠った支援のこと
私が強く心打たれたのは支援金や物資だけではなく
Pray for Japanという世界的な支援の中で台湾の方達の
美しい歌による励ましや心の籠った言葉たちの事だった
あの時の台湾の人々の優しさと素早く行われた支援のことを
思い起こし感謝の気持ちで自分にできることを実践したい。
そしていつも応援して下さるファンの皆さんを含む
すべての台湾の方達が守られますように。
台湾といえば、東日本大震災の時に温かいお見舞いの言葉や多額の義援金が贈られた、大国ならまだしもアメリカに次ぐ2番目の金額に驚く、能登半島地震にも義援金が贈られており、日本人として 決して忘れてはいけない事、恩返しができるなら今しかないと思う pic.twitter.com/p1JdqVXQxL
— miyabi⛸🤍❄ (@miyabiucchi0427) April 3, 2024
ホプレガ記念日(3)
ー羽生結弦の「切り開いた世界」を考えてみた-高山真ーより
Hope&Legacy
完璧…。
男子フリーの最終グループは、最初の選手が羽生結弦でした。
で、羽生の演技が終わるちょっと前あたりで、
私は「今夜はもう眠ることをあきらめよう」と
早々に決めてしまったのです。
フリーに4回組み入れた4回転ジャンプが成功したこと自体は、たぶんさまざまなテレビや新聞などで語りつくされているでしょうから、私は違う角度から語ってみようかと。
前回のエッセイで、私は羽生結弦について、こんなことを書きました。
「イン・アウト」と「フォア・バック(前後)」のエッジを組み合わせて、
「右足・左足」のどちらか片方の足で滑っていく、
この8種類の組み合わせの密度がとんでもない選手だなあ、と、
羽生結弦の演技を見るたびに思います。
「プログラム全編にわたって、
なんらかのステップを踏み続けている」
というのが、大げさな表現ではないのです。
・・・
で、羽生のショートプログラムのツボを書いたのですが、
今回は、フリーに関しての「私のツボ」を書いてみたいと思います。
わかりやすくするため、エレメンツの実施順に記していきましょう
●スタート時、
音楽が鳴り始めて7~8秒後あたり。
ターンからフォア(前向き)になった瞬間。
左足・フォアのインサイドエッジで美しいカーブを描きつつ、
右足は「スライド」している。
要するに、左右の足でまったく違うことをやっているわけです。
●4回転ループの直前
本来のエントランスのトレース(氷に残された軌跡)を裏切るかのように、
左足を体の内側にアウトエッジでグッと踏み込んでから、
右足バックアウトエッジに踏みかえ、ジャンプを跳んでいる。
●4回転ループの着氷後
フォア(前向き)のエッジで大きなカーブを描き、
ターンをはさんでバック(後ろ向き)のエッジになってから。
左足のバックエッジを、インからアウトへと、
スムーズにチェンジエッジさせてから、
なめらかな右足のバックインに一瞬だけ踏み替え。
さらに、すぐに左足に踏み替えたあとフォアエッジに切り替えて、
即座にフォアのアウトからインへとチェンジエッジさせている。
3秒足らずのトランジション(つなぎ)の中に、
これだけのエッジの切り替えと足の踏みかえが
非常にスムーズにおこなわれている。
で一歩一歩の距離の出方もとんでもない
●単独の4回転サルコーに入るまでのトランジションの距離の長さ!
●ステップシークエンスは
見どころが多すぎるのですが、絞りに絞って、2カ所だけ。
【1】「上体の動きにバラエティをつけること」は、
レベルをとるための条件のひとつですが、
その要求を「ひざを曲げたイーグル」で満たせる。
このイーグルの前後にも、まったく隙間なくステップが入っているのに…。
【2】「片足で種類の異なるステップを 踏み続けていくこと」も、
レベルをとるための条件のひとつなのですが、よりにもよって(笑)、
それを「インサイドのイナバウアー」と
「インサイドのイーグル」、2つのムーブズ・イン・ザ・フィールドの中に
サンドイッチしている。
●3Fの前後のステップの見事さ。
ジャンプ自体も、「ターンの一部」のようなエアリー感
で実施されている。
●リンクの横幅をほぼいっぱいに使った
4回転のトゥループのエントランスのステップ。
●3Aのための漕ぎが、ますます少なくなっている。
かつ、2回目の3Aは、
時計回りのターン(羽生の本来の回転方向とは逆の回転になります。
ジャンプの回転の勢いを、跳ぶ前にガッツリ削っているわけです)を
入れたあとで跳び、
3Sまでのシークエンスを跳ぶ。
この、何度見ても意味がわからない一連のムーブは、
去年のフリー『SEIMEI』でもおこなっていましたが、
今回は、サルコウの着氷後にイーグルを入れて
さらにブラッシュアップされたトランジションになっている。
●コレオシークエンスから、絞って絞って、1カ所。
ハイドロブレーディングは、
昨シーズンの『SEIMEI』でも素晴らしいインパクトを残していますが、
今シーズンは、直前にターンを入れてから実施している。
で、ハイドロブレーディングが終わった直後の一歩目、
左足のバックアウトエッジが、昨シーズンより深く明確になっている。
そのあと、ターンに入るまでの時間が昨シーズンよりさらに短くなったうえ、
イーグルまでプラスされている。
●最後のジャンプのトリプルルッツが、
レイバックイナバウアーから続くステップの中で
実施されている。
で、ショートプログラムと同様、
クオリティも密度も高いこうしたエッジワークのほとんどが
4分30秒の間シームレスに実施され、
かつ、曲の音符とぴったりとリンクし、
フリーの曲『Hope & Legacy』の雰囲気そのものである
「ドラマティックなのに静謐」なイメージともリンクしているわけです。
眼福でした。(高山真)
こんなに彼のスケートの素晴らしさを表現できる人はもう現れないのだろうか 高山さんRE_PRAYの最後をも守ってくださいね
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