ジャンプシークエンス4T3A

 

世界で初めてジャンプシークエンス4T3Aを成功させた羽生選手は

アイスショーで軽々と4T3Aを跳び続けている。いやその進化形も。

 

だがジャンプシークエンスでセカンドに3A をつけているのは

今もなお現役選手ではマリニン選手だけ(3Lz3A)で他の選手は

2Aか2A2Aをつけるにとどまっている

 

世界選手権2024が閉幕。今季最後の試合だった

男子シングルでは一人を除く全員がジャンプシークエンスを入れていた

昨シーズンからジャンプシークエンスは

基礎点が100%もらえることになったからだ

先日のワールドで選手たちが跳んだのは

3A2Aが最も多く(鍵山アダム宇野)あとは

「3回転+2A」または「3回転2A2A」であった

 

🔶しかし羽生選手が世界で初めて挑戦した2019-20シーズンは

シークエンスの基礎点は80%しかもらえなかった

何故かジャンプシークエンスは難度が低いと思われていた

ところが羽生の挑戦に挑んだシークエンスは4回転+3Aで

コンビネーションジャンプと難度は変わらないことが分かったのである

🔶しかしどういうわけかどさくさに紛れて

3回転+2Aなどでも100%の基礎点になったのだ

4回転のジャンプシークエンスを跳べたのは羽生選手ただひとりだ

しかし今の選手は得点では恵まれている。

80%から100%へそれは

リスクを厭わず4T3Aに挑んだ

羽生選手の挑戦が生み出した加点なのだ

 

4T3A初成功はフィンランド大会2018のフリーで。

もちろん世界初だった。

 

ジャンプシークエンス比較

80%ルール時代の羽生選手と

100%今季のマリニン選手

 

基礎点

🔶羽生4T3A後半  

2019-20シーズン80%基礎点15.40

当時はこの低い基礎点が発動した

今季なら100%基礎点19.25 

基礎点だけで3.85も上がるのだ

しかし羽生は競技から離れたためそのメリットは

後輩たちのものになっってしまった

マリニンのフリー227.79点はネイサン・チェンが持つ記録を「2.87点」上回る歴代最高と

報じられたがこの2.89点はジャンプシークエンスの基礎点が100%に上がった結果であり

実力で増えたわけではない。

ジャンプシークエンスの基礎点が100%になったことで

マリニンの3Lz3Aは 3.06点も増えているのだ

 

🔶マリニン3Lz3A(後半)

基礎点15.29

 

得点今季のルールで比べたら

🔶羽生 4T3A(後半)

19.25+GOE3.12=22.37GOE3.12 はさいたまワールド2019のGOE

      

🔶マリニン3Lz3A(後半)

15.29+GOE1.94=17.23 世界選手権2024

楽譜と花の写真素材 [FYI04746090] | ストックフォトのamanaimages PLUS さん

しかし2019-20シーズンの羽生選手は

80%ルールにより

得点は基礎点15.40+GOE3.12=18.52点

何と4点近い損失だったことがわかる

羽生選手のフリーは206.10点だったが

今のルールだと209.95点の価値があったことになる

羽生選手が4T3Aに挑戦した理由

普通選手が新しい大技に挑戦するのは

得点を伸ばすためである。

 

しかし2018年平昌五輪で連覇を達成した羽生選手は

自分の得意技である4Tと3Aを組み合わせた

ジャンプシークエンス4T3Aを

プログラムの中で成功させたいと思ったのだ

 

しかし当時ジャンプシークエンスは

基礎点が80%になるというルールがあった

 

つまり明らかに得点の上では不利なのに

それより自分にしかできない大技を

完成させたかったのだ

元々助走なしで3Aが跳べる羽生にとって

4T3Aは以前から跳べていた

これは羽生の4Tと3Aの精度の高さを物語る。

 

生で演技を見たいスケーター

Yahoo!ニュース

写真はU選手ですが生で演技を見たいスケーターは誰かという

男子全体の話題なんです。応援してください

コメントより🌹3人とも生で見たことありますが、やっぱり羽生さんのオーラ半端なかったです。

🌹羽生選手の演技では、エッジの音も音楽に聴こえてくる。生の迫力があり、胸に迫る。

同じプログラムでも何度でも観たいと思う唯一の選手。

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