2020年に羽生選手が獲得した初代MVPについての記事を

もう一つ紹介したい。羽生選手の功績について的確な評価をしているからだ今回の記事の筆者は

伊藤みどりさんの時代からずっとフィギュアスケートを取材しその変遷を見てきた

人物だからである。この記事は羽生選手の時代を変えた凄さをしっかりとらえている

 

 

羽生結弦の実績、貢献は別格。
必然のISUアワード初代最優秀選手賞
より

 

「もっとも価値のあるスケーター」は羽生結弦。

すでに報道されたように、「最優秀選手」には羽生結弦が選ばれた。

英語ではMost Valuable Skaterである。

これまでメジャーリーグなどのMVPも日本語では

「最優秀選手」と翻訳されてきたが、

直訳すると「もっとも価値のあるスケーター」だ。

ISUが出した受賞条件は、「ファンを増やし、メディアの注目度を上げ、

スポンサーから高い評価をされるなど、

フィギュアスケートの人気をあげることに貢献した選手」とある。

他のファイナリストはネイサン・チェンと

ガブリエラ・パパダキス&ギョーム・シゼロンだったが、

誰が見てもこの条件において

羽生結弦以外に相応しい受賞者はあり得なかっただろうと思う。

かつてフィギュアスケートは注目度が低かった。

筆者は1993年からフィギュアスケートの取材をはじめた。

伊藤みどりが引退したばかりの当時、日本でこのスポーツが

マスコミで取り上げられることは、ほとんどなかった。

筆者が在住する北米でも、

フィギュアスケートはスポーツの世界で

まだまだ継子扱いされてきたといって良い

スケートアメリカ、ドイツのネイションズカップなどの

国際大会に取材に行っても会場はガラガラ。

客席は半分も埋まれば良い方だった。

 

プレスルームでは、日本人の記者は筆者のみ。

時折、現地駐在の共同通信が顔を見せるくらいだった。

だがせっかく取材して記事を売り込みに行っても、

日本の編集者たちは「フィギュアスケートですか……」と

困惑した表情で、黙り込んでしまったものである。

別な次元に引っ張り上げた羽生

あれから27年。

気が付くと日本はフィギュアスケート大国になり、

フィギュアスケートは日本でもっとも人気のあるスポーツの1つと

言われるまでになった。

 

それはもちろん羽生が登場する前に、

多くの先人たちが地道に努力を重ねて業績を積みあげて、

日本の後輩への道を固めてきたということもある。

 

だが羽生結弦は、そこからさらに

フィギュアスケートを別な次元に

引っ張り上げた。

 

ソチオリンピックで金メダルを手にしてから

一度もそのタイトルに胡坐をかくことなく、

次々と達成させていった記録と手にしたタイトル。

 

 

何度も大きな怪我と戦いながら

劇的な勝利を収めた平昌オリンピック。

世界中のファンにとってもスケート関係者にとっても、

羽生は目を離すことのできない存在となった

 

羽生を輪の中心として、人々が大移動をする。

今では羽生を輪の中心として、人々が大移動をする。

彼の出場する大会が発表された直後、

開催地のホテルは売り切れになる。

 

海外の大会でも、羽生が出場する会場の6割以上が、

リンクに投げるくまのプーさんと日の丸を抱えて

はるばる応援に来た日本のファンで埋め尽くされるのだ。

 

リンクに貼られる広告のバナーも8割方が日本の企業だ。

 

プレスルームも半分以上が日本の記者で、

ミックスゾーンでは羽生本人の姿が見えなくなるほど、

我々記者がびっしりと周りを取り囲む。

 

平昌オリンピック直後は、筆者にまで国内からも海外からも新聞社やテレビ局から

「何か羽生選手に関する秘話、ないですかね」と問い合わせが来た。

どこの媒体も必死。他でまだやっていないネタが一言でも欲しいのだ。

これほどまでの社会現象を起こした

フィギュアスケーターは、羽生のほかにいない。

現在まだCOVID-19の影響で来シーズンの大会の見通しも立っていないが、

一日も早く人々が安全に

このスポーツを再び楽しむことができる日がやってくることを願っている。 (田村明子)

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🔶羽生選手に続くMVSはネイサンチェンとイリアマリニンだが

この二人がフィギュアスケートの人気を引き上げることは

出来なかったことは誰の目にも明らかである

もう二度と現れない逸材なのに日本にとってのキラーコンテンツなのに

日本での彼の扱いがどれほど愚かであり犯罪的であるかわかるだろう

 

なお田村明子さんのことを悪く言う人が多いことは昔から知っているだがその方達は

いくつの記事を読んだのだろうか。誰が書いたではなく何を書いてあるかが

大事ではないのか私はそう思う。私がソルトレイクスキャンダルについて

知ったのも彼女の記事だったし海外やISUの闇というか問題点についても彼女の記事で

知ることができた。悪いものはその記事について批判すれば良いことだ

 

 

あのゾクゾクする瞬間が近づいてきた

2月13日SP個人戦に向けて練習する羽生選手

ちょっと早いが取り上げてくれたのが嬉しい

読売新聞★ソチ五輪男子初の金メダル2/14

 

日本時間だと14日未明だと思います

2014年2月13日、日本の フィギュアスケート選手の羽生結弦は、ソチ冬季オリンピックの

ショートプログラム(101.45点)で初めて100点の壁を突破し、歴史に名を残した。

 

 

 

美しい名前「羽生結弦」

 

 

 

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