コスモススポット3選。2022》まるでピンク色のじゅうたん! 秋の到来を告げる花々に癒やされて。 - Webタウン情報おかやま さん

 

[RE_PRAY]と「職業羽生結弦の矜持」

 

 

NNNドキュメント「職業羽生結弦の矜持」の衝撃

羽生選手の3作目となった単独公演「RE_PRAY」の

開幕に向けてトレーニングを積む羽生選手の姿を見て
「ああコノ人たちにもコノ人たちにも
見て欲しかった」とあれこれ想い浮かび、そして気になったのが
スポーツライターの皆さんの記事のことだった

 

RE_PRAYの記事で

アスリート羽生の演技は伝えられたか

🔶何故ならRE_PRAYはICE STYORYという事で

多くの記事がそのテーマの記述に多くを割いている印象があったからだ

確かに公演のテーマは大切だが羽生選手はプロアスリートであり

アスリートとしてあんなにも研究と鍛錬を重ね驚くべき進化を遂げているのだ

彼の演技についてもしっかり伝えて欲しいがアスリート羽生の描写はあったか

読み直したくなったのである。

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🔶その結果テーマには触れつつ彼の演技についての描写が丁寧だったのが

田中充氏の記事だった。

それでも「鶏と蛇と豚」の記述はなかった。

逆に全員が注目したのが無音の演技とスピンが讃えられた「Megalovania」で

このプロについては新鮮さと技術の素晴らしさに高い評価が並んだ。

 

「鶏と蛇と豚」については沢田氏が新しい表現としつつ具体的には述べていない。

ダンス的な領域には疎いからなのか。モッタイナイ!

そして競技プロそのものだった「破滅の使者」については

全員5連続ジャンプに言及

 

🔶もし4人の方達がNNNドキュメントを

事前に見ていたら記事ははるかに深まったものになっていただろうに。

心からそう思う。

羽生選手のショーも長年取材してきた折山氏は

Megalovaniaについては常識にとらわれない斬新さを高評価したが

後は本人の言葉を網羅し物足りない記事にんってしまった

アスリートとしての羽生選手の闘いは

現役時代以上の覚悟と進化を見せているというのに。

4人の記事から感銘を受けたところや印象的な部分を引用したい

 

 

記事のタイトルについて。

タイトルは必ずしも筆者が付けるものではないわけだし選手から表現者へというのはおそらくいやきっと表現の部分の飛躍的な成長を強調したかったのだと思うが誤解しやすい言葉でもあろうしかし記事の中味は素晴らしかった

 

🔶田中充氏記事「選手から表現者へ」より

 新プログラム3曲を含む珠玉の12演目。プロジェクションマッピングに、リンクサイドにせり上がりの舞台装置……。細部にまでこだわり抜いた演出は、約2時間半をたった一人でぶっちぎった「主役」の圧倒的なパフォーマンスによって一段と輝きを解き放った。

 演出のベースとなったのは、8ビットの画面など大好きなゲームの世界観だ。「選択肢というものが人生の中にあって、その先に1回、破滅というルートがあったとして、全ての障害を乗り越えて、夢や目標をつかんだ人は、(もう一回)繰り返されるんだったら、何を選ぶだろうか。皆さんが何を選んで、何を感じるのかなということを、このストーリーの中で考えてもらいたいというのが今回のテーマです」

神がかった「無音の舞」

 オープニングから会場は幻想的な雰囲気に包まれていた。囲いの中で白い羽が舞い降りる中、白いマント姿の羽生さんが翼を広げた。大歓声に迎えられ、マントを脱ぐと、プロジェクションマッピングで幾多の文字が描き出されたリンクで、滑らかな大きなストロークのスケーティングを披露した・・・

 ゲーム曲を多用した今回の公演でも、魅せ場はいくつもあった。 圧巻だったのは、ゲーム「Undertale」の楽曲を使った「Megalovania」だろう。 強く振り上げたスケート靴を氷に打ちつける。ときに荒々しいスケーティングで氷を削る音がアリーナに響く。音楽も流れず、ナレーションもない。観る者の五感の全てが集中し、いっさいのごまかしがきかない「静寂の空間」を意図的に創出した。観客が固唾をのんで見つめる中、何にも頼ることができない無音状態で、羽生さんは〝戦って〟いた

競技ではできないコンビネーション

 前半の最後には、さらに進化した羽生さんが舞い降りた。 それこそが、人気ゲーム「ファイナルファンタジー9」の楽曲を使った新演目「破滅の使者」だ。

 まずは直前の6分間練習。これまでのショーでも競技者時代の本番さながらの調整時間を披露する場はあった。しかし、今回は「ラスボス」をイメージしたという「破滅の使者」との〝分断〟をせず、勇者がまもなく始まる激闘に向かう様を描いているように組み込まれていた。 いよいよ始まる「ラスボス」との闘いへ。

 音楽が流れると、これぞ「羽生結弦の演技」というプログラムで会場を魅了した。サルコウ、トゥループと2種類の4回転ジャンプを決め、美しい放物線を描いた鮮やかなトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を華麗に跳んだ。

 圧巻は、競技会では決して見ることができない「トリプルアクセル+オイラー+3回転サルコウ+オイラー+3回転サルコウ」の5連続ジャンプだ。規格外のコンビネーションでラスボスを倒した羽生さんが右手を突き上げると、大画面には「CLEAR」の文字が浮かび出た。

 羽生さんはなおもアンコール曲で盛り上げる。「Let me Entertain you」・・・・・・・ その後は、大音響のロック会場と化したアリーナに会場のボルテージも一気に高まっていく。そして、平昌五輪のフリー曲で「王道」でもある「SEIMEI」も演じ切った。

 余力を残すつもりはない。すべてに全力、極限まで力を出し尽くすのが「羽生結弦スタイル」の真骨頂だ

 

 


🔶沢田聡子氏記事

 

苦悩の先に希望を見出す羽生結弦の「RE_PRAY」より

続いて演じられるのは、『鶏と蛇と豚』(椎名林檎)を使った新プログラムだ。仏教の“三毒”、つまり煩悩を意味するタイトルの楽曲で、冒頭で流れる般若心経と共に黒い衣装の羽生が登場する。鋭角的な動きでダークな雰囲気を醸し出す羽生は、また新しい表現を手に入れたようだ。

第1部の最後に配したこのプログラムを滑り切った羽生を讃える拍手が、会場を満たした。
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 アンコールに応えて登場し、『Let me entertain you』『SEIMEI』『Introduction and Rondo Capriccioso』を滑る羽生に、客席から絶え間なく歓声が降り注いだ。一人で滑り切ったショーを締め括ろうとしている羽生のスケーティングが、声援を受けて加速する。競うために磨いてきたスケートを、観る者と思いを交わすためのスケートへと昇華した羽生結弦の姿が、そこにはあった。

田中氏の率直な驚きが素直に書かれているところが良かった。羽生選手のコメントは記事の最後にノーカットで掲載されており。この形式はわかりやすいと思いました。

🔶田中幸人氏記事より(オリンピックチャンネル)

RE_PRAYは完売しており初日4日は14000人もの観客で会場が埋め尽くされた。

パフォーマーとしては勿論のこと制作総指揮も執っている羽生さんは・・・・・これまでのフィギュアスケートの大会では耳にしたことのないナンバーが使用されまた「鶏と蛇と豚」と言ったお経のイントロから始まるユニークな音楽を取り入れるなど・・・・・誰も観たことのない独特の世界観が氷の上で披露された。更に羽生さんは競技のルーティーンに組み込まないようなコンビネーションジャンプのエレメンツで会場を沸かせた。スクリーンには最新テクノロジーを用いたセット演出と共に見る人々を圧倒した

 

https://olympics.com/ja/news/hanyu-yuzuru-showcases-gaming-ice-show-re-pray-inspired-final-fantasy

 

🔶折山淑美「羽生結弦がRE_PRAyに込めた問いかけ」より

【常識にとらわれないスタイル】

  今年2月の『GIFT』の時は、大きな流れのなかに入れたプログラムでそれぞれが持つ輝きを見せることを意識した。今回は大きなテーマに合わせ、前半は新プログラムも多く演じた。そんななかで新鮮だったのが、『Megalovania』だった。曲が流れる前に氷上に登場した羽生は、ゆっくりと滑りながら何度もスケートを氷に叩きつけて大きな音を出した。まるでフラメンコのステップのようなキレのある音。
 さらに力強く滑り出すと、エッジが氷を削る音が鋭く響く。スピンで回転する音さえも、独特のリズムを感じさせ、そのまま音楽がないなかで彼自身が音をつくり出した。そして、曲が流れると、ジャンプは跳ばずに何度も繰り返すスピンだけで濃密な空気をつくる滑りを見せた。

 

 

 

 

 

秋薔薇の優しさに癒されます

 

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を見て彼の変わらぬアスリート魂に心が震えた