羽生結弦展2022
富山大和にて 5/13~5/26
同期日野龍樹が見てきた素顔<スポルティーバ>
~あらゆることを研究するのが好きなんだと思う~より
出会いは野辺山合宿
日野さんと羽生選手はノービスの頃から
切磋琢磨してきた同期の戦友であり仲間である。
スポルティーバにもいろいろな視点で
思い出話が記されているが今回日野さんだから話せる
ジャンプの話だけに絞って一部紹介したい
日野龍樹君だから話せる
羽生選手のジャンプの話
と思ったんです。
それくらい余裕があって簡単そうだったので
そのイメージを
自分に吹き込もうと思って見ていました」
🔶日野さんは羽生選手が練習でのびのびと
私たちが知る以上に大きくジャンプする姿を見てきた
(確実に跳ぼうとする本番との違いに気づかされる)
思うくらい軽く跳ぶんです。
リンクに入ってスケーティングをするついでに
「せっかくだから4回転も跳ぼうかな」見たいな。
「試合より練習は思い切り跳べるので
ジャンプを習得したらそこで終わり
じゃない
🔶こんな言葉も心に残る
「(ユヅは)ジャンプを習得したらそこで終わりじゃなく
より質のいいものにしなければならない
と考えていると思います」
ノービス時代の日野さんの恩師は
無良隆志先生(無良先輩の父)で同じことを言われていたそうだ。
「確実に跳ぶことも大事なんですけど
よりよくしていかなきけないから
練習が必要なんだ」と。
羽生選手がGOEにこだわり高めていったのも
その考えが信念となっているからだ
なるほど羽生選手の恩師都築先生と無良先生は師弟の間柄。
質を大事にすることにこだわった
都築先生の教えが受け継がれていた。
しかしルールでジャンプミスが厳しく
減点されるようになったこともあり
質は二の次で安定して回転を稼げる技術を教えるコーチが
増えてきているのは本当に残念なことだ
🔶「僕はジャンプの相談をよくゆづにしていました」
羽生選手はこうなんじゃないかなと
フリーレッグを思い切り振り上げることなど
教えてくれたという
以前無良先輩もユヅに教えてもらったと
熱く語っていたことを想いだす
~これは無良崇人さんが
続行を決意した頃の話である~
宮本「そこで強い気持ちになったんやろね」
無良「その陰にはゆづるの存在が大きかったなと思ってますね」
”やっぱこいつ凄いわ”って思いました。
彼から考え方、動かし方、体の使い方を
聞いて自分がやってみて
ああこういうことだったのかと納得することが多くて
そういうやりとりをしているうちに
彼ががんばっているそして
ゆづるが僕に「頑張ってほしい」といってくれた
その言葉があったから
今ここまで続けられてるっていうのはあります。
だから僕はゆづるに頭が上がらないんです(笑)
宮本「(やりとりって)例えばどんなこと」
無良「トゥル-プのことで悩んでいた時
ゆづるの動画を見てもどうしてもわからなくて
ゆづるにどこが違うと思うって聞いたら
” 跳びにいこうとしてることで
自分が回転しようとしていることにストップかけちゃってる
跳びに行く方向に覚悟を決めて行けばいいのに”って。
宮本「そんな答えがかえってきたんや」
無良 「身体の向きだったり
効率よく自分が体を回転する方向にもっていける
腕の位置を
自分がのっていられる範囲で それを考えて
どの位置にしたら効率よく腕がくるか考えてやってみたら」って。
宮本「へーえ」
無良:「僕の場合はこういう感じ」とか。
FaOI幕張 5/27(金)~ 5/29(日)
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エルビスストイコのアドバイスが心に沁みる