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読みたくてたまらなかったマガジンがやっとGET できた

今回いつも以上に中味が濃かった。

いや前回も素晴らしかったのだ。特に阿部健吾さんを取材した

言葉を超越した「野生」等強く記憶に残っている

あの時すでに人々はステイホームを要請され

スポーツ界も先が見えなかった

  STAY GOLD

 

しかしついに羽生結弦が全日本のリンクに立ったのである

いつも楽しみにしている記者座談会での発言にも熱がこもったし

演技については圧巻の演技を反映して凄い熱量だった。

また羽生選手から孤独だった日々の苦悩を聞いた時の
記者達の反応に泣けた
 
会見での羽生選手の言葉は詳細で初見のものもあり羽生選手の気持ちの
深い部分も伝わるものだった
さて今回取り上げるのは特集記事である
 
「もっと高くもっと前へ
エキスパートが語る羽生結弦の現在と未来」
4人のエキスパートの方達が
羽生選手について語ってくださっている
スケート靴の吉田さん音響デザイナーの矢野さん
デザイナーの伊藤さん食の栗田さんと
全く異なるジャンルで大変興味深かった
 
今日はまずスケート研磨技術者吉田年伸さんの話ヵら取り上げたい
吉田さんの仕事については数回記事にしてきたので
山口さんが前回記事にされた「平昌五輪シーズン」の
その先の話を楽しみにしていたのだ。

🔶エッジが物語る技術の進化
これから先も必ずうまくなる
吉田年伸
「羽生靴研磨職人」の画像検索結果
「羽生君のスケート靴を研磨するようになって
もう10年以上になります。

 

私の元に戻って来た靴のエッジの状態を見て

今どんなジャンプの練習をしているか

だいたいですがわかります。

 

最近研磨していて気づいたことがあります

これまでずっと付いていた

エッジの傷ができなくなっているんです。

 

これまでならいつも同じところに

大きめの傷がついていたんですが

ここ1年程ほとんど付かなくなった。

 

どういう意味か分かりますか?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆

羽生結弦くん、スケート靴 オークション(追記あり) | あきの沙羅のブログ/saraaki-012 〜羽生結弦くん応援〜

その意味について吉田さんが詳しく説明されている。

更にエッジのカーブ「ロック」の解説は実にためになる話だ

また1度だけ見ることができた9月の練習の様子も明かされており

羽生選手はレベルの高い技を習得することも可能だと

その進化の可能性を理論的に説明されている。

5回転も可能だと思うと、、、

フィギュアスケートのジャンプの種類と基礎知識 | フィギュアスケート空間 ~すみれWings~

また最後にも感動的な話が待っていた。

そこには吉田さんの羽生選手へのリスペクトと繋がる

プロフェッショナルとしての向上心溢れる言葉があった。

 

また阿部奈々美先生のことも書かれていて

御夫婦の愛の深さも感じたところである。

結びの言葉も素晴らしかった。そして

吉田さん・奈々美先生ご夫婦は

羽生選手と共に震災のシーズンを闘い抜いてこられた

パンデミックという経験したことのない逆境の中でも

おふたりと羽生選手の心の絆はずっと深まっていることを

感じた記事でもあった。山口さんの取材に感謝!!

 

しみじみと感じたのは羽生選手と吉田さんが

互いに高めあいながら歩んできたということである。

そしてそれは音響デザイナーの矢野さんも

デザイナーの伊藤さんも同じだった。

 

🔶年々増している見せ場への意識

音響デザイナー矢野桂一

矢野さんのフィギュアスケートとの関りのスタートは

荒川さんからの相談だったという

羽生結弦の好きな曲・アーティストは?見えてきた結弦君の音楽の趣味! | R's ジャーナル  羽生君は耳のいい子

そして矢野さんが総力を挙げて取り組まれたSEIMEIが

五輪で使われたのは大変な感動だったそうだ。

この記事を読むと

羽生選手がとんでもなく音感が良いかがよーくわかる。

 

矢野さんの羽生選手についてのコメントより

「耳がいいというのは音に対して繊細だということ

彼は装飾音、主旋律ではない飾りの音にも反応して

それを指先の動きにまで反応させることができる選手なんです。
羽生君は音を崩すことがない

曲を大事にした上でこの音を入れたら

もっと良くなるというリクエストなんで

また様々なエピソードを交え

「そういうところまでわかる子なんだ」と嬉しそうに話されていた

 

どちらも山口さんの取材で読み応えのある長文の記事です。

それにしてもあの全日本を見てどれほど感動された事だろう

凄い恩返しだったな。。。

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2018年の過去記事より

羽生をミクロの世界で支えた職人

 

フィギュアスケートの羽生結弦選手(23)男子で66年ぶりの五輪連覇を果たした。

 

しなやかなジャンプ、緻密なステップを支えたのはスケート靴のエッジ。

 

幅4ミリ程度のミクロの世界で支えた職人がいる。


「羽生靴研磨職人」の画像検索結果       「羽生靴研磨職人」の画像検索結果

 

研磨師の吉田年伸さん(45)と羽生選手の関わりは8年になる。

関係が深まったのは

2011年に起きた東日本大震災の後だった。

 

仙台のショップを閉めた吉田さんがバイクで回って靴を受け取り、研磨して返した。

ほどなく羽生選手の練習拠点だったアイスリンク仙台の一角に間借りして再開。

 

滑っては研ぎ、話し合って、また研いだ。
1カ月も繰り返していたら信頼関係ができていた。

当時の吉田さんはまだ経験が浅く、

「けんけんごうごうでやりながら僕の技術も引き上げてもらった。

 

研磨のスキルは羽生くんに育ててもらったようなもの」と振り返る。

研磨機の開発者が書いた洋書を何度も読んだ。

自ら研ぐコーチも多いため、大会に足を運んで話を聞き、どんな小さなヒントも集めた。

妥協のない努力は、確かに伝わった。

 

12年、羽生選手がカナダのトロントへ拠点を移すと

研がないまま数カ月が過ぎた

「カナダには研磨できるところが乱立している。そっちでやるんだろうな」と思っていると

羽生選手から連絡が突然入った。

エッジを見るとホッケー専用の研磨機で研いだような跡があり、心が痛んだ。

 

スケーターと研磨師の関係にまた戻った。

吉田さんは靴が届くとエッジの状態を必ずメモに残している。

心掛けているのはイコールコンディション

「毎回同じように削っているのが信頼につながったのでは。

たぶんですけど」。

トップスケーターを支えるプライドを、少しにじませた。(2018/02/17-20:17)

 

 MYの薔薇散歩より

 

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