~宇都宮直子スケートを語る~

「はじめの一歩」を読んで

 

【写真を見る】2004年、全日本ノービスの羽生結弦

「この頃から人を意識できる子供でした。

音楽をしっかり意識しています(都築先生)

 

 都築章一郎×宇都宮直子

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羽生選手の恩師都築先生の話にすっかり元気をもらい

夏バテの身体がしゃんとなった気がする。

 

前回アクセルジャンプについて書いたが

goodタイミングで先生がアクセルについて話されていた。

 

それを読むと羽生選手が折々に語っていることと見事に一致し

彼が先生の教えをいかに大事に受け止め

自分のものにしてきたか

改めてわかる気がした。

 

「アクセル自体は特別なジャンプ

優雅さがあって

雄大さがあって

習得までに選手が苦労する」

 

羽生選手はトリプルアクセルで高得点化を

進めたが彼が3Aに惹かれた理由は

得点だけではない。それがプログラムに

輝きを与えるものであるとソチ五輪前にも話していた

 

そしてこの日のお二人の話で
初めて知ったのは
 

羽生選手の美しいトリプルアクセルの

基礎を作った練習のことだ

それはオープンアクセル

ロシアより愛をこめて

前向きに踏切り両手を広げて跳ぶジャンプで

それを小さい頃からかなりやらせたという。

そのオープンアクセルによって

滞空時間を

感覚的に作れるようになるそうだ

なるほど

はじめの一歩はオープンアクセルだった

跳べるだけの感覚を

身につけられるかどうかが要なのだ

 
 
それからもうひとつ印象的だったのが

「だいたいあの子はジャンプを

回転不足で覚えたことがないんです」

という言葉だった。

 

回転は足りなくても

周り過ぎてもいけない

ぴたっとコントロールできることが

肝心なのだ

そんな大切な感覚も幼いころ指導して頂いた。

 

先生は熱心な子だったと言ってくださった。

 

以前書いたことだが

羽生少年も先生の厳しい指導が辛くて

やめたいと思ったことがあったのだが

 

その葛藤を乗り越えたことで

心が定まり全日本ノービスに向けて

本気で練習するようになったのだ。

 

それが羽生選手が言う

「9歳の自分」だ。

あの物語が私は忘れられない。

 

 

そして都築先生は

4回転アクセルの成功を信じると言ってくださった

そしてあれこれ言わない方が良いかもしれないとも

仰った

「四回転半を跳んだ人はまだいません

誰ひとりとして技術を知らない

教えるすべももっていないのですから」

 

そうなのだ。羽生選手は

本当に凄いことを目指しているのである。

 

https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/%e5%ae%87%e9%83%bd%e5%ae%ae%e7%9b%b4%e5%ad%90%e3%80%80%e3%82%b9%e3%82%b1%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%92%e8%aa%9e%e3%82%8b/9524 ソース記事

 

 

ロシアより愛をこめて(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=iMF04B_54nQ

羽生選手が9歳の時出場し優勝した全日本ノービスの動画である。

これは見るたびに感動してしまう大好きなフリーだ

彼こそまさにスケートをするために生まれてきた少年だった。

 

 

 

 

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