羽生選手の動画メッセージが海外でも大きな反響を呼んでいる

羽生結弦(25)=ANA=が17日に(JOC)の公式ツイッターなどを通じて

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大と闘う人々へ送った

動画メッセージが累計再生回数50万回を突破 海外からも反響

海外からも 「勇気付けられた!安全にしよう!」、
「ありがとう、ユヅ!」などの反響が寄せられている。デイリー

BC5FC426-80C2-4E82-9B34-6E327AA6D7E6

 阿部健吾氏の記事 

3・11、そして今…

羽生結弦がニースで見出した光

「『3・11』の時の夜空のように、

真っ暗だからこそ見える光があると信じています」。

 

 

11年の東日本大震災。

仙台在住だった自身も被災した経験を振り返りながら、

自分にも語りかけるように言葉を選んだ。

前日16日夜に、20年の世界選手権の延期断念が

正式に決まった後のタイミング。

 

「過去の大会での羽生の戦いに思いをはせると、

「見える光」を探すように

戦い続けた結晶こそ

12年3月、ニースでの世界選手権だったと思い返す。

それは鮮烈な滑りだった。」

b0038294_14214023.jpg

阿部健吾氏はニースワールドを会場で観戦し

衝撃を受けた人である

2011年3月の震災と2012年のニースワールドは

深くつながる1年間の濃密な物語だが、

そのつながりに目を向けた

この言葉が嬉しくてならない。

鮮烈な滑りについては最後に過去記事から引用したい

 

 

「2012 ニース フ...」の画像検索結果

演技を終えると右拳を大きく振り上げ、

眼光鋭く前を見つめ、体を震わせた。

肩で息をしながら、思わず目頭が熱くなった。

「ありがとうございます」。

観客に、そしてエールを送ってくれた遠く日本の人々へ。

額から滴る汗に、涙が混じっていた。

b0038294_14232961.jpg

被災した11年から年が変わった12年1月、転機があった。

 

もらっていた500通のファンレターすべてに返事を書いた。

「勇気を伝えようとしていた僕が、

本当は支えられていたんだな」。

1文字1文字をかみしめた。

「自分が出せるのは結果。

被災地代表として日本が頑張っているというアピールをしたい」。

その一心で、フリーを滑りきった。

 

自己ベストを大幅に更新する173・99点で、総合251・06点の3位は、

日本男子最年少での表彰台となった。

b0038294_1023439.jpg

その後の活躍は誰もが知るところだろう。

ただ、このフランスでの戦いには、

特別な記憶を残しているに違いない。

 

「真っ暗闇なトンネルの中で、希望の光を見いだすことは、

とても難しいと思います」。

冒頭のメッセージの前に、こうも語りかけていた。

まさに11年の被災直後からはそう感じたのではないか。

無料イラスト] 星空に流れるメロディ - パブリックドメインQ:著作権 ...

ただ、それから1年後、

らは滑りで「光」を感じることができたのではないか。

「でも、『3・11』の時の夜空のように、

真っ暗だからこそ見える光があると信じています」。

その見えた光の先に、3度目の五輪を視野にするいまの羽生もいる。【阿部健吾】

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b34c9df451da4071ad317ac0bca00c6836832e4全文

 

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

ニースの鮮烈な滑りについて

阿部健吾氏が書いた魂の過去記事より

「フィギュアスケートが与える深い印象と驚き」

羽生の滑りは

その熱をいったんは消す息吹を起こし、

違う「熱」をもたらすものだった。

 

一変したのは後半に向かう途中のステップから。

そこで羽生は突如うずくまるように倒れた。

20160210_yr2a.jpg

体勢を立て直して即座に滑り始めたが、

「ロミオ」を演じてきた1人の日本人の若者が

そこから豹変したように感じた。

「2012 ニース フ...」の画像検索結果

体力的にきつく、

スピード感、躍動感が失われるのが定石のはずの後半なのに、

激しく肉体をむち打つようにしならせ、

ジャンプを次々決め、

肉体の限界をさらけ出すように乗り込んでいった。

「嘘としか思えない驚きの瞬間」だった

20160202_yr9-1.jpg

そして、吠えた。

最後の見せ場となるコレオシークエンスに入る直前、

なぜか理由はわからないが、羽生は吠えた。

悲恋の物語の象徴と言うにはあまりにも異質な雄たけびをとどろかせるように。

その瞬間、観客席からは顔、口の細かな動きまでは見えないはずなのに、

 

一瞬の静寂の後、会場の熱気が急騰した。

南仏の陽気さが生む「熱」とは異なる、

羽生の動きが生み出し、波及させた「熱」が会場を覆った。

それも突如に。

「2012 ニース フ...」の画像検索結果

映画批評家にして、傑出したスポーツ批評も行う元東大総長の蓮実重彦氏は、

著書『スポーツ批評宣言』の中で、こう記す。

「スポーツには、嘘としか思えない驚きの瞬間が訪れる。

また、人はその驚きを求めて、スポーツを見る。」

羽生の演技が終わり即座に考え込んだ。

興奮と、驚嘆と、畏怖と。

 

スポーツを見ていて、

”嘘としか思えない瞬間を生み出せる逸材”に

出会った時間だったのだと

 

<阿部 健吾 2015年11月27日>

関連記事

羽生選手がメッセージ「真っ暗だからこそ見える光があると信じてる」&「ANA医療ガウン支援」

https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12590329204.html

https://ameblo.jp/mydesu/

 chiffon。さんのツイより
 今日の放送予定
 04/19(日)23:55~24:55
 日テレ
 Going! Sports&News
 黄金世代!94年生まれアスリートSP
 ▽フィギュア羽生結弦、こだわりの食生活