モントリオール世界選手権の中止からひと月以上が経った
羽生選手は中止を受けたコメントの中で
新型コロナウィルスについても次のように言及していた。
「・・・・・今回の中止を受けて新型コロナウイルスについて、
また、ウイルス感染について考える機会ができたと思っています。
このような対応がなされたからこそ、より一層、
注意を払って生活していかなくてはと思いました」
羽生選手は小さい頃から喘息と戦ってきたこともあり
また運動科学の立場からも医学には強い関心をもつ。
上記のコメントにはコロナ危機に立ち向かう決意が感じられる。
アスリートにも感染が広がる中
コンディショニングは戦いの要と言えよう。
新型コロナ対策として重要な手洗いについて
素晴らしい先見の明があったとして今注目される医師がいる。
19世紀の医師ゼンメルワイズの「命がけの手洗いの話」を紹介したい。
その悲劇は決して過去の話ではない,。
命がけで”手洗いの大切さ”を
唱えた医師の話
「医師ゼンメルワイスの悲劇」より
🔶19世紀半ばこの手洗いが重要なことを初めて唱えたのは
ゼンメルワイス(1818~1865)というハンガリー人の医師だった。
彼はウィーンの産婦人科に勤務していた時
出産後の女性たちが産褥熱(さんじょくねつ)という病気に
次々にかかり赤ん坊をのこしたまま死ぬのに衝撃を受けた。
この病院には2つの産科があった。
医師が多くいる第1産科では
死亡率が約10%だったのに対し
助産婦の養成を目的とする
第2産科の死亡率は4%未満にとどまった
噂は外いも広まり入院した女性たちは
医師の足にすがりついて
第1産科には回さないで斗必死に訴えたという。
🔶ゼンメルワイスは二つの産科施設の違いを
様々な角度から比べた。
そして第1産科の医師たちが
産科死者を解剖して原因を調べる際に
手に何らかの病毒が付き
それが産褥熱を媒介すると考えたのだ。
ゼンメルワイスは解剖の後に接見の手洗いを励行し
においをとるために塩素水に手を浸し
爪切りも入念にして問題を解決した。
それはウィルスどころか最近の知識もない時代に
大変な先見の明だった。
🔶ところが当時は”医者の手が
病気をうつす”という考え方は危険視された。
19世紀までの欧州の外科医は
手術の血が赤くこびりついたままの
革製エプロンをつけることを
職能の誇りとしていたほどなのだ。
ゼンメルワイスは学会から排斥され
過度の飲酒などで心を病んだと診断されて
精神療養所に閉じ込められた。
そして脱出を試みて衛兵から受けた
暴行などがもとで1865年に死亡。(47歳)
🔶フランスの細菌学者パスツールが
学会でゼンメルワイズの功績を讃えたのは
没後24年のことだった。
以上は医師ゼンメルワイズの悲劇・南和嘉男著講談社などによる。
今は幼児もごく当たり前のようにするせっけんによる手洗い。
細菌やウィルスを洗い落とすことで
物理的に除去することがわかっている。(西日本新聞)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/599123/全文
朝日デジタルでもゼンメルワイズの記事が。↓
ゼンメルワイスは「感染制御の父」と呼ばれているそうだ。
https://www.asahi.com/articles/ASL1L5RTML1LUBQU00Y.html
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今日はISUのオンライン会議が行われる。
生産的な話し合いが行われますように
田中宣明 たなかのぶあきさんのツイより
アイスジュエルズ 12号
いつもありがとうございます。
ここでひとつ皆さんにお聞きしたいことが。
「今までのバックナンバーの中でいちばん
好きな表紙はどれですか?
ちなみに、2位もおしえてくだるとありがたし。」
バックナンバー|アイスジュエルズ 舵社
スポーツ報知東京販売局さんのツイより
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前記事🔶「もし僕がユヅの立場だったら」(ハビエル・フェルナンデス)
https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12589679010.html
~読者の方のコメントより~
「オリンピックの舞台の本番で氷の上に立った時
ようやく滑ることが出来るようになったという
解放感幸福感もまたあったに違いないと思っています。」
ここで涙腺崩壊しました(*´▽`*)
2人ともステイヘルシーで!!