今季はすでに6試合フル出場

これは何年ぶりだろうか

2016年には

ファイナルで史上初の四連覇を果たしたのに

不運にもインフルエンザにかかり全日本は欠場となった。

その後五輪シーズンも次のシーズンも

右足首の大怪我でファイナル出場が叶わなかった

ところが今季はオータムクラシック・スケートカナダ・NHK杯と

3連続の金メダルGP2戦は300点越えだった。

続いて超過密スケジュールの中ファイナルと全日本にも出場

そして四大陸の優勝で6試合をこなした。

 

大きな怪我に何度も見舞われてもなお続くこの活躍

2.7シーズンをカウントする世界ランキングは重なる欠場が響き

それでも2位につけているが実は

🌹フル出場の御褒美のようなランキングがある。

それは「シーズン世界ランキング」である。

復習から

世界ランキングは2.7シーズンのポイントを表す

ポイントの比率

2019-20シーズン=100%

2018-19シーズン=100%

2017-18シーズン=70%

羽生選手は五輪シーズンも2018-19シーズンも

怪我でファイナルに出れなかったのが響き

2.7シーズンで競う世界ランキングは

現在ネイサンチェンに次ぐ2位である。

1位ネイサン4810ポイント 2位羽生4629ポイント

🔶一方今季のみのシーズン世界ランキングは

どうなっているだろうか


試合ポイントはどちらも変わらない。

ー試合ごとのポイント10%ずつ減る

●世界選手権or五輪1200ー1080ー

●四大陸or欧州  840-756-

世選と四大陸(ユーロ)は最終的に

高い方のポイントがカウントされる

●GFファイナル   800-720-

●GFシリーズ    400-360-

●チャレンジャーシリーズ(B級)300-270

 

羽生選手の現在のシーズンランキングのポイントは

🔶四大陸 優勝 840ポイント

🔶GP ファイナル 2位 720ポイント

🔶GPシリーズベスト金 400ポイント(どちらも金だが)

🔶B級オータム金    300ポイント
TOTAL 2260
四大陸に出ていないネイサンのために
ファイナルまでを計算すると
羽生   720+400+300=1420ポイント
ネイサン 800+400=1200ポイント
実はネイサンはB級(チャレンジャーシリーズ)に出ていないので
ファイナルまでの時点でも羽生選手が一位となる。
ランキングには様々な基準があり
この基準に照らせばフル出場を成し遂げてきた
羽生選手が一位なのである
世界選手権でどうなる?
世界選手権が終わると四大陸やユーロに出た選手は
高い方のポイントがカウントされるので
ユーロや四大陸に出ていなくても関係なく
世選のポイント次第となる。
🔶羽生選手が一位でネイサンが2位なら
羽生1200+720+400+300=2620
チェン1080+800+400=2280
🔶ネイサン1位羽生2位なら
チェン1200+800+400=2400
羽生1080+720+400+300=2500
 
つまり羽生選手は世選が1位でも2位でも
今季シーズン世界ランキングは1位であることが判明した。
以下は四大陸終了時のランキングですが
ネイサンチェンが14位なのは四大陸に出場していないためで
世選が終われば上記のように2位か1位に上がってきます。

世界ランキング一位の紀平選手はシーズン世界ランキングでは現在3位である。

シーズン世界ランキング2020

ISU Season's World Ranking 2019/2020

Rank Points Name Country Season Best Best 2nd best Best 2nd best
1 2260 Yuzuru HANYU JPN 2019/2020 840 720 400 300  
2 2242 Dmitri ALIEV RUS 2019/2020 840 472 360 300 270
3 1837 Boyang JIN CHN 2019/2020 612 525 400 300  
4 1705 Morisi KVITELASHVILI GEO 2019/2020 680 292 213 270 250
5 1678 Jason BROWN USA 2019/2020 756 360 262 300  
6 1669 Daniel GRASSL ITA 2019/2020 612 250 207 300 300
7 1624 Matteo RIZZO ITA 2019/2020 551 324 236 270 243
8 1527 Alexander SAMARIN RUS 2019/2020 325 583 400 219  
9 1425 Artur DANIELIAN RUS 2019/2020 756 225 225 219  
10 1337 Nam NGUYEN CAN 2019/2020 496 360 262 219  
11 1278 Kevin AYMOZ FRA 2019/2020   648 360 270  
12 1237 Deniss VASILJEVS LAT 2019/2020 496 262 236 243  
13 1229 Keegan MESSING CAN 2019/2020 402 292 292 243  
14 1200 Nathan CHEN USA 2019/2020   800 400    
15 1197 Junhwan CHA KOR 2019/2020 551 236 191 219  
16 1185 Yuma KAGIYAMA JPN 2019/2020 680 255 250    
17 1152 Camden PULKINEN USA 2019/2020 293 292 191 198 178
18 1080 Makar IGNATOV RUS 2019/2020   324 213 300 243
19 1059 Kazuki TOMONO JPN 2019/2020 446 262 191 160  
20 980 Adam SIAO HIM FA FRA 2019/2020 293 164 120 243 160

 

FNNファンスポ放映の羽生選手独占インタビューの内容をを

読者の方が教えてくださいました。

キリトリでなく繋がっているのでとても分かりやすく

思いが伝わってきますね。ありがとうございました。

四大陸を終えてFNNファンスポ放映の羽生選手独占インタビュー
「もっと今までって

なんかここまでやりきらなきゃいけないとか、

ここまで跳ばなきゃいけないとか、

そういう事にすごく追われていた気持ちがあったと思う。

なんかそれがなかったんですよ今回は。

🔶自分の演技さえ

しっかり出し切れれば良いんじゃないかなみたいな。

なんかそれがすごく心地よかったっていうのと、

自分が一番 競技のフィギュアスケートとして

やりたい事なんじゃないかな。
🔶今回のSP、あのクオリティを

SEIMEIでも出したいなっていうのがすごく強いので、

あれが出来れば自分の中で胸を張って最強だって、

自分の中での最強だって言えるんじゃないかなって

思うんですよね。

それを世界選手権では目指したいです。」

前記事🔶日本が待ち焦がれていた瞬間だった

★ソチ五輪金メダル6周年によせて

https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12575182146.html