四大陸選手権2020

🔶会場 韓国ソウル

🔶日程(日本時間)いよいよ来週です

2/4(火)公式練習

2/5(水)滑走順抽選

2/6(木)女子SP

2/7(金)男子SP

2/8(土)女子FS

2/9(日)男子FS

322.59点をマークしたスケカナ
異次元のフリー
フリーだけで212.99 TES116.59PCS 96.40
だがこのPCS を見て欲しい
96.40は極めて辛い採点だった
しかし全米は違う。
ファイナルより不調だったネイサンフリーでもお構いなしの爆盛りPCS
ジャッキーさんも高すぎと言ったとか。
トリノファイナルではラファコーチ自身もその高さに驚いていたという
どうしたフィギュア界の審判たち

全米2020

前回書いたようにネイサンチェンのフリーの結果は

想定内の出来事である、後日分析するかも

ファイナルよりかなり構成を落としてもこの得点なのが
ナショナルバイアス全開の全米の憂うべき現実なのだ。
そしてもう一つの流れは羽生包囲網である
それはネイサンに限ったことではない

今回フリー2位の得点を見て驚いた。ここまでやるとは

スコアはすべて非公認です

涙の訳

ジェイソンブラウンがどんなに努力してきたかはよく知っているつもりだ

2018年の全米で台落ちした苦悩と
クリケットに来るまでの葛藤も。
そして彼の理想も
培ってきた高い芸術性も
トレーシーの熱心な指導も
交通事故からの復活も。
そして今回どんなに頑張ったことか
だからその健闘を讃えたいと思う
しかしそれと採点は全く次元の異なる問題である
これから書くことは
ジェイソン自身とは全く関係のないことだ。
あくまで全米での憂うべき採点の実態を書いている。

 

ジェイソンは4Tに挑戦したが失敗(ダウングレード)

それでもこの得点だった。フリー191.89点。 

私はその数字を見て愕然とした。
2018年フィンランド大会の羽生選手の栄誉が頭に浮かんだのだ
 
ISUフィンランド大会2018GP 初戦
4T+3A+SEQ 世界初の成功
SP世界最高得点106.69点   
FS世界最高得点190.43
総合点世界最高297.12
ルール改正後の世界最高記録は
2018ファイナルでも破られなかった(羽生不在)
つまりネイサンはこれに届かなかった
🔶2018ファイナルネイサン282.42SP92.99FS189.43
ジェイソンの全米フリーは
ファアイナルVネイサンのフリー189.43より高得点なのだ
同じく総合点もである
世界選手権2019
そして世界選手権で羽生は自分を越えた
🔶羽生選手のフリーは 206.10 総合300.97
🔶3位 ヴィンスのフリーは186.97  総合281.16
今回のジェイソンのフリー191.89と総合292.88は
2019年世選3位のヴィンスより高いことになる。
何度も言うが国際試合では絶対にありえないことだ。
それは全米だからできること。
ヴィンスはこの結果をどう感じるのだろう

全米では4回転をひとつも成功させなくても

世選3位より10点高い総合292.88を与えられたのだ。

昨年中国杯2位の四回転なしのハンヤンのフリーは
大きなミスもなく見事だったが162.99点だった.
PCSの危機
話を戻そう
ジェイソンの今回のフリーは191.89 TES95.61 PCS96.28
オータムから進化させたフィンランドのオリジンを
貶める採点に言葉を失う 
フィンランド大会の羽生選手のPCSはわずか92.42だった
何ということだ。
🌹世界選手権2019感動のオリジンのPCS も95点台に留まったが
それでもこれは一位だった
世界選手権では羽生選手が唯一ネイサンのPCSより高かった
🔶今回のネイサンフリーのPCSは97.72  Why???
思い出してほしい
2017年のヘルシンキ世界選手権
羽生選手が舞ったホープ&レガシー
あのゾーンに入った感動のフリーそのPCS は97.08
全てが完璧だった美しいホプレガが掴んだPCS を越える演技とは
よほどの演技でなければならないはず。
全米はナショナル加点爆盛りなんだから
そんな常識は否定されるべきです。
「アメリカ国旗」の画像検索結果
🔶爆盛りを可能にしたのはGOE+5のオンパレードとPCSだ
そして演技構成点が点数上げの道具になっている
ネイサンの全米得点がどうしてあんなに高いか
折山淑美さんが書かれていたことがそのまま当てはまる。
🔶「ISU(国際スケート連盟)公認記録にならないその得点は、
国内大会であるがゆえに少し高めに出されたものではある」
 
だが事情は国によって大きく異なる。それが不公平を読んでいる
アメリカは少し高めどころではない。やりたい放題で秩序が見えない。
 
昨年1月ユーロ前
🌹ジェイソンは羽生選手の大切なチームメイトだ
2人は互いに尊敬し合っている
銀メダルはジェイソンの努力の賜物。
だからこそその得点は
誇りある公正な得点でなければならなかった。
最後にジェイソンの頑張りとその美しいを再度讃えたい
そして銀メダルおめでとう
🔶残る懸念はメディアがこの結果をどう伝えるかである
報道する側の怠慢は許されない
 
🌹さあもうすぐ四大陸だ。気持ちをリフレッシュさせなくては
【四大陸選手権】アメリカ代表は
 ジェイソン・ブラウン 樋渡知樹 カムデン・プルキネン
【世界選手権】 ネイサン・チェン ジェイソン・ブラウン ヴィンセント・ジョウ
 
もうすぐ2月。庭の梅の蕾も膨らんできました
 
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