喪失感から収穫へ★羽生銀「ボストンと埼玉の大きな差」
昨夜の報ステでネイサンチェンへのリスペクトと新たな闘志を見せた羽生選手を見て大人げないほど興奮してしまったがそれには訳があった。それは3年前の記憶。
ちょうど3年前羽生結弦は喪失感に襲われていた。ボストン世界選手権は世界最高得点を出したシーズン最後の大舞台だったがフリーで崩れ銀メダルだったのだ。 左足甲の怪我のため腫れあがった足で滑ったあの日の写真は見るだけで涙が出そうになるほど彼は落ち込んでいた。喪失感というものを痛いほど味わいトロントに戻った彼は毎日のように悪夢にうなされた。 だが彼は乗り越えた2017世界王者に帰還した
ー羽生は燃えている！！！ー
ところがメダルの色は一緒でも今回彼の反応は全く違っていた。バックヤードに映ったのは「負けたー」「カッコいい」と子供のように叫ぶ「超悔しいけど楽しいぜ」みたいなとにかく次へのパワーをみなぎらせた姿だったのだ。3年前との違いを振り返ると今回の収穫が浮かび上がった 🔶プルシェンコに捧げる「オリジン」は目標の４Loの成功で大きな達成感があったそれは公式練習で見せた最後の最後まで諦めなかった鬼気迫る練習の結果だった。 練習が活きた納得の神演技でフリーの自己ベストを大きく超えた。平昌のように！というプレッシャーも凄かったのに目の前の試合に集中し、よくぞ乗り越えたものだ。
収穫❶達成感 と進化 ボストンWr.は330.43後の 世間の期待も自分の期待もすごかった。 フリー本番ではかつて経験したことのない緊張感に襲われミスを連鎖。試合後身体と心と頭のバランスが最後のテーマと語った。左足甲の怪我も深刻だった. 🔶ネイサンが全力を出し切った上で負けたこと。これは羽生の勝負哲学である。 互いに全力で戦うそれが彼の理想なのだが滅多にそんな機会はないものだ。羽生選手は今回ネイサンの成長を実感したのである。宿敵へのリスペクトが本当に清々しい。それはプルシェンコが羽生少年の成長を喜んだのと似ている。 ハビエル引退後の ワールドの収穫はネイサンという強いライバルの出現だ。彼はネイサンの成長を喜んでいる！！！ 彼が19歳の頃日本の先輩たちはその成長を喜んでくれただろうか？
収穫❷強いライバルの存在
🔶進化への渇望 自分との孤独な戦いから競い合う戦いへーソチ五輪の戦いはパトリックの大きな背中を追いかける戦いだった。出会った頃大きな差を感じた偉大なパトリックにぐんぐん迫っていったあの頃のゾクゾクするような成長への渇望が今回芽生えたのであろう。修造さんの前で語る羽生選手はまるで16歳の初対談の時のようにやんちゃだった。「悔しいけど楽しい」その前向きな表情に3年前の「ボストンの悲劇」を彼は自力で大きな成長のための大切な物語に変えてしまった！そう思えた。10代の頃彼は負けても落ち込まないタイプですと言っていたがソチ後は勝ってあたりまえとされ負けることは許されない立場になったのである。そんな重圧を誰が理解できようか。
収穫❸進化への渇望という
ただ返す返すもSPの４Sの痛恨のミスは本当にもったいなくて悔しい。でも本人はそのミス自体を許せないのだろう。SPとFS揃ってのノーミスは本当に難しいことを知ってるからこそネイサンを尊敬できるのだ。
最後の追い込み練習で「泣いた」 ガッツポーズに込めた思い
２３日のフリー演技後、リンク上で右手を突き上げてガッツポーズした羽生。 そこには、ある思いがあった。 「血がにじむような努力を本当に、今回もしてきた。本当にダメだ、疲れた、これ以上動けない…っていうのを、ほぼ毎日のように繰り返してきていて。最後の一番追い込んだ日、トレーニングで追い込んだ日、自分、泣いたんですよ。その泣いた気持ちが、ああ、これでもう、苦しい日々が終わった、と。フリーの時の自分に『この苦しみに耐えたから、後は幸せをお前に託すよ』って思って、こうやって（右手を突き上げて）たんですよ」と自然と右手拳を突き上げていたことを明かした。 デイリー
https://ameblo.jp/mydesu/
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必ず返信させて頂きますので少しお待ちください、