2018スケカナ男子SPでチャ・ジュンファン選手の実況解説中にマッシミリアーノさんが語ってくれた素敵なエピソードです。マッシさんは羽生選手とチャンの関係をこう語る「チャと羽生の関係性は驚異的で、羽生は彼をある意味で後継者に指名しているところがある」と。
オータムC大会2日後トロントのクリケットクラブでチャのためのささやかなパーティーが開かれた。羽生はチャに尋ねた「これはどういう会なの？何かあったの？」チャ「僕のためのパーティーです。僕が2位になったからママがこのような会を開いてくれました」羽生は彼を見つめてこう言った。「散々な演技だった僕に次いで2位だ」チャ「だって君には絶対に勝てっこないよ」
羽生はこう言った「シニアに上がった時、僕は全ての選手を尊敬していた。 そして中でも最強の選手達の写真を持っていた。彼らに勝ちたかったから。君も・・・・・なぜなら君は僕に勝たなくちゃならないからだ。でもよく覚えておくんだ。今回、君がやったように大会で2位に終わるより最悪なことが一つだけある。 僕がやったように酷い演技で1位になることだ」
本当の一番
羽生選手は１７歳の時こう語っていた （ジュンファンは今17歳だ）
「僕がプルシェンコを英雄として尊敬しているのはやはり彼が勝ち続けているからです
彼は一度勝って満足している選手ではない。
一回ではまぐれだったり奇跡だったりするかもしれないし
やはり勝ち続けることにこそ意味があります。
僕も世界ジュニアで優勝した時ジュニアファイナルで優勝した時
それほどうれしくはなかった。どちらも一回限りの優勝ですし
その上 今自分にそれほどの力がないこともわかってた。
みんなが失敗したから一位だったんだということもわかってた。
やっぱり一番かっこいいのは
全員がパーフェクトで その中で勝つということ
そんな『本当の一番』の味を知りたいんです。」（蒼い炎）
「一番感動したのは、（羽生選手が）
周りの人が悪くなって自分がトップを取るのではなく、
周りもベストを尽くした上でトップになるというところ。
その精神というか、研鑽に 研鑽を重ねて
演技に反映するのが 素晴らしいなと思いました」(尾上菊之助)
2度のオリンピックで一番になった羽生選手だが、
今その喜びの違いがよくわかる。
ソチでは悔いの残るミスをしたユヅルとハビエルだったが
平昌に向けて二人は全力を尽くしやりきった。
あの喜びは自分だけでなく二人分の喜びのように思える。
ハビ兄が新たな旅に向かい、クリケットでは
羽生選手が ジュンファンたちにとって兄のような存在だ。
たくさんのすばらしい化学反応が起きますように☆彡
今週はいよいよヘルシンキへ 羽生選手を本当の一番が待っている
GOGOYUZURU！！！
元記事です↓
http://pianetahanyu.altervista.org/イタリア解説eurosport版「チャ・ジュンファンと羽生結/