Potential

 伸びしろが一杯のジュニアの選手たち

 羽生選手もまだまだ伸びていく。
 

  羽生結弦 2018-2019   フィギュアスケートシーズンカレンダー                     

   能登直人写真撮影

 

写真家の能登直さんも中学生の頃からずっと見守り

支えてくださった

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2017世界選手権フリー「ホープ&レガシー」

昨日ジュニアの演技を観ていて

つくづく羽生選手のジャンプの迫力の凄さを思った。

移動の大きさも美しさも異次元なのである。

 

「3回転でもGOE5がつけば」

これはルール改正時のメディア記事で気になった文言である。

3回転のGOE5など簡単につくはずがないと思ったからだ。

そのわけは

4回転では何度もGOE満点を取った羽生選手だが

3回転ジャンプではGOE満点(2.1)は一度もなかった。

もちろん他の選手もそうだった。

3回転のGOEは抑えられていた?

「2017世界選手権...」の画像検索結果

例えば世界最高得点のホプレガ。あのように

世界を感動の渦に巻き込んだ演技の3Fでも

GOEは21223322224回転よりうんと低かった

(そもそもこの試合のGOEは低すぎると問題になったが)

平昌五輪フリー男子の3回転

「平昌五輪 フィ...」の画像検索結果

羽生   4S  3233333    4T  3233333        

羽生   3F  3322222

パトリック3F  22222

宇野  3Lo 112222

ハビエル3Lo 22222

3回転は一流選手でもこんな評価だったから

こう解釈していた。

4回転は誰でもはできない難しい技だからそれより易しい

3回転の加点はやや抑えられているのだろうと。

 

ジュニアGPスロバキア

JGP男子フリーライスト
00:11 ゴゴレフ00:25 須本光希

 

しかしルール改正となれば

そのあたりの基準も変わるのだろうかと気になっていた。

そして女子の一位

シェルバコワの動画とプロトコルを見比べて唖然としたのである。

ISUの試合で男子では見なかったGOE5が並んだのだプロトコル(こちら)

 

「3回転にGOE5が」

  3F     545543335

 3Lz3Lo534433334

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 参考 LSp4   544545445
動画を見返したが3回転のジャンプ評価には戸惑っている。
確かに流れるようにプログラムに溶け込んでいて
特に繫ぎの美しさは高く評価したいが5段階で最高の
GOE5とはもっと先にあるものだろう。
ジャッジのGOE平均は4.1これが妥当ならば
これまでの3回転の低い採点は何だったのか。
平昌のメダリストたちの3回転では1もいくつもあった。
これまで少なくとも男子については
4回転に比べて低く押さえられていた3回転は
3回転という難度に関係なく加点がついていくのだろうか

 

 なおJ4とJ9は7つの要素に4と5しかつけていない
 これはジャッジとして冷静な判断なのか?
   <J4> 4544554
   <J9> 4544545
またこの満点の山は旧ルールでは考えられないことだ
この先彼女も もっと成長していくだろうに

       ジャンプGOE新ガイドライン6  

   < GOE5は 1~3を含む5項目以上をクリアしなければならない>

     (1)高さおよび距離が非常に良い

           (2)踏切および着氷が良い

         (3)開始から終了まで無駄な力が全く無い

           4、ジャンプの前にステップ,予想外または創造的な入り方

           5、踏切から着氷までの身体の姿勢が非常に良い

           6、要素が音楽に合っている    

GOE5の理想を下げてはならない。

心からそう願う
TESとPCS
次に今回問題提起したいのは
演技構成点PCSと技術点TESのバランスである。
シェルバコワのTESとPCSは
 
  TES43.40>PCS29.78
 
そもそもこのルール改正の一つの理由は
TESとPCSのバランスが崩れていくことを
懸念したものではなかったのか

「コストナー フ...」の画像検索結果

ルールが違うので比べられないがコストナーのSPは

TES35.06 PCS38.09TSS73.15だった。
 
シェルバコワ選手のPCSは
7.36/7.25/7.54/7.54/7.54
とまだ7点台である。これからPCSも上がっていくのを楽しみにしたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
ゴゴレフ3Lz-3T   333233443 3F302221322

須本 3Lz-3T  333232333 3F333333443

 

男子ではGOE4は複数見られたが

GOE5はさすがになかった。しかし

この2人の演技はとても心動かされた。

 

須本選手の振り付けはSPもFSも

羽生選手が仙台で師事した

阿部奈々美先生なんですね!

フリーの振りも楽しみです
 
新ルールになっての成績を見ると
まだバラツキが目立ち
ミスのあるなしが大きく影響するこれは予想通りだ。
今夜のフリーは・・・
フェアーな採点を願うばかりである。
 
PS.

羽生選手が4Loを成功させたシーズンに頂いた忘れられない

コメントがある。「(4Lのために)大好きなユヅの3Loが

見られなくなったら寂しい」というものだった。それほどに彼の

トリプルジャンプは人の心を揺さぶるものだった。

ヘルシンキでは見れなかった3Loを平昌で魅せてくれた。

 

 スポーツナビさんのFBより
 【アプリ特集】「羽生結弦 進化へのステップ」を公開しました。
 フィギュアスケート人生において、何度も得点記録を塗り替えてきた
 羽生選手。その進化の軌跡を本人の言葉とともに振り返ります。
 スマホでご覧ください。(写真:坂本清)
 こちらです (アプリダウンロードすれば全部見られるみたいです)

 
 
前記事
羽生の美しい4回転とロシア女子の4回転(中庭健介)

https://ameblo.jp/bluedragonaz/entry-12399774041.html

読者の方のコメントより

JGPの動画とプロトコルをいくつか見ました。
最終的に出る点数と順位だけを見ると、こんなものかなとあまり気にならないのですが
プロトコルを見ると、衝撃を受けます
GOEがバラッバラ 同じものに0と4があったり、マイナスと3があったり・・・
4点は気前よく出ているけれど、5点はさすがにないと思っていたら(男子)
シェルバコワ選手は、大判振る舞いなんですね?
確かに彼女のジャンプの回転の速さとか、フリーレッグの美しさとか、繋ぎの濃さとか、おおお!、とはなります
なりますが、それは多分に13歳女子でこんなに・・・ということもある・・と思うのです(;^_^A

https://ameblo.jp/mydesu/entry-12398321152.html?frm_src=thumb_module

JGPショート シェルバコワ選手動画

https://www.youtube.com/watch?v=FOzD7vSJkCY&feature=youtu.be