ブログのコメント欄で 時折 読者の方同士の熱く真剣なフィギュアトークが
始まることがある これは嬉しいことだ。話題はもちろん羽生選手とフィギュアの事。
小さなブログだが自由な羽生選手へのエール☆発信基地になったらいいなと思う。
彼の夢の舞台が近づいている。
今回は羽生選手の好敵手ネイサンチェン選手の話から始まって
羽生選手の凄さを再認識することになったようだ。四回転時代の矛盾も
浮かび上がる。対談はKM さんとLPさんのお二人です。
対談を読んでいただく前にPCS 演技構成点とは何かをまとめてみた。
演技構成点(PCS)
略記号 | 項目名 | 評価内容 |
---|---|---|
SS | スケート技術 Skating Skills |
プログラム全体の、スケーティングの質やスピード、その変化など。 |
TR | 要素のつなぎ Transitions/Linking Footwork |
要素と要素の間の、ステップなどのつなぎ。要素への出入りの特所など。 |
PE | 動作/身のこなし Performance/Execution |
音楽に合った身のこなし、スピードの変化、演技をしているか。 |
CC | 振り付け/構成 Choreography/Composition |
調和のとれたプログラム構成、またハイライトの分布になっているか。 |
IN | 曲の解釈 Interpretation |
音楽を理解し、それに合った動き・表現がされているか。 |
羽生&ネイサンを熱く語る
ネイサンチェン選手のPCSデータを調べてくださったKさんのコメントに
共感されたLさんから返信のコメントがきた。語り合いの中で深まる思いに
深い共感を覚える。
KMさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
今朝の朝日新聞に羽生選手と宇野選手の比較記事があり、
2017年の国際大会における平均点が載っていました。
演技構成点(PCS)は SP 羽生…47.36点。宇野…45.51点。
FS 羽生…93.83点。宇野…91.46点
ナショナルと国際試合
PCSにも大きな差が
面白かったので、ネイサン選手のも計算してみました。
(USインターナショナルを除く6試合の平均点)
昨年の四大陸の前に行われた「全米選手権」でも
ネイサン選手は今回の全米に勝るとも劣らない(高い)得点、PCSを出していましたが、
そう簡単に国際大会には反映されないようです。
国際試合PCSSP43.57点FS86.82点 全米フリーPCS94.92?
SPのPCS最高点は先日優勝したGPF(名古屋)で、45.18点。
フリーのPCS最高点は優勝した昨年の四大陸の 88.86点ですが、
5項目の最高値は(10.満点中)9.25点。ほとんど8点台です。
同じ試合の羽生選手のPCSは 94.34点だったのですよ(最高値 9.75点)。
全ての試合で
ネイサンは フリーのPCSで1番になったことがない。
今季もロステレでは羽生選手、スケアメではリッポン選手、GPFでは宇野選手が
最も高いPCSを得ています。
優勝してるのにね~!(それだけTESの基礎点が高いということ。)
LPさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
面白いデータをありがとうございます!
ー昨年の四大陸の前に行われた「全米選手権」でも、
ネイサン選手は今回の全米に勝るとも劣らない得点、PCSを出していましたが、
そう簡単に国際大会には反映されないようです。ー
そうですよね~(*´▽`*)。そうとは思いましたが、
具体的な数字で検証していただけると、やはりほっとしますね。
今は、アメリカの期待を担って、五輪金メダルだけを狙っているのかな?
それには基礎点を上げるしかなく、
どれだけ4回転を成功させるかにフォーカスしている、と。
しかしね~、
ソチシーズンの時羽生くんが
パトリックを追いかけて追い抜いけのは、
エレメンツの質とPCSを上げることに
成功したからなんですよね~・・・。
曲をバックグラウンドミュージックとしか捉えていないままでは、無理と思うんですよね~。
あ、繰り返しますが、ネイサンのこと、私は好きですよ(^_-)-☆
KMさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
良かった。LPさんに喜んでいただけて。
(*^▽^*) 大分お怒りでしたものね~。
ネイサンは国際大会で
フリーPCS89点の壁をなかなか越えられない。
羽生選手は同じジャッジで95点以上出すのに
その6~7点前後の差を埋めようと
基礎点稼ぎに走るわけですが、
失敗すると悲惨なことになる
(これは宇野&ボーヤン選手などにも言えることです)。
全米でも3Aが1Aになったのなどは さすがに盛ることも出来ず、
ジャッジ全員が0か-1。国際大会でしたらもっと引かれるでしょうね。
ジャンプに失敗すると音楽とずれる…
ということを繰り返しているので、
音楽に振り付けを合わせよう…という意識がそもそも無いのではないか?と思います。
印象に残るポーズも無いし、
スピンもただ規定回数をこなしているだけ…
スピンの最中に音に合わせて手を上げたり、
姿勢やスピードまで変える
羽生選手や宮原選手のような演技を
彼にもしてもらいたいのですが…。
ヴィンスも回転不足の<が グサグサ刺さっていたので、
彼を代表に選んだのは驚き。
PCSも国際大会では7点台が多く、
どちらかと言うと北京五輪に向けての経験を積ませる為か…と思います。
なんて話をしていると、
また羽生選手の芸術的な演技を見たくなりますね~。(*^ー^*)
LPさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
はい、怒っております( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
ネイサンやヴィンスにではなく採点に(;^_^A(-_-;)
Mさんは、ネイサンに容赦ないですね(;^_^A
手厳しいこと! 気持ちいいくらい。
彼も、ヴィンスも羽生くんをリスペクトして憧れてくれているんだったら、
もっと学んでほしいですね。
というか
羽生くんのようにはできないんだろうな~。
みんな・・・宇野君も含め。
と思う今日この頃です・・・。
なにせただでさえ難しく、体力のいる4回転を入れたプログラム。
手を抜けるところは抜いてまとめようとするわけで。
諸悪の根源は、そうしても大して点差がつかないこと(´;ω;`)ウゥゥ(# ゚Д゚)
誰だって安易な方に流れます。
羽生くんの高難度で芸術的なスケートは
「一日にして成らず」です。
それが報われないようでは、スケートの未来はありません!!!
KMさん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
宇野選手が優勝し、ボーヤンが銀だった
2015年の「世界ジュニア選手権」。
この時 ネイサンは4位だったのですが、
とても細やかな演技をしていました。
フリーはショパンのピアノ協奏曲第1番。
ほとんどクロスでこがず、
ステップで繋いでいく繊細な表現。
4回転も跳んでいましたが、どちらかというと表現力重視という感じでした。
そういう演技も出来るはずなのに
今は「クワド狂」に変貌してしまい、悲しいです。
だから厳しくなってしまうのだと思います。
羽生選手のようには誰も出来ない。
その羽生選手だって、17歳の「ロミジュリ」を見ると、
今よりもずっと荒削りですけど、
でも魂を揺さぶる何かがありましたよね。
若いから…、というのは関係ない。
ただただジャンプでTESを稼ぐのではなく、
そういう演技をしてもらいたいのです。
まだ続くのですが今回はここでTHE END
今スポーツの倫理が問われている。フィギュア界でもアメリカの五輪代表決定のドラマが
注目を浴びたがそれらの基準になっているのが採点だ。
ナショナル(確認したのはロシアとアメリカ)の採点と国際試合のそれとの大きな差-そこに倫理はあるのか。
アスリートへのリスペクトはあるのか。アスリートの努力に1点の重みを思う。
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Get well soon ‼️
GOGOYUZURU!!!