Technical Panel &Judge Panel

 

平昌五輪で披露する羽生選手の演技。それは「目指せオリンピック金メダル」と

誓った日から積み上げてきた汗と涙の結晶だ。

そのメダルの色を決める採点は審判たちの複雑な共同作業である。

フィギュアの試合を支えるプロプロフェッショナルにも真剣勝負のシーズンが始まる!

 

 

-選手の演技中に審判が行っていること-

 

「2017バラー...」の画像検索結果

 

テクニカルパネル(5人)

テクニカルコントローラー(TC)テクニカルスペシャリスト(TS)

アシスタンテクニカルスペシャリスト(ATS)

●データオペレーター(DO)・リプレイオペレーター(RO)

 

「2017バラー...」の画像検索結果 

🔶選手の実施した各要素の名称を認定する 

(ジャンプなら回転数、ステップ・スピンならレベルなど)

🔶基礎点が決まり送信→ジャッジへ

 

「2017バラー...」の画像検索結果

2人のオペレーターはコールされた要素名を入力したり要素ごとに

 

ビデオの該当部分を切り出す仕事を行うが二人の能力が高いと

 

テクニカルパネルの作業がスムーズに進むという。

 

「レビュー」がかかる時

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要素名を送信するときレビュー事項も一緒に送信される。

 

レビューのかかった要素についてはその選手の演技終了後に見直される。

 

「レビュー」の理由には

 

スピンやステップのレベルへの疑問や

 

ジャンプの回転不足や不正な踏切エッジの情報等々

 

いずれの場合も演技終了後個々のレビューについて理由を確認したうえで

 

必要な部分だけをビデオで確認する。

 

「2017バラー...」の画像検索結果

 

すべてのレビューについて見直しが終了すると

 

読み合わせが行われ確認確定しコンピューターに送信される。

 

この最終的な確定がすむまでは要素の基礎点は確定しないわけだ。

 

 

「オーロラ」の画像検索結果  「ホープ &レガシ...」の画像検索結果 

*2017世界選手権羽生選手「ホープ&レガシー」のプロトコル*

もちろん13の要素はすべて予定通りの要素名が認定された。

ではGOとEPCSは誰が評価するのか

 

ジャッジパネル

「2017バラー...」の画像検索結果

1人のレフェリーと通常9人のジャッジ

レフェリーはリーダーで独自に採点を行うがそれは結果に含まれず

ミーティング時に参考にされる。

🔶PCS(演技構成点)と

GOE(出来栄え点)の評価

 

「2017バラー...」の画像検索結果

 

*ジャッジは選手の演技が始まると

 

演技構成点に関わるいろいろな観点からの評価を考えながら見るが

 

選手がジャンプ、スピンステップ、など技術的な要素を実施すると

 

そのGOE(出来栄え点)も評価しなければならない。

 

「2017バラー...」の画像検索結果

 

*テクニカルパネルから送られた要素名とレビューに関する情報は

 

各ジャッジコンピューターに送信・表示され

 

GOE入力ができる状態となる。

 

「2017バラード1...」の画像検索結果

 

各ジャッジは瞬時にGOEを評価し入力しなければならないが

 

迷いがある場合は仮入力しておき後で修正することができる。

 

演技終了後に演技構成点の評価を確定して入力し必要なGOEの修正をしたうえで

 

テクニカルパネルによる要素名の最終的確定の後に

 

結果計算用のコンピューターにすべての採点内容を送信する。

 

「2017バラー...」の画像検索結果

現場では結果計算用のコンピューターと

 

テクニカルパネル用ジャッジパネル用のコンピューターは

 

常に情報のやり取りを行い更新しているそうである。

 

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ジャッジの話

私たちジャッジは出来栄えを判断します。

例えばジャンプは
その前後まで見ています。

 

ただ走ってきて、構えて跳ぶのではなくステップを入れながらそのまま流れるようなリズムにのってジャンプができるかどうか、また、その高さと描く弧線があるか

さらにコンビネーションの場合はリズミカルであることが大切。

 

羽生選手はポーンポーンという良いリズムにのって正しいジャンプを跳びます。幅も高さもあるし流れもいい跳ぶ前も跳んだ後もそれから姿勢も綺麗だし余裕のある着水です

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ジャッジの感動

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フリーの翌日RTDで、あるジャッジが言いました。

 

”最後に羽生の素晴らしい演技を見ようじゃないか“と。

 

私たちはスクリーンで映像を見るのですが

 

画面が見やすいようにと

 

レフェリーが同意して電気を消しました。

 

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それで最初からじっくり

 

羽生選手のフリー演技をみんなで見ました。

 

 

見終わったら拍手!

 

あまりの素晴らしさに

 

拍手せざるをえませんでした。

 

そのときみんなが

 

“いい時のジャッジができてよかったね“と言っていました。」2015NHK杯にて

 

「2015NHK杯」の画像検索結果

 

2015GPF(バルセロナ)の「SEIMEI」の時は、

 

裏でモニターを観ていた

 

女子シングルやカップル競技のジャッジたちが

 

感動して涙…だったとか。(読者の方のコメントより)

 

「バルセロナ」の画像検索結果

 

瞬時に、正確な判断を求められるテクニカルパネルとジャッジパネル

 

その判断の難しさ、責任の重さは想像もつかないほどだ。

 

その厳しい仕事を支えるものは

 

フィギュア愛と感動する心なのだろう。

 

そして感動とは演技だけではなく選手たちの闘う姿や

 

生き方にまで及ぶのだと気付かされる。

 

改めて審判の方たちの困難な仕事に心から感謝したい。

 

そして全ての選手たちにとってフェアーな採点になりますように☆

 

「ピアノと花」の画像検索結果

 

新生・バラード1番ノーミス動画NEW!

https://www.youtube.com/watch?v=OwR535zzEL8&feature=youtu.be

先日の動画がまたブロックされてしまいましたがこれは新バージョンです

 

🌹ノーミスバラ1のツイズルシーン

(ツイヅル前の腕の動き!タメがあって素敵です!!)