羽生選手とネイサンチェン選手
この二人には何かと共通点が多い。
今日はファイナル直前ということで
テーマは17歳の「初ファイナルl」です
1994.12.7生(22)1999.5.5生(17)
❶ジャンプよりスケーティングが得意だった
2人とも今では4回転ジャンパーの代表みたいに報じられるが、4回転に挑む前の
ノービス時代からジュニア初めにはスケーティングやスピン表現力の素晴らしさで次々と優勝を飾っていた
羽生「僕の本当のスタイルはジャンプで押していくのではなくスケーティングやスピンの強さだと思う。小さい頃はそこが評価されて初めての全日本ノービスでも優勝できました。そのことを思い出すとスケーティングもっとしっかりやらなきゃ!
ジャンプは決めて当然その上さらに今よりもっと質の高いスケーティングがなければ
闘っていけません」<2012,1>17歳
ネイサンはジュニアグランプリオーストラリア大会(13歳)で優勝した時3アクセルも
4ト―ループも入れていなかった。スケーティングや表現のPCSとGOEで優勝できたのだ。
ネイサン France
そんな二人がいったんジャンプに挑んだ結果が現在の姿なのだ。
2人の集中力と向上心・冒険心がいかに人並み外れているかわかるだろう
❷共に2戦で奮起!
ネイサン選手はフランス杯は4位に終わったが2戦NHK杯(2位)でファイナル行きを決めた。
偶然というか羽生選手も2011年中国杯でミスが出て4位に終わった。
そこで彼が奮起しないはずはない
第2戦はロステレコム杯(ロシア大会)で優勝し
ファイナル行をぴしゃり決めたのだ
その時のことが自叙伝「蒼い炎」に詳しく書かれているが
いかにも彼らしいのです。一部紹介します
絶対にファイナルに行きます!
羽生「今回の試合(2011中国杯)4回転だけは凄く高い集中力で望めたと思います
だけど目指していたグランプリファイナル―今回の順位で厳しくなりました
中国杯4位ということはロシア杯で優勝するしかなくなった
ファイナルに行くには優勝するしかない。1位でなければだめというのならば
1位を取ればいい!そう思ったら逆にわかりやすいし気持ちも楽になりましたよ(笑)
1位を取るしかないそんな状況ならばきっと自分の演技に集中できるいい演技がきっとある
うん気持ち的にはこの状況すごくいいんじゃないかな?中国杯ショートだけでも2位で自信になりました。勝てないと思ってた選手にだってかてるんだって。ロシアではそんな自信をもってしっかり自分の演技をしてきますよ!どうしても今季は世界選手権にいきたいから。それにはロシア杯1位しかないんです。」
本当に羽生選手は宣言通りロシア杯でグランプリシリーズ初優勝を成し遂げ
ファイナル行を決めてしまった。
🔶2011グランプリファイナル
5人が20代10代は羽生選手一人だった。フリーでは4T2度の3Aも決め初々しく
情熱的な演技(ロミオとジュリエット)をk見せ最後の3Sで失敗したが鮮烈な演技に
目を奪われたカナダの観客はオールスタンディングオベーションで彼の健闘を讃えた
初のファイナルは4位世界選手権は3位!
羽生「パトリック選手や高橋選手…国際大会の表彰台に乗ってる選手たちが
集まる中 僕はここにいられるだけで光栄だとまず思いました
だから始まる前の公式練習でちょっと雰囲気にのまれていましたね
もっと自分の方から強い雰囲気を醸し出せるような練習をしたかった。」
EXはSomething to love
❹二人の史上初
🔶羽生結弦選手
●4回転ループ初成功
●歴代世界新記録SP110.95 FS219.48 総合330.43
🔶ネイサンチェン選手
●2016年フランス大会SP4Lz、4Fの2種類の4回転ジャンプ成功
ルッツもフリップも初成功ではないがこの2種類を同時に成功させたのは史上初である
●2016年NHK杯SP4F-3Tのコンビネーションジャンプ成功
これはリカバリーとしてやったものだ
さあファイナルだ
17歳ネイサンは初ファイナル22歳羽生は6回目4連覇を狙う。
二人とも思い通りの演技ができますように!
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こんな初々しい挑戦者魂は今も少しも変わらない。いやさらに強まっているのでは
刺激をくれるネイサン選手の存在を彼は楽しいと言っていますね。この器の大きさが
強さの秘密でしょうか。
🌹羽生選手の誕生日記事は次回改めて載せますね。
2016.12.7・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪
Happy Birthday to Yuzuru!
May your days be filled with happiness!