<追記>ハイアールのCMに歓喜
男子SP1位は鍵山選手の104.27点。やはり110点には遠い点数だった。
今回の3Aのミスは3Aの完成度の低さを示しており 全日本SP最高得点は今も羽生結弦である。それは彼が別格であることの証なのだ。
①鍵山104.27
②三浦 95.65
③中田 89.91
④友野 88.05
⑤佐藤 87.99 僅差だから大丈夫!
全日本2025開幕
男子SPは、きょう19日の午後0時30分スタート。
ミラノ・コルティナ五輪の3枠目の行方も含め注目の全日本だが
この全日本のレベルとクオリティーを引き上げてきた
レジェンド羽生の実績や遺産をこの機会にシェアーしたい。
彼は日本の誇りだから。
最大の夢だった五輪連覇を叶えた羽生。
五輪のフィギュア金メダリストたちはそのほとんどが
目標を達成した途端引退していった
ところが羽生選手は66年ぶりの五輪連覇 と言う歴史的偉業の後も
4シーズンを戦い抜き
全日本の舞台でも異次元の演技を披露してきた。
新ルールが適用された全日本 (2018年は怪我で棄権) のSPを振り返る
羽生結弦全日本SP結果 (新ルーㇽ時代)
🔶全日本2019 110.72 秋に寄せて
最悪のコンディションでの体力の限界を超え演じきった神懸った演技だった
🔶全日本2020 103.53 Let Me Entertain You
物議を醸したスピンノーカン については解説者たちからも疑問の声が上がり今来日中のジャッキーウォン記者も意見を寄せていたので紹介したい
🔶全日本2021 111.31 序奏とロンドカプリチオーソ
最後の全日本SPは音楽の解釈が満点で最高の結果となった
北京のSPが悔しすぎる。
本当に神がかっていた (杉田秀男)
羽生結弦 “曲の解釈” 10点
目撃した元審判員も大絶賛「彼の体から音楽が出ていた 」
周囲を驚かせたのは演技構成点の「曲の解釈」の項目で審判9人中8人が10点満点をつけた事実。世界的ピアニストの清塚信也氏が編曲を手掛けたSP曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」の音色と一体化した演技は観客を魅了したばかりでなく、審判の心も打ったようだ。
実際に会場で羽生の演技を目撃した元国際審判員の杉田秀男氏は「本当に神懸かっていた。過去に何度も羽生君の演技に感銘を受けたが、今日は特にすごかった」と大絶賛 。
いつも観戦する際は独自で得点をつけているという杉田氏は「僕は審判員時代に一度も満点をつけたことがないけど、今日の羽生君の曲の解釈は10点。曲に合わせていたというより、 彼の体から音楽が出ていた感じ 」と言い切った。
周囲で観戦していた同じ元審判仲間たちも、全員が満点をつけていたという。
羽生選手の" 美 "プロトコル
PCSが50点満点の49.03 という異次元の演技だった
4S は6人がGOE5をつけた!
PCSでは音楽の解釈は8人10点を
パフォーマンスも7人が10点をつけている。
Let Me Entertain You のスピンノーカンについて
元国際ジャッジ杉田秀男氏も
「110点越えと思った」と困惑を隠さなかった
羽生選手のSP はミスがなければ110点を超えることが多い
問題はスピンが1本ノーカンになったことだ。
本田さんも無良さんもわからないようだった
無良さんははっきりわからないと話している。
レフリーは吉岡伸彦氏だった
報道陣の質問に対して公平性を欠くから答えられないと
言われたそうだが納得できない
なお実際に判定を行ったテクニカルは前田真美氏だった。
取材のため全日本に来ています
Cocoさんのツイ より
ジャッキーウォン記者の見解:
スローモーションで何度も見たが、
過度に批判的な見方
「疑わしい時には、選手に好意的な解釈をする」
という決まりに則っていない。
続くツイに回転ごとの写真付き
日本スケ連からやっと出た見解によると、
時間がかかったことにもチクリ↓
Jackie Wongさんのツイ より
According to a statement that took way too
long to release from JSF, the invalidation
was the forward sit not having a sit position
of 2 revs. I've slo-mo'd multiple times and it
requires you to be overly critical / not giving
the skater the benefit of the doubt to make
that call 動画あり
LaChikaさんのツイよ り
ノーカンのスピン、シット姿勢の回転不足と
ようやくJSFから発表されたけど、
スローで 何度も確認しないとわからないぐらいのエラー。
ものすごく厳しく取ってる。これぐらい大目に
見るべきでは?とJackieさん。(意訳です)
最後に2019年のオトナル「秋に寄せて」については太田龍子さんの感想を通してその芸術性を振り返りたい
羽生結弦「秋によせて」に修羅を想う
太田龍子 2020年1月7日
2019年フィギュアスケート全日本選手権 の羽生結弦「秋によせて」を見た。
テレビ観戦だが、羽生の研ぎ澄まされた演技に
息をするのを忘れるほど惹きつけられた。
昨シーズンロステレコム杯での「秋によせて」は晴れやか で
この上なく素晴らしい出来栄えだったが、
それとは全く違ったもののように感じられた。
緊張感がみなぎり、歓声や拍手とは別次元に身を置いて
すべてを遮断した孤高の姿。
ことに後半の、白刃の上を渡るようなステップ、
地上の束縛に挑むかのようなバレエジャンプには 、
ロステレコム杯での、客席の歓声を翼にかえたような華やかさとは違う、
触れることを赦さない神かがったものを感じてしまった。
この蒼ざめた氷の精霊に似た何かを、
かつて確かに見たことがある。
あれはいつの、なんだっただろうか。
あれこれに思うところがありすぎて録画を見返すことさえためらわれ、
年末の忙しさにも流されて封印したまま年が明けた。
七草を前に、思い出せないもどかしさと
ざわつく心に立ち向かうつもりで「秋によせて」を見直した。
幽かにグレーを含んで透き通るブルー。
華やかで、時にもの悲しく、
波のように寄せては返す思い出の数々。
懐かしい声、きらめく調べ、飛び跳ねる光。
そうしたイメージに重なったのは「 経正 ( つねまさ ) 」だった。
どうしてすぐに気づかなかったのかと不思議なほど
2019年12月20日の「秋によせて」は経正を思わせるのだ 。
―ここからは一部引用させて頂きますー
能「経正」の主人公は 平家物語で知られる平経正。
清盛の弟、経盛の長男で詩歌管弦の道に長け 、とりわけ琵琶の名手 であった。
竹生島弁財天の神前で琵琶を弾じると、
そのこの世のものとも思われない調べに呼応して
白い龍が現れて舞ったという。
やがて平家は時世時節に追われ、
経正も関東の木曽義仲討伐戦から西海の戦へと転戦。
その道すがら仁和寺に立ち寄り、
命よりも大切な 青山 ( せいざん ) の琵琶 を置いてゆく。
仁和寺は経正が幼少から預けられ、
覚性法親王に仕えつつ学問や風雅を学んだ 心の拠り所だ。
青山は皇室に伝わる唐渡りの名器であり
経正の楽才を深く愛した法親王から下賜されていたという 。
仁和寺に残された青山は戦火から守られたが
経正は一の谷で戦死、自刃ともいわれている。
夢幻能「経正」は この経正の死を悼み
晩秋の一夜仁和寺にて催された管弦の席が舞台 となる。
興が乗るにつれて燈火に浮かび上がる優艶な舞姿。
( 舞が佳境に入って謡われる「昔を返す舞の袖」の謡いに
「秋によせて」の始まりと終わりのポーズがシンクロして見える。
主人公の詩歌管弦に掛ける思いの深さと、
それにとらわれて迷い出たことを恥じる哀れさ、見顕されることを嫌い、
自ら燈火を吹き散らし後生を願うこともなく消えてゆく潔さ。
そしてその潔さが羽生結弦に重なって見えるのだ。
特に今季、アクシデントや不利な状況に耐え続け、
誰よりも美しくふるまう彼の姿に。
nottestellata2026 情報解禁
三浦選手2位発進