アロハ
HIV治癒に関する新しい研究の記事です。
現在のHIV治療は抗レトロウイルス薬が主流なのですが、薬がHIVヴァイルスの隠れている部位まで浸透しないために、体内で完全にHIVヴァイルスを攻撃できないというネックがあります。
これに変わる新しい薬として研究対象になっているのが臓器移植の際に使われる「シロリムス」と呼ばれる免疫抑制薬です。
HIV患者で腎臓移植を受けた人たちはシロリムスの投薬をうけていて、長期間に渡ってヴァイルスの赤血球感染が減っていることに着目したもの。
これから始まる研究は、シロリムスが高額な抗レトロウイルス薬の代わりになりえるかという内容だそうです。
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移植薬はHIV治療の抗レトロウイルス剤の換わりになるか?
Could transplant drugs replace antiretrovirals in HIV treatment?
Thursday 3 April 2014 - 12am PST
新しい研究によってHIVウイルスに対する新しい防御が、通常では臓器移植の拒絶反応を予防するために使われる薬の形態の中で現れたようです。
現在では、 抗レトロウイルス薬は、ヒト免疫不全症候群ウイルス(HIV)を管理するのに用いられます。
これらの薬は、ウイルスが複製するのと、免疫系に起こる損傷からの損害を防ぎます。
しかし、抗レトロウイルス剤は一生涯にわたって飲まれなければならず、それは費用がかかり、副作用を引き出す可能性があります。
そのために現在の実験的な研究は、HIVを管理する代わりの戦略、HIV感染の予防、HIV完治の可能性まで探しています。
以前、こんにちの医学的な報道では、HIVを治癒させるために放射免疫療法療法を通じた研究のことと、攻撃的な抗レトロウイルス療法を受けている赤ちゃんの「機能的な治療」のケース を報道しました。
新しい研究は、サンフランシスコのカリフォルニア大学の研究者たちによって、アメリカン・ジャーナル・オブ・トランスプランテーション(移植に関するアメリカのジャーナル)で発表されました。
それは2009年から研究されているもので、 1人の人に対して行われた血液生成幹細胞移植による治癒の中で効果があるように見えことも参照しています。
「現在の治療法は、免疫機能の中に隠れ潜んでいるヴァイルスを攻撃しないので病気を完治させることに失敗しています」と新しい研究を率いたスティーヴン・ディークス博士は言いました。
これらの「隠れている」ヴァイルスは、HIV感染によって引き起こされる体内の炎症によって支えられているように見えます。
ディークス博士のチームは、免疫抑制性治療を使って炎症を減らし、ヴァイルスにとって悪い環境を作ることができるかどうか考えました。

研究者たちは腎臓移植を受けたHIV患者のHIVに感染した赤血球のをモニターした。
シロリムスと呼ばれる免疫抑制薬を飲んでいる患者のHIVに感染した赤血球は時間の経過とともに少なくなっています。
チームは91人の腎臓移植をしたHIV患者たちを、移植後から平均3.2年間に渡って追跡しました。
それらの患者から得られた血液のサンプルを解析し、長期間に渡って免疫抑制薬にさらされているHIVはとてもよく制御されていることを見つけました。
特に、シロリムスと呼ばれる免疫抑制薬を飲んでいる患者たちの赤血球はつねにHIVが減っていたのです。
シロリムスはT細胞の作用を変更するように働き、若干のT細胞機能は、主要な4つの要因のうち2つに関係し、それがHIV持続に貢献していると考えられています。
「この研究による観察に基づいて、NIH(National Institutes of Health:国立健康研究所)は、もしシロリムスがHIV感染の治癒に貢献するのかどうか、的を絞った研究を今から後援します」とディークス博士は言いました。
彼らが行った独自の研究への制限を見ることによって、ディークス博士と彼のチームは、どのようにセロリムスがHIVの持続を制限することができのか、さらなる領域の研究を枠組みすることができました。
これらは生物学的な見本を取ることを含み、複製することができるHIVのレベルを測定する異なる技術を用います。
その他にもチームは、もし事実として、彼らの研究対象となっている腎臓移植を受けた全ての参加者たちは、結果に影響を与えているのではないかと踏んでいます。
これにもかかわらず、ディークス博士は、その彼らの管理下でシロリムスの使用を支援した臨床試験の研究報告に満足しました。
彼は結論づけました。
「私
たちの研究は、彼らの才能と資源が合併するときに起こりえる潜在的な相乗効果を引き立てています。私たちは移植コミュニティーが、現在のHIVという病気
を治癒するための強力な免疫抑制薬の可能性の役割をHIVコミュニティーに対してたくさん教えることができると感じています。
著者:デイビッド・マクナミー
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http://www.medicalnewstoday.com/articles/274977.php