何気ない日常の中の違和感 | 母は末期癌、私は学生。 〜キヌコの部屋、親が病気の若者たちへ〜

母は末期癌、私は学生。 〜キヌコの部屋、親が病気の若者たちへ〜

私は大学生の時に母親を癌で亡くしました。親の病気を相談できない、親の死を受け入れられない学生や社会人は実は多いと思います。
また、闘病されている方でお子様との接し方のヒントにもなればと思います!
少しでも多くの人が前を向いて歩めますように!


こんばんは口笛
昨日退院してきました!
今日からまた日常に戻ります

昨日はSNSから離れてリフレッシュしました笑
久々にブログの事を考えないと、
過去に振り返らず、未来を見ようとします。
たまにはこんな日も大事ですねニコニコ


今日は、留学が終わって実家に戻り
母が入院する前の平穏な時期のエピソードです


〜大学3年生夏・母の死去まであと数ヶ月〜


私は、留学を終えて
7月の頭に日本へ帰国しました。

両親、愛ネコは元気で以前と変わらない生活。

と思っていました。


しかし、母の言動が少し変わってきていました。

『何か、私に残したがっている』

そんな気がしました。


一番記憶に残っているのは、
愛ネコのきなこをお世話をしている時に、
『きなちゃんを可愛がってあげてね』

その一言が私に強く刺さりました。

ショックでした。


なんで、そんなことを言うの。

『さよなら』と言われているような感覚になりました。

『うん。』

その一言しか言えず、
部屋に戻って泣いたことを覚えています。



また、ある日、私に見せたいものがあると言い

母の持っていた指輪やネックレスを見せてもらいました。

『ジュエリーのリメイクしていいからね』

そんな事も言ってました

今までずっと見たことのなかった母の宝物

見れたことが嬉しかったのと同時に、
なぜ今なんだろう?
と疑問に思いました。

こういう言動が増えましたが、
それでも普通の生活を送っていました。

今思うと、家族の揃う何気ない日常・家庭
懐かしいです。

羨ましいです。

時々、羨ましくて、猛烈に恋しくなります。
家族3人で暮らしたい。
おはよう、おやすみ
そう言われたい。
家に帰ったら暖かい家のご飯食べたい。

当たり前の日常はふいに消えます。
今ある日常を大切にしてください。

と多くの人は言いますが、

大切にするって何?
どうやって?
っていう疑問が普通の方には生まれます。

無理に何かする必要はありません。

ただ、多くの人が言うのには
何か理由があります。
それは後悔からきてるのか?
悔いのない経験から来てるのか?

「今を大切に」って言われて
存命する家族に何をすればいいのか?

それについても記していこうと思いますニコ