前回書き忘れていた事を書きます。
まず、越八口を交通の要衝と考えた要因には、
前回の、話の内容が戦いの後と」捉えるとおかしいという点、
もう一つが今回書く、
戦うという意味を持つ漢字が文章中に見当たらないことです。
現在、使用されている漢字と古代に使用された漢字の使用方法が、
必ずしも同じとは限りません。
それに、
平という漢字のみで戦いを示すというのは、無理な気がします。
そこで、この当時にどの漢字をもって、
戦うを表現するのか考えて見ました。
原文を見ていたら下記の漢文を見つけました。
城名樋山。所レ造2天下1大神、大穴持命、為レ伐2八十神1、
造レ城。故云2「城名樋」1也。
伐はどうなんだろうと思っています。
意味の中に、敵を切り倒すというのがあります。
上記の漢文より八十神伐為城造?を抜粋しました。
どうでしょう。こちらの方が、戦う印象が強いと思います。