記紀以前の日本史を探す~出雲風土記の謎の追記~ | 記紀以前の日本史を探す

記紀以前の日本史を探す

古事記や日本書紀、俗に偽書とされる歴史書、古代アジア各国の歴史書などから古代(紀元前1000年頃~)日本列島の真実の歴史を考えて行くブログです。

前回書き忘れていた事を書きます。

まず、越八口を交通の要衝と考えた要因には、
前回の、話の内容が戦いの後と」捉えるとおかしいという点、

もう一つが今回書く、
戦うという意味を持つ漢字が文章中に見当たらないことです。

現在、使用されている漢字と古代に使用された漢字の使用方法が、
必ずしも同じとは限りません。

それに、
平という漢字のみで戦いを示すというのは、無理な気がします。

そこで、この当時にどの漢字をもって、
戦うを表現するのか考えて見ました。

原文を見ていたら下記の漢文を見つけました。

城名樋山。所レ造2天下1大神、大穴持命、為レ伐2八十神1、
     造レ城。故云2「城名樋」1也。

伐はどうなんだろうと思っています。

意味の中に、敵を切り倒すというのがあります。

上記の漢文より八十神伐為城造?を抜粋しました。

どうでしょう。こちらの方が、戦う印象が強いと思います。