1月以降のLR&4月以降の新EXルール仮対応版です。
・海皇水精鱗を取り巻く変化
制限改定により得られたものは、何はなくとも2枚目の《深海のディーヴァ》です。
1つ前の《ワン・フォー・ワン》緩和と合わさり、
《海皇子 ネプトアビス》にアクセスできるカードが7枚に増えました。
展開のほとんどを「ネプトアビス」に頼るこのアーキタイプにおいて、
この強化は大変大きな意味を持ちます。
一方、新EXルールによって得たものというのは、
元々シンクロを横並びにするようなデッキでもないので、それほど大きくありません。
強いて言えば、細かいところですが
好きな場所に《餅カエル》や《神樹の守護獣ー牙王》を出せるようになった、とか、
《氷結界の龍 トリシューラ》の展開パターンで《幻獣機ドラゴサック》をサクらなくても良くなった、とか、
その程度です。
・海皇水精鱗のスタイル
引き続き、後攻1キル特化の形をとることになります。
一般論として、特殊召喚効果を多量に含む展開力に優れるアーキタイプは速攻、
死亡時誘発等を多量に含む損失補填に優れるアーキタイプは受け身の形を取るのが自然です。
海皇水精鱗においては、水精鱗が前者、海皇が後者に該当し、一見どちらの形も可能な気がしますが、
海皇の効果は水精鱗なしには基本的に発動できません。
よって、必然的に海皇の効果は水精鱗の展開を補助するためのサブパーツという位置づけになります。
さらに海皇水精鱗には、展開を途中で止めてターンを相手に渡しても、
もう一度ターンをもらえるだけの強い制圧布陣を敷くことが難しいという問題もあります。
せいぜい《水精鱗ーサラキアビス》+《水精鱗ーガイオアビス》が良いところで、
やらないよりはましですが、積極的に敷きに行きたいという万能布陣ではありません。
場への干渉は「ガイオアビス」(と、《海皇の重装兵》などを手札に持っていれば「サラキアビス」も)が担ってくれますが、
魔法・罠を使用した展開など、場を介しない動きを完全にスルーすることになります。
したがって、海皇水精鱗の生きる道というのは、基本的には初速特化、
すなわち《灰流うらら》《墓穴の指名者》で手札誘発を対策し、相手の体制が整う前にライフを削りきる、ということになります。
・アーキタイプの持つ欠点の補完①制圧系の導入
制圧が貧弱で初速特化ということは、基本的に(選択権がある場合は)後攻を狙うことになります。
これが相手に読まれると、先攻を渡されてしまうことも考えられます。
そこで、無理なく海皇水精鱗に組み込めて、先攻で強い制圧布陣を作ることができるカードを補完として組み込む必要が出てきます。
似たような例を挙げるならば、同じく後攻で強い機界騎士が、
先攻展開用に召喚獣と組み合わせるようなものです。
そこで候補に挙がるのが《餅カエル》を出すためのパッケージになります。
《餅カエル》は《鬼ガエル》+水属性1枚で立てることができ、水属性という共通項があることから互いに利用できるため、
事故率をあまり上げることなく組み込むことができます。
また、《餅カエル》自身の強さは言うに及ばず、あらゆるカードの発動に対し後出しで無効できる選択権があるばかりか、
無効にしたカードをありがたく頂戴できる可能性もあります。
また重要な要素として、必要な出張パーツが少ないということもあげられます。
ベースはメインに《鬼ガエル》3枚と《粋カエル》1枚の計4枚、
EXデッキも《餅カエル》2枚で良い(実践上このメインの枚数だと2枚が限界です)ため非常に省スペースであり、
かつリターンも大きなものです。
私はこれに加えて、追加のリクルート要因として《黄泉ガエル》も1枚入れています。
ターンが帰ってくれば再度《餅カエル》の弾を補填することができます。
・アーキタイプの持つ欠点の補完②解決札の「散らし」
今度は反対に、相手の制圧布陣を返す手段に着目します。
海皇水精鱗の特長として、テーマ内で《海皇の重装兵》と《海皇の狙撃兵》という、
互いに領域を補完し合う解決手段を有することが挙げられます。
これらは対象を取る破壊効果なので、「対象に取られない」「破壊されない」カードが抜け穴となります。
したがって、そのようなカードへの解決手段をエクストラデッキに求めることになります。
破壊しない解決手段として、リンクからは《トロイメア・ユニコーン》《混沌の戦士 カオス・ソルジャー》、
シンクロからは《氷結界の龍 ブリューナク》《月華龍 ブラック・ローズ》《氷結界の龍 トリシューラ》を採用しています。
(「カオス・ソルジャー」と「トリシューラ」は、対象を取る効果もすり抜けます)
なお、《幻獣機ドラゴサック》の破壊効果自体は対象を取りますが、これは
トークン生成効果により「トリシューラ」を出すための補助として使うことがメインのためこれにもカウントします。(※)
(※)《水精鱗ーディニクアビス》+《海皇の龍騎隊》で「トリシューラ」を擁立できる。
①「ディニク」の起動効果で「龍騎隊」を捨て、「龍騎隊」→「ディニク」の順にチェーンブロックを組む。
解決し、「ディニク」は《水精鱗ーアビスグンデ》、「龍騎隊」は「ディーヴァ」をサーチ。
②「ディーヴァ」を召喚し、誘発効果で「ネプトアビス」をデッキから特殊召喚。
③「ネプトアビス」の起動効果により、コストでデッキから2枚目の「龍騎隊」を送り、効果で3枚目の「龍騎隊」をサーチ。
2枚目の「龍騎隊」の効果では、《水精鱗ーメガロアビス》をサーチ。
④「ディニク」と「ディーヴァ」で《水晶機巧ーハリファイバー》をリンク召喚。
誘発効果でレベル3チューナー(《フィッシュボーグーアーチャー》等)をデッキから特殊召喚する
⑤手札の「メガロ」の効果を起動。「グンデ」と「龍騎隊」を手札から捨て、特殊召喚する。
「グンデ」の誘発効果で、「ディニク」を墓地から特殊召喚する。(「龍騎隊」のサーチは何でもよい)
⑥「メガロ」と「ディニク」で「ドラゴサック」をエクシーズ召喚。起動効果で幻獣機トークンを2体特殊召喚する。
⑦幻獣機トークン2体とレベル3チューナーで「トリシューラ」をシンクロ召喚。
今回はとりあえずここまで。
気が向けば、もう少し細かいところなど、続きを書きます。





