cotton candy☆彡9 | 青い天使のアトリエ*嵐*山love♡妄想小説*

青い天使のアトリエ*嵐*山love♡妄想小説*

気象系グループさんの名前をお借りして
腐った妄想小説を書き綴っております
主に山コンビメインですが他のCPもあります


おいらは自分の城以外で
こうして皆と出会うことが出来るなんて考えもしていなかったから
目の前で優しく微笑んでくれている皆を見ると嬉しくて
思わず自分もテンションが上がってしまう


わぁっ♪皆っ!!
 久しぶり・・・って言うのも変だよね?んふふっ♡」



    「そうだよ、サトシ王子
     俺達が舞踏会に行ったのはついこの間だよ?っひゃっひゃ」



     『でもこうしてこの街にとどまっているのは久しぶりですけどね』



「ん?あぁ・・そうだよね
 ショウくんは自分の領地だからともかく
 マサキくんはどうしてこの街にいたの?
 もしかしてショウくんと一緒に遊ぶ約束でもしてた?んふっ♪」



    「そんな訳ないよ!だって俺がこの街に立ち寄りたいって言ったのは
     貴方のお城で行われた舞踏会からの帰り道だったんだから・・
     ねぇ?ジュン?そうだよね?」



      『はい・・・』



「じゃ・・どうして?
 こんな偶然って・・あるの?」




おいらは目の前に居るみんなの顔を見回しながらそう問いかけてみる
するとショウくんとマサキくん、そしてマサキくんの側近のカズナリが
突然後ろを向いておいらには聞こえないような小さな声でひそひそと何かを話してる

やがてそんな3人が何度もウンウンと頷き合うと
おいらの方へゆっくりと振り返り
どうして自分達がここに居るのかを説明してくれたんだ



。。。。。。。。。。。





「へっ!?マサキくんも綿菓子を探しに来たの?」



    「そうなんだよね~」



「・・・・・・」



マサキ王子はクシャッと顔を綻ばせると
照れくさそうに頭をポリポリと掻きながら立っていた

そんなマサキくんの隣では
片方の目に銀色のメガネを掛けているカズナリが
自分の主であるマサキくんの言葉を補うようにこう話を続けてくれた


       『マサキ様もショウ様と同じだったんです
        東山王子から貰った綿あめを幸せそうに食べているサトシ様を見て
        自分も貴方様のあの笑顔をもっと近くで
        見たいと思ったみたいなんですよ・・ね?』


     「っひゃ、っひゃ、っひゃっ!
      だってさ~、本当に可愛かったんだもん!
      ショウちゃんだってその時のサトシ王子の顔を見たくて
      急遽この街に立ち寄ることを決めたんでしょ?」


     「う・・うん・・・そうだよ・・」


     「だから俺達は皆同じ目的だったって訳・・」


「・・・・・。そ・・そうなんだ
 おいらそんなに幸せそうな顔してた?」


    「「 うんっ!! 」」


「うわっ!?」


ショウくんとマサキくんは
同じタイミングで同じように首を縦に振りながら同じ返事をする
おいらはそんな2人を見て一瞬ビックリしちゃったけど
でもお互い顔を見合わせながら大笑いしている2人を見ていたら
何だかおいらもだんだん可笑しくなってきて
気が付いたらおいらもみんなと一緒に大きな声で笑っていたんだ   



「あははっ!!」


    「っひゃっひゃっひゃっ!!」


    「ぶっ・・!あはははっ!!」


      『くっくっく・・・』

      『本当に皆さま仲がよろしいですね・・・、ふふっ』



始めてやってきたこの街で
偶然にもこうして親友に出逢うことが出来た
    

真面目で頭が良くて行動派のショウ王子
その側近で主であるショウくんと自分の国の治安を守りながら
たくさんいる近衛兵の統括を任されているジュン

フワリとした雰囲気と優しい笑顔で人を引き付けるマサキ王子は
その穏やかな人柄で皆を見守り続けている
そしてその側近のカズナリは近年稀に見るほどの軍師だと評判で
戦術はもちろん天文学や物理学、果ては医学なども心得ている様な人物だった



「・・・・・・・・・・」


おいらは目の前で楽しそうに笑っている皆の顔を改めて見回すと
誰にも気づかれないようにそっと頭を下げ
心の中で感謝の言葉を述べたんだ



(ありがとう皆・・・
 世間知らずなおいらをいつも助けてくれて・・)






。。。。。。。。。。。。。





    「あ!ねぇねぇ・・ショウ王子」



    「ん?なんだ?マサキ・・」



    「あの綿あめ屋さんの店主って・・どうなった?」



    「え?あぁ・・そりゃもちろん捕まえて今頃牢屋の中だよ
     そうだよな?ジュン・・」



      『はい』



    「でもそれじゃぁさ、綿あめ作る人いないじゃん?
     せっかく見つけたのにサトシ王子に食べさせてあげられないよ?どうするの?」



「あ・・・ホントだ・・・」



マサキくんはショウくんの顏とおいらの顔を交互に見ながら
その場にいた皆にそう問いかける

するとその事に関してジュンがこう返事をしたんだ



      『ご心配には及びませんよ?マサキ様』



     「え?ホント?でも・・」



      『実はあの綿あめ屋は偽物だったのです・・
       本当の綿あめ屋から買ったものを売っていただけの事』



「そうだったの!?」



      『はい・・。だからあの者たちを捕まえても問題はないのです』



     「じゃぁ、本物の綿あめ屋さんは何処にあるの?」




「???」



   
      『さぁ・・?』


     
     「そんなぁ~~っ」



頭を抱えてそう叫ぶマサキくんの寂し声が屋敷の中に響いた後
フフフと小さく含み笑いをしたのはカズナリだった

そしてカズナリは掛けていた眼鏡を外しながら
今自分が知り得ている情報をおいら達に教えてくれたんだ


     『東山王子が買ったあの綿あめ屋さんは
      移動サーカスと共に現在この地を回っているようです』


と・・・











。。。。。。。。。。


こんばんはシエルです
いつも遊びに来てくれてありがとうございます


ここの所ご心配ばかりおかけして申し訳ありません
でもお陰様でだいぶ楽になりました
本当にありがとうございました


体調を見ながらとなりますが
そろそろお話しの更新を再開しようと思っていますので
今後ともどうぞよろしくお願いいたします



いつも応援してくれて本当にありがとう


シエル