みやこ市民劇、大盛況! | みやこブルーチャレンジブログ

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宮古市で初めて上演された市民劇「拓け、いのちの道~鞭牛和尚の挑戦~」は、満席で立ち見も出るほどの大盛況となり、会場は感動の拍手に包まれました拍手

2月11・12日ともに前売り券は完売し、当日券を求めて長蛇の列ができました。
1日目の当日券は50枚の販売でしたが、1日目に観た人の評判の良さを聞いて来たという方が多く、2日目は150枚も販売されました。

この2日間のために、キャスト・スタッフ合わせて約160名で作り上げた市民参加劇です!

 

今からおよそ300年前の江戸時代。

現在の宮古市和井内に生まれた鞭牛和尚が、度重なる沿岸の飢饉を救うために、宮古から盛岡に通じる道路開削をする際の、苦難や人間ドラマを描いた物語。

この劇のために大道具さん・小道具さんが作ったセットも本格的です音符

衣装も手作りですよラブラブ

なんといっても、子どもたちのはつらつとした演技や歌がとっても可愛い~照れ

宴の場面では、宮古市の観光親善大使の小田代直子さんの歌もありましたよルンルン

さんさ踊りなどの伝統芸能もあり、みどころ満載!

山本宮古市長や、宮古市出身の高橋裕二アナウンサーもゲスト出演し、劇を盛り上げてくれました。

なんといっても、この市民劇のために作られたオリジナル曲の生演奏がより一層盛り上げ、魅力あふれる舞台となりました!!

 

道路開削には、多くの難所があったようですが、その中でも最大の難所だったと言われている宮古市蟇目大平の熊の穴は、当時4日間で延べ435人もの村人が協力したと言われています。

その場所は、一昨年の台風10号によって道路が崩落する被害を受け、宮古と盛岡を結ぶ「いのちの道」が数日間にわたって途絶えました。

1年半経過した現在も復旧工事が行われ、片側交互通行が続いているのですアセアセ
現代の技術があっても、これだけの時間を必要としているという事は、掘削機械等がなかった当時はもっともっと大変だったのだろうと、容易に想像できますね。

鞭牛和尚が難所を開削した後に建てた「道供養碑」は、川沿いの大きなカーブや岸壁際にあり、そこが難所であったことが分かります。

 

宮古市茂市にある生涯学習センター「玄翁館(げんのうかん)」では、鞭牛和尚が300年前の道路開削で、実際に使っていたつるはしや玄翁等の道具や、資料等が展示されています。元は角柱形であった玄翁が、道を切り拓くたび角が取れ、丸い鉄の玉に変わった姿を見ることができます。

劇中の鞭牛和尚のセリフの中に、「一人が出来ることは小さい。だが、何千、何万もの人々が、思いを一つにして困難に挑む時、途方もない力が生まれる!」とありました。

まさに、初めてのことで手探り状態の中、参加した一人一人の努力の積み重ねで、「市民劇」という新たな文化の道を切り拓きました!!

 

宮古の市民劇は、きっと今後も発展していくことでしょうウインクラブラブ