4月24日
今日で生後10週になった息子、舌小帯と上唇小帯を切る手術をしてきました。
長くなるので、二回に分けて書きます。
手術については次回。まずは、これまでの経緯から…。
舌小帯は舌の裏側にあるスジで、上唇小帯は上唇と歯茎を繋いでいるスジ。
どちらも誰にでもあるものなのですが、長さや太さ、位置によっては先天性の異常です。
スジが舌や唇の動きを妨げない長さがあるのが正常で、短いと色々問題が生じます。
舌小帯短縮症というもの。
合併するものらしく、舌小帯短縮症の場合はほぼ9割が上唇小帯も短いそう。
でも、上唇の方は舌に比べるとあまり問題視されないようです。
昔は出生時に切っていたそうなのですが、今は小児科学会が勧めていないとかで切らなくなったそう。
でもこのスジが短い人は意外と多いのです。
最近では女優の土屋太鳳さんも切除して話題になったようです。
さて、短いと何がダメなのかというと、たくさんありまして。
哺乳の問題、舐められないなど食事の問題、滑舌や発音の問題、下顎の発達などなど。
赤ちゃんの場合はまず哺乳の問題。
赤ちゃんが上手におっぱいを飲めません。
舌の動きが制限され、うまくおっぱいを吸えないのです。
上唇も上にめくれにくいので、アヒル口のようにならず、浅飲みになります。
吸っても出ないので赤ちゃんは疲れて途中で寝てしまうけれど、空腹のままなのですぐに起きて泣く。
母乳が出ているのに、吸えないため、体重が増えず、そうこうするうちに母乳もだんだん出なくなるという負のスパイラル。
まさに私はこれでした。長くなりますがこれまでの経過です↓
入院中ラクテーションコンサルタントにもナースにも、息子の加え方も良いし、母乳も十分ですねって毎日褒められていたけれど、減る一方だった体重。
すぐ眠っちゃうので、くすぐって起こして飲ませ、授乳には1時間かかることも。
でもおっぱいは減っている様子がなく、息子は常にフガフガ飲みたそうに泣いていました。
退院時、ラクテーションコンサルタントには体重は減るのが普通だから、気にせずこのまま母乳を続けてと言われ、その通りに1-2時間おきの頻回授乳を頑張るも、どんどん減って。
何かがおかしいと思いながら、生後9日目でついに10%の体重が減ってしまい、さらに黄疸強めでNICU入院。
NICUで別のラクテーションコンサルタントには、母乳→搾乳→フォーミュラ(ミルク)を提案され、その通りに。
体重が増え始め、生後16日目やっと出生体重に戻るものの、母乳は増えなくなり。
小児科医には、時間的にも大変だし直母はやめて、3時間おきの搾乳とフォーミュラのみを勧められましたが、そうしたらさらに出なくなる母乳…。
息子はいつも不機嫌そうで、ボトルもあまり上手に飲めず、口の端からこぼしまくり、空気をたくさん飲んでしまうし、よく吐き、ガスでお腹はカエル腹。
おかしいおかしいと思い続け、1ヶ月が経つ頃、ネットで調べていて舌小帯短縮症というものを知り、息子の舌を見てこれだと確信!
この時は原因がわかって嬉しかったです。改善できるかもしれないと希望が!
↑英語ですが、舌小帯短縮症、上唇小帯短縮症かも?な症状の例です。
(診断ツールではないと書いてありますが)
息子はこれの7番以外全て当てはまっていました。
正確には、7番もあるかもしれないけど、よくわからず。
ところが、夫は普通の舌に見えるといって、なかなか病院に行こうとしてくれず…
舌の話をすると、怒って去って行く始末。立ちはだかる夫の壁…。
でもフォーミュラにしてからガスがひどくなり、排便もいきんでは泣くようになって、睡眠の妨げにもなっていたため、このまま完ミになるのは可哀想だがうまく吸ってくれないことには母乳が枯れてしまう!と泣いて訴えたところ、まず小児科医に相談することに。
生後6週、小児科医に相談するも、舌小帯は普通に見える、上唇は軽くあるかなと言われてしまい、納得のいかなかった私。
小児科医はよくこれを見逃すということを、私はネット情報により知っていたため、小児耳鼻咽喉科を紹介してもらいました。(最初からそうしたかったけど夫がまず小児科と言い張ったんです…)
↑舌小帯短縮症のタイプは4つあります。どれも舌がうまく動かせません。
1番と2番はanterior で、短いスジが前方にあり、舌をベーと伸ばすとハート形に見えます。(見た目でわかりやすいです)
3番と4番はposterior で、3番は短いスジが舌の後方にあり、一見普通の舌のように見えますが、短いために動きは制限されます。
4番ははっきりとスジが見えません。そのため一番見逃されやすいタイプ。スジは隠れており見えませんが、指で押すとスジが浮き出ます。
息子は4番です。
生後7週、紹介されたCHOC(子供病院)の耳鼻咽喉科は5月末まで予約が取れないと言われ、CHOCに紹介された耳鼻咽喉科の先生のところへ。
そこで私が思っていた通りPosterior Tongue Tieと診断されるも、成長に従ってスジ伸びますよ、母乳の問題はラクテーションコンサルタントにご相談をと、コンサルテーション料金$160とられて、振り出しに戻された感いっぱいで帰宅…。
上唇小帯もあるけど、問題ではないでしょうと。
確かに耳鼻咽喉科の面では上唇小帯は問題ではないですが、程度にもよりますが、歯科の面と母乳育児の面では問題になりえます。
↑上唇小帯のタイプも4つあります。クラス1と2番は問題ではありません。ほとんどの人が2番だそう。
3と4番は歯茎の下の方までスジがあるため、つっぱりが強くおっぱいをくわえにくく、またスジが邪魔となるのですきっ歯になりやすくなります。
息子は4番です。
私は息子をハッピーにしてあげたかったし、今後離乳食や食事、喋るようになれば発音など、いろいろその時にまた別の問題が発生するかもしれず、どうしてもスジを切ってつっぱりを取りたくて。
将来しなくていい苦労はなるべくさせたくないし、現状をどうにかしたいという思いがあり。
舌小帯短縮症の施術で評判のいい小児歯科を見つけて、また夫を説得しました。
(耳鼻咽喉科か歯科で手術ができます)
サンディエゴなので、うちからは1時間以上かかる場所ということもあって、
そのままでも伸びるって言われたよねーと取り合ってくれなかったので、2日間シクシク泣いて訴えたら、わかったわかったと。泣き落とし作戦笑
実際は、伸びる派と伸びない派がいるようですが、伸びなかった〜では後悔する気がして。
で、9週に小児歯科を予約してたのですが、今度は保険の問題が発生。
手続きはちゃんとしたのに、まだ息子がカバーされていない状態ということで予約がキャンセルになってしまいました。
職場の担当者にすぐに連絡すると、まだ歯がない時期だから急ぎじゃないと思った、必要なんですか?と言われ、状況を説明し、登録してもらったのです。
そして予約を取り直しました。これが先週のこと。
そして10週。昨日歯医者から電話がかかってきて、まだカバーされていないようですと。
なんで?怒
また職場の保険担当者に連絡すると、息子の誕生日が間違っていたようで。
訂正ができているか確認が必要なので、自分で保険会社に連絡するようにとのこと。
もうね、呆れちゃいましたよ。だって、健康保険(歯と別です)も誕生日が間違って登録されてて、直してもらった経緯があったので。
夫はわざと間違って嫌がらせじゃないの?なんて言っていますが。
と、愚痴はさておき、今朝、予約日の当日朝に、大急ぎで保険会社に連絡して、確認をとり、無事にいってくることができました!
やれやれ…。
ラクテーションコンサルタントも小児科医も、誰も舌小帯に気づいてくれず、すったもんだあった挙句、自分で気づいてから手術まで1ヶ月以上も経ってしまいました。
生まれた時にすぐに手術してもらえてたら、母乳育児ももっとスムーズで息子の体重も問題なく、黄疸で入院するはめにもならなかったんじゃないかと思うと、なんだか複雑な気持ちですが。
過去のことはもうしょうがないので、これからまた頑張っていこうと思います。
私のように、母乳は出るのに体重が増えない、途中で寝てしまう、寝つきが悪い、よく泣く、吐く、ガスが多いなどでお悩みの方いらっしゃいましたら、もしかすると舌が原因かもしれません。
幼児の場合は、食事の好みがピッキー過ぎたり、唇を舐められなかったり、滑舌や発音が悪かったり。
わかりやすいのは舌を出すとハート形になるタイプですが、息子のようにそうでないタイプもあります。
舌の裏のスジなんてよーく見る機会あまりないと思いますが、どなたかのご参考になれば。
赤ちゃんが泣いている時が、舌がめくれているのでスジが見やすいです。
次は、今日の手術について書きますね。
それでは。


