フェルト・刺繡のティーセット&ケーキ

*黒にピンクのバラ*

 

 

フェルトでティーセットを作り始めたのは

子どもが通っていた幼稚園のバザーがきっかけだったので

”子ども仕様の遊べるおままごと”が前提でした。

 

なので色もピンクや水色、藤色など子ども向けの

優しい色が中心でした。

 

そこから始まって大人仕様のインテリアになるティーセットを作りたい

と思ったとき、色も大人仕様で黒を使ってみようと思い、

出来上がったのがこのティーセットです。

 

 

 

色のコントラストがはっきりしていたほうが好みなので

黒地に映えるピンクでバラを刺繍しました。

葉をエメラルドグリーンにし、白のフェルトも入れることで

黒主体の中に生き生きとした明るさと軽さを出しました。

 

ビーズは差し色で入れることが多いですが

ここでは同系色の濃い不透明のビーズを入れました。

ビーズだけ見るとかなり派手な色なのですが

艶やかなピンクがいいアクセントに仕上がりました。

 

 

ケーキは黒いスタンドに映えるように

白とピンクでまとめました。

イチゴとマカロンだけではちょっと物足りない感じがしたので

ティーセットの刺繍とリンクさせて、中央にバラを配しました。

 

 

黒いフェルトでティーセットを作ろうと思い立ったとき

思い出したことがありました。

小学4年生のとき手芸クラブに入っていたわたしは

六枚のフェルトに刺繍やアップリケをして、それをつなげて

タペストリーを作っていました。

 

丘の上の家をアップリケしたり

鳥のアップリケをビーズやスパンコールで飾ってみたり

 

でも最後の一枚がネタ切れで図案が思い浮かばない…

と思いあぐねていたら、担任のN先生(50代くらいの女の先生でした)が

黒地にピンクの花が刺繍されたカーディガンを着ていたのです。

 

「何だか先生、おしゃれだな」

と思ってみていたわたしは

「黒いフェルトにピンクのお花!いいかも!」

と思いついて、タペストリーの最後の1枚を

黒地にピンクの花で仕上げたのでした。

 

クラブ紹介でタペストリーを展示したとき

「先生の服を見て刺繍したの」

と言ったら

「え、そうなの!」

とN先生は驚いて笑っていました。

 

 

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