吾(われ)、名に魂が宿る
命の方舟(はこぶね)
運ばれるのは言霊
暗闇の中で道を彷徨(さまよ)う
何処へ征(ゆ)けば好(よ)いのか
何処まで征(ゆ)けば好(よ)いのか
吾(われ)がまだ知らないものがそこには或(あ)る
生命(いのち)を燃やせ
熱を胸中に抱(いだ)いて
それでも足りない
まだ満たされない
地から産まれ、また地に還(かえ)る
生命(いのち)の灯火(ともしび)
その揺れる蝋燭(ろうそく)の炎(ほむら)は吐息1つで簡単に消える
吾(われ)は進まなくては
頼りない生命(いのち)を生かす為に
天に手を翳(かざ)し
透(す)かす、その血潮(ちしお)を
流れるは血ではなく、生命(せいめい)
体・心はその塊
姿形(すがたかたち)は吾(われ)を現(あらわ)す
核(コア)は微弱でも滾(たぎ)ることが出来る
そして、業(ごう)は吾(われ)に返ってくる
輪廻の輪の中で幾つもの夢を見る
色んな生命(いのち)を繰り返し、数多(あまた)の生命(せいめい)の記憶を細胞に刻み込んで
吾(われ)、名に命を宿す
命の記憶
重ね重ね見るは情景
光の中で来世を夢見る
微睡(まどろ)みの中で夢現(ゆめうつつ)
陽が差し込むステンドグラス
その暖かさに人の温かさを知りゆく
大地に還(かえ)る
痛みを肌に持って
生きる痛みの中で
泣くことを許される
腹から産まれ、また花に還(かえ)る
生命(いのち)の灯火(ともしび)
咲き誇る花の儚さを感じては生命(いのち)を大切に見る
吾(われ)は征(ゆ)かなくては
生命(いのち)を活(い)かし、道を辿って
微熱を胸に
抱(いだ)きながら涙する
その祈り、その命、大事に
体・心はその塊
輪郭をなぞっていく
核(コア)は心臓を動かす源動力となる
そして、業(ごう)は繰り返される
幾つもの夢の中で命を繰り返して
吾(われ)はどんな前世、現(うつ)し世、来世と向き合って来たのだろうか、色んな生命(せいめい)を巡って
人とは生命(せいめい)の繰り返し
その業(ごう)も繰り返される
綾取(あやと)りのように
幾つもの糸を辿って
現(うつ)し世をどう生きるか
吾(われ)は吾(われ)に問う