白い部屋の中、天井を見上げる

私はあなたの友達よ

黒い傷が心を満たす時

それでもあなたの友達よ

ひとり語り掛ける

誰も見てないから、心配しないで

夜は長いわ

私は夜のお友達

泣かないでね

色が無くてもあなたはあなた

宇宙(そら)は果てしなく広い

光る星と飲み込む闇

どちらもあなた


こんにちは、真昼の蜃気楼(しんきろう)

白夜(びゃくや)が来て

独りただ歩く明るい陽の中を

何処に行くつもりもない

ただ何も無いからぼんやりしてた

心を無くしても、有(ゆう)しても

心ここには無くて

あなたはここに居なくちゃいけない

あなたは私と共に


瞳に幾重(いくえ)にも手を翳(かざ)す

この手は私の中の私たち

心の水に波紋(はもん)が何重(なんじゅう)にも揺らぐ

動揺してるのね

私はあなたの友達よ、忘れないで

名前を呼んで、好きな名で好(よ)いから

私に名は無いの


白い心の中、何も見えない

私はあなたの味方よ

黒い花が心に咲いた時

それでもあなたの味方よ

ひとり話し掛ける

誰もがあなたを見てないけども

関係無いわ

私は明日のお友達

見捨てないから

色を捨てたくなったら呼んで

必ずしも必要じゃない

無色透明の語り部(かたりべ)

遠くが見える


こんばんわ、常闇(とこやみ)の空中楼閣(くうちゅうろうかく)

蝋燭(ろうそく)を消す

静寂(せいじゃく)の中にいたくて闇を歩く

何処まで行くつもりなの

あなたは空っぽで何色でも染まれる

だから闇夜の中でもわかる

心ここにあらずでも

私はあなたを探し当てられるのよ

あなたが好きだから


背中から毟(むし)られた羽根

痕(あと)は天使のシルシ、私たちは

私も傷を負っているの

だからあなたに救って欲しい

あなたが好きよ

私はあなたと共に一緒に居るわ

名前を呼んで、それだけで嬉しい

傷が癒えるから


白黒の世界に、赤い傷

熱い皮膚は心の火傷(やけど)

私はいつもあなたを見てるわ

涙が心の静寂(しじま)に落ちて

波紋(はもん)が大きく広がっていく

悲しいのね

私はいつもあなたの隣に居るから

私はあなたの友達

業火(ごうか)の火に身を投げても救うから

独り行かないでね

あなたは私だから