残酷さで私、落として
あの日の光はもう失ってしまった
眼が眩(くら)んだ、潰れる程に
あんなにも捧げたのに
あんなにも与えられたのに
私はこの手から離してしまった
あの約束は果たされないまま声にならない
小さくなって、泣いてた
小さくなって、膝(ひざ)を抱えた
心臓が潰れて、声が嗄(しゃが)れてた
愛しい人の瞳は曇っていた
なら、その優しさで微笑(わら)って突き離して
ふたりの手繰(たぐ)り寄せて繋がった糸はプツリと切れた
絶望という名の鋏(はさみ)で
この叫びが涙を壊して、私を狂わせた
もう誰も味方なんて居(い)ない
頭が真っ白になって
この崖から絶望感と共に飛び降りた
サヨナラ、これが私の愛の権化(ごんげ)
サヨナラ、この言葉の槍(やり)で私を貫いて
ピアノ線に触れて、血が出た
こんなにも鋭(するど)かったの?
私が弱いだけ?
血の味は美味しくなかった
なのに心臓が高揚してく
独り踊る踊る楽しげに
流れて止まらない赤い液体
この結末はどうなるのかなんて誰にもわからない
今、意識が飛ぼうが
明日、倒れようが
未来、灯火(ともしび)が消えようが
私の愛のシルシはもう跡形も無く消えた
道を間違えたのでもなくて
この真実が嘘でもなくて
この事象が偽物でもなくて
何だか何が本当かわからなくなった
終焉(しゅうえん)を望んでいないのに
どうしてもすべてが終わりに突き進む
失意の花束で私の体中を包む
眼を瞑(つむ)り、天に祈るように手を固く握る
そうして横たわる私は世界から跳ね飛ばされた
拒み続けたものはあなた?
それとも、私?
それとも、すべて?
生まれた存在を否定して
瞳から雫が溢(あふ)れる
私という存在意義とは何?
嗚呼、私は私は歌う
最期の歌を歌う
あなたが居(い)ない世界に立つなんて生きてる理由も無い
崩れ落ちて、膝(ひざ)をついて、声にならない声で咽(むせ)び泣く
モノクロの物語
嗚呼、愛しい人よ
それでも愛を乞(こ)う
残酷なまでの結末でも
私は愛を乞(こ)う