希望の光が光って、僕が笑う

紅色な手、青い空、紺碧(こんぺき)な地球

僕が生まれて僕という名の道が開いた

僕の世界が開いた

僕の眼の中に満ちてく光

僕は遠く遠くまで走った

繋いだ手と手、描(えが)いた未来

あなたが居(い)たから、進めた

僕を包んでくれるふたつの手

あなたは僕を光へ導いてくれた


時には膝を抱えて、涙堪(こら)えた

耐え切れない出来事、心に降った雨

誰にも届かない胸の痛み

あなたにもある胸の痛み

どうすれば、僕やあなたの胸に刺さった棘(トゲ)の痛みを知って守れることが出来るのだろう

誰かの誰かが持つ誰かの痛みを知れたら

僕らきっともっと深く繋がることが出来るのだろう


道の途中にふと振り返る

あなたの涙が見えた気がした

隠さないで

逃げないで

僕には見せて

共に行く長い道程(みちのり)であなたの心を隠されたら

僕も心を見せることに戸惑って、隠してしまう

僕は弱い、あなたも弱い

けど、共に居(い)れば力強くなれるはずだから


信頼で繋いだ、固い絆で歩いた

電車から見えるグラデーションの夕陽、白い月

僕が初めて笑った生きるという香り

産まれて色が付いた

僕の眼の中であなたが見える

大きくなると同時に出会い

別れもついてきて、世界は

変わっていく、けれどもさ

変わらないものもある

日常のまたね、さようなら

あなたは僕を光へ導いてくれた


時に居た堪(いたたま)れない痛みを抱(かか)えた

けど、あなたが僕の光、僕があなたの光

そうなれたら傷跡も和(やわ)らぐ

あなたにも僕にも茨(いばら)の道

痛い痛いと心泣いて刺さった棘(トゲ)、その身に宿した宿命、助け合うことが出来るだろう

誰かの誰かが持つ誰かの光に触れたら

僕らきっともっと深く繋がることが出来るのだろう


緑咽(むせ)ぶ光眩(まぶ)しい草原(くさはら)

あなたが逆光でよく見えなかった

笑っていて

駆けていって

僕だけに見せて

あなたと共に過ごす日々は心に光を差してくれる

ありがとう、僕に光をくれて、生命の糧(かて)になる

僕はあなたは強くはない

誰かの光でいることに強さを見つけたなら強くなれるといいな


あなたと一緒に綴(つづ)る物語も

あなたと進む道程(みちのり)も

進んで見えた未来が理想とは違うけど

それもでも歩く歩幅は人それぞれ違う個性や性質があって

あなたはそれを受け入れてくれた

僕もそれを受け入れてる

世界は受け入れることで満ちてく