声よ、届け

声よ、届け

世界に私の声よ、響け

私の手の中には

何かしらの花がいつでも咲いてる

時も感情もしがらみも無関係な私だけの花

誰にも触れることが出来なくて

けど誰にでも触れられる

一輪の花、大輪(たいりん)の花

人は何処まで行っても探してしまう心の中の花を

私は私を咲き誇るために涙を喜びを悲しみを注いで

祈りを願いを培(つちか)う


尚(なお)もまた今になって

滴(したた)る雫が水面に波紋を落とした

私の心を揺らす

そこにも花は咲いていて

私の気持ちの揺らぎを柔らかく引き留める

放物線を描いて気持ちの高鳴りが静かになって

平常心へと辿り着く

そこへ辿り着くのには花が必要なの


始まりの日もあれば、終わりの日も、中途半端な日もあって

花結(はなむす)びして心を着飾る

私の中の私は正しくも無く、悪でも無く、正解でも無く、不正解でも無い

何者で在(あ)るのかすらわからない

それでも生きていく

それでも何かしらの花はいつも咲いている

それは生きる上の深淵(しんえん)で望んでるから

きっと


声よ、届け

声よ、届け

空に私の花よ、咲き誇れ

私の手の中には

誰にも見えない光が放たれてる

次元も標準も絡まる糸も無関係な私だけの光

誰も感知することが出来なくて

けど誰でも見ること出来る

閃光(せんこう)、光の線の束

人は何処まで行けるのか模索してしまう光の道標(みちしるべ)を

探して見つけて失って必死で探してその手の中の

指の隙間から溢(こぼ)れる


だから光に憧れる

その一人が私、けれど光を背負(せお)ってる

それは心に潜(ひそ)む

影の裏側で育っているもの

表と裏、影と光、表裏一体するものが

一緒に在(あ)って、共に共存していることは紛(まぎ)れもない事実で人の真理

そこへ辿り着くのには影が必要なの


影の影に光があって、その存在に気が付くのはいつの日か

光が死んだら、影が死んだら

私の中の私は何もわからないまま、死が分(わ)かつまで死んだように生きる

何者など考えも知る由(よし)もない

それでも生きていく

なら苦しんでも花、喜んでも花で生きてたい

光の下(もと)、花はいつも隣で咲き誇るから

きっと