雫が落ちる、君が笑い咲く

僕は濡れた花弁(はなびら)の雫のようだと思った

見ていたいな、ずっと

君の心のようだ

僕は心残りだ

君をそのままにして、微笑んでた

好きだよ、ずっと


風任せに揺らめく花のように弱くて強い

意志のようなものを感じる

今日もその背中は光ってる

聴いていたいな、君の鳥の囀(さえず)りのような声

白のワンピース

似合ってる、僕はたじろぐ

風に吹かれて、スカートが靡(なび)く

まるで別世界にいるようだ

ここは現実で非現実でも無い

なのに君がいる場所だけは空気が違う

何というか光溢れて、神々(こうごう)しい

靭(しな)やかなスタイル

君が発する言葉も同じ


惚れた腫れたは当座の内

なんて言葉もあるけど、僕は夢から醒めないままだ

夢中になって、夢が続いてる

好きだなんて、口には出来ないけど

ずっと見ていたいな

君の心を

とても美しくて、口にすれば多分果実のように美味

風は君を連れてくる

空に舞う花弁(はなびら)

君が僕の心に舞う

僕にとって前例の無い気持ち

ただ、ただ、たじろぐだけ


赤い花が咲く、君の色だ

僕はその色も似合ってるって見惚(みと)れる

見ていたいな、ずっと

君の秘めてる熱のよう

僕に火を点ける

君を見届けて、手を振っていた

好きだよ、ずっと


力任せにするようなことはしたくないから僕は

君任せに君を見ている

今日もその綺麗な切れ目

睫毛(まつげ)が滴(しずく)に濡れているのは誰のせい?

僕以外の誰か?

そんなことわかっているのだけど

風に吹かれて、髪が靡(なび)く

そのストレートの長い髪

ここは僕だけの世界の中、見ている

絶対的君主のような空気の重たさで

何というか光り輝き、神々(こうごう)しい

靭(しな)やかな佇(たたず)まい

君の発する言葉も同じ


惚れた僕の弱みなんだけども

なんて綺麗なんだ、君の心、その瞳、宇宙が見える

夢中になって、夢が続いてる

好きだなんて、また夢のまた夢

言えないままの僕

僕の心は

君に囚われたまま、口にすればきっと幸せの日々

言葉はそれを連れてくる

まだ見てるだけの僕

君の影が揺らめいた

僕にとって前例の無い気持ち

ただ、ただ、たじろぐだけ


素敵な響きの名前

その名前を僕が呼べる日が来るだろうか

そしたら、僕は最高の気分だろう

君が僕の心に入り込み、君の心にも僕が入り込むのだから

嗚呼、呼んでみたい

君の名を