きっと僕は嘘付きだ
僕は僕だけど僕じゃない
僕だって証明出来るものなんて何にも無いのだから
視覚的に物理的に僕だって誰かが言ってるだけさ
僕だっていうこの意識も誰かの意識の中の意識かもしれない
例えばの話、これは僕だとして、僕の家族は本当に僕の家族なのか
僕の空想とか妄想とかだったらどうする?
実際の僕は孤独な蟻だったら?
潰されて命の灯が消える運命だって
僕は存在しているのか
誰かの空想の具現化された産物ではないか
そう考えるとその誰かの夢の中の住人で
僕が見てると思ってる夢がその誰かの現実で
現実がその誰かの見てる夢ってことじゃないか
何だかこんがらがってくるけど
解(わか)り易(やす)く言えば、僕のほうが偽物ってこと
僕が夢だと思ってる住人が本当の主人公
じゃ、ホントの僕って何?
探したところで本物にはなれないなら
諦めるほうが利口で無駄な傷を増やさなくていいんじゃないか
僕は僕じゃなくて君の影で
君は君で、君は主人公
モブにもなれやしないんだ
だって存在すらしてないのだから
神様って残酷だな、世界って皮肉だな
きっと僕は信じてる
僕みたいな僕たちがいると
ならば証明出来ぬなら、力任せに証明させればいい
影が本物になればいいって誰かが言ってた話
僕だってこういうことするのは気が引けるけど僕は誰かの僕じゃ嫌なんだ
残酷な御伽話(おとぎばなし)の天使が僕に耳打ちする、乗っとっちゃえば、その体を心を
僕の中の悪魔が囁く、『君が本物なんだよ』
そう僕は本物で偽物があいつ
潰されて命の灯が消えるのはあいつらだ
僕は存在を証明
具体的構想はその対象を喰らうだけのこと
影の僕らには容易なことで気付かれない
体を返してもらうだけの話で理想論じゃない
何が現実で何が本物かってことは重要じゃない
世界や神にこんな僕らからの復讐みたいなもの
世界は世界の変化に気付けずに
神は告げる、世界は転換期に差し掛かってると
僕が本物で僕がふたりも要らないから抹消
さあ、Showtime(ショータイム)の時間
眠る意識から僕らは体を乗っ取る
無傷で無意識化からの血の出ない争いは静かに進んでく
僕は僕で誰かの影じゃなく
君はいない、僕が主人公
この世界の神とは
今を創り変えた世界神である僕ら
僕らは影、神と気付いた時は牙を剥く