監督:勅使河原宏
原作:脚本:安部公房
撮影:瀬川 浩
音楽:武満 徹
出演:岡田英次・岸田今日子


この頃の日本映画は、どうして、
こんなにエネルギーが溢れていて、かっこよくて、エロかったのか。

勅使河原宏の前作、「穴」の予告編一つをとってみても、
音楽、映像、役者。
もうそれだけで、全面にはみ出るエネルギーの抑えきれない感じに圧倒される。

coolって言葉は、こういうエネルギーがセンスと伴った時に使う言葉だったはず。
今は平然な顔で、熱っぽさを表さない感じを表す。

「静の中の動」って大好きだけど、
でも、最近はその「動」さえも見つからない。
隙間から、どうしてもこぼれ落ちてくるものが見つからない。


この映画の登場人物の下品さとエロさ。
それを上回る、砂の本能的なエロさ。

エロいぞ、エロすぎないか?って、
全く馬鹿みたいに繰り返す。

勅使河原宏と安部公房の組み合わせ。
やっぱり、すごくいい。