(写真:クライマックス ラビットアイ系の中では極早生、甘いです)
品種紹介を完全リニューアルします。品種解説も最新情報を盛り込み全面的に更新しますが、掲載ページも農園のホームページに随時移管していきます。
今回はクライマックスを更新
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以下これまでの内容
こんにちは。
ブルーベリーファームおかざ・オーナーの畔柳です。
■2020年評価
なかなかほめるところが見つけにくい品種です。
特長としては、塾期が揃うところですが、観光農園としてはむしろしぶとく長い期間にわたって食べられるほうがいいわけで、これについての恩恵を感じません。
また塾期がちょうど梅雨末期で大雨に遭遇することがよくあります。
昨年のような雨ばかりの7月前半は、もう悲惨でした。
とにかく雨で裂果します。塾期が揃っているので、見事に大半が割れてしまいます。
ぶどうのように房で成る傾向があり、悲しいくらいにすべて割れてしまいますので、注意してください。
味の方は、甘いのですが、なにかビリっとしたところがなく、ちょっと飽きが来るかもしれません。
バリエーションの一つとしては、あってもいいのですが、メインの品種にはできないと考えてください。
今後は、枯れても増やさない方針。
同じ時期の品種にベッキーブルーがありますが、これは本数が減れば補充していきたいですが、クライマックスは補充しない方針。なくなってしまっても仕方ないという評価です。
◆2011年再評価◆
◆メリット
以前の評価よりも下げました。
なかなか良い意味での特長を探すのは難しいです。
一気に熟すのが特徴ですが、ブルーベリー狩り園に
とっては、むしろ長い期間熟してほしいわけで
メリットにはならないです。
かといって致命的な欠点があるわけではないです。
あえていうと、苗木の生育はとっても勢いがよく
すくすく育ちます。
◆デメリット
食味は大変甘いです。ただピリッとしたものがなく
少し酸味が欲しい感じです。
生育は上述のように苗木のときは、すこぶる良い
のですが、成木になってからは普通です。
パタッと弱ってしまう樹も結構あります。
花芽が異常なほど付くので剪定で落としてやる
のに相当時間がかかります。
雨による裂果に弱い。
熟期がラビットアイでは最も早い方で、6月末
から7月中旬なので
ちょうど梅雨の末期と重なるため、大雨が降ると
裂果でかなり台無しになります。
今のところ本数を増やすのを控えています。
以下2009年度の評価
ラビットアイ系 の品種を紹介・評価しています。
今回ははクライマックスです。
◆収穫時期
6月下旬~7月中旬
◆特徴
一気に熟す、ラビットアイ系の早生品種。
ラビットアイ系なのですが、ベッキーブルー と並んで6月末から熟し始めます。
特徴的なのは、一気に熟し始めるということ。
一般的にブルーベリーは3週間前後の期間をかけて全体が熟しますが、このクライマックスは1~2週間で全体が一気に熟します。
米国ではこの特徴を利用して機械収穫もしているそうです。
雨には弱くて裂果します。
◆食味
甘くて美味しいです。
ただあまり特徴のある食味ではないです。
◆栽培留意点
食味と同様にあまり特徴がないです。
特別丈夫でもないですが、弱くもないです。
中には立派に成長してかなりの大きさになるものもあります。
ただ雨は全然ダメです。ティフブルー 並み弱く裂果します。
ティフは本来晩生なので梅雨は終わっているはずですからいいのですが、クライマックスは熟期が梅雨のため雨に当たる可能性が高く、頭が痛いです。
雨除け設備がほしいところです。
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