【全面改訂】ミレニア◆ブルーベリーの品種16 | 「最強の農起業!」脱サラ農業・極上ブルーベリーの楽園日記 ~好きな仕事があなたの人生を変える~

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大企業の管理職から転身した「ブルーベリーファームおかざき」のオーナーがブルーベリーの魅力を包み隠さず提供します。また脱サラから起業に至るまでの気づきや学びも随時お伝えします。農業に限らず起業したい人、ブルーベリー大好きな人はぜひ覗いてください。

ブルーベリー農園より夢と希望のメッセージ届けます!  ~情熱・脱サラファーマーの悠悠ライフ~-ミレニア
 


脱サラ農業・極上ブルーベリーの楽園日記-ミレニア

 

(写真:ミレニア 酸味系です。)

 

品種紹介を完全リニューアルします。品種解説も最新情報を盛り込み全面的に更新しますが、掲載ページも農園のホームページに随時移管していきます。

 

今回はミレニアを ↓↓↓↓

 

 

 

 

■2020年評価

 

実付きが悪いことを再三指摘してきました。

 

 

この傾向については、変りはありませんが、ひとつ解決策になるかどうか、まだ確信はもてませんが、試してみる価値のあるやり方があります。

 

 

それは、開花するまで肥料をほとんど与えないというやり方です。

 

 

また1年試しただけなのでハッキリしたことはいえませんが、他の実付きの悪いピンクレモネードジュエルも同時に試していますが

 

 

開花まで肥料をほとんど与えず、開花してから一気に肥料を濃くしてあたえることで、実付きの悪さが改善するかもしれません。

 

 

ということで、現在は様子見の状況です。

 

 

ちゃんと実がついたら大粒で食べ応えがあって素晴らし品種なのですが、なんとか蘇らせてあげたい。

 

 

【2018年評価】

 

 

以前2011年評価時にマイナス面をかなり

指摘しましたが、これがさらに顕著に

なってきました。

 

 

病気については、その後再発していません。

生育も樹勢が強く問題ありません。

 

 

問題は、実が付かない。

収穫量が相当少ないということ。

 

 

樹勢が強いので、花芽は異常なほど

付きます。もちろん剪定で適当な数まで

間引きます。

 

 

でも残った花芽がキレイに授粉して

実になる確率は極少。

 

 

花の開花がかなり早く、3月にかなり

咲いてしまい、まだハチが授粉に来て

いないので、それが原因かと考えて

いましたが、、、、

 

 

そうでもないようです。

 

 

というのは、昨年5月にハウス栽培

されているブルーベリー農家さんを

訪ねた時のこと。

 

 

サザンハイブッシュ系を数多く栽培

されていましたが、ミレニアは

ほとんど実がついていませんでした。

 

 

その農園のオーナー曰く

「ミレニアはダメだ!」と

 

 

どうも

2年連続でダメだそうです。

 

 

それにハウスなので早くからミツバチ

を導入(うちは自然のハチのみ)して

授粉させてもダメだそうです。

 

 

うちもミレニア導入して8年くらいですが

今年はそれなりに収穫できたのは

2回くらい。

 

 

もう結論は出ましたね。

不確実性の高い品種です。

もう増やすことはないでしょう。

 

 

 

 

◆2011年再評価◆



 

◆メリット

 

 

樹勢は強くてよく育ちます。

 

 

ただサザンハイブッシュ系なので枯れることも

多いのは仕方ないですね。

 

 

食味は甘味よりも酸味が特長かなと思います。

特に「酸っぱい」ということではなく、酸味の

きいた爽やかな味わいです。

 

 

どちらかというとノーザンハイブッシュ系の

食味に似ています。

 

 

粒はかなり大粒です。ブルームが多いので

少し白っぽいですが見応え、食べごたえあります。

 

 

 

◆デメリット

 

 

導入してからいくつかのマイナス面が見えて

きました。

 

 

まず病気にかかりやすい。

 

 

一昨年は、雨による裂果。

 

 

ミレニアは雨による裂果は基本的にはない

品種なので何か病気だったんでしょう。

 

 

そして昨年は「軟腐病」

 

 

この病気は、果実が柔らかくなって味も

締まりのない味わいで、とても商品には

なりません。

 

 

大関ナーセリーの社長さんに問い合わせた

ところ、今までなかったが、今年初めて

この病気になった、と言われていました。

 

 

つまりミレニアは病気に敏感なんですね。

 

 

多分、日本の梅雨の気候が合わない、

雨が大嫌いなのでしょう。

 

 

ハウスに入れれば、病気はでないようなので

雨除けハウスにいれます。

 

 

というわけで収穫期を2回迎えたのですが

未だ活躍できていません。

 

 

今年こそ実力を発揮しよう(笑)

 

 

 

あと、

 

 

花芽が多くつくのですが、意外に自然落花

が多いのも特長です。

 

 

この辺は、花芽が多すぎて植物生理的に

自然に落ちるのか、

 

 

そもそも花芽を抑制していても、落ちやすい

品種なのか、まだよくわかりません。

 

 

この辺の特長も頭に入れておく必要が

あります。

 

 

 

 

以下2009年度の評価
 

 

 

 

サザンハイブッシュ系 の品種を紹介していきます。 今回はミレニアです。
 

 

◆収穫時期

 

 

6月中旬~7月初旬

 


 

◆特徴

 

 

樹勢強く、酸味系で大粒品種。


 

大関ナーセリーのパテント品種です。

 

 

樹勢が強く、前回紹介したサザンハイブッシュ系ではパルメット に次ぐ強さです。

 

 

 

 

特長的なのは、動き出しが極めて早く、うちの農園にある全品種の中で最も早く芽を吹いてきます。

 

 

 

 

低温要求時間が短いからだと思いますが、露地でも2月下旬には動き出し、ハウスに入れると真冬でも2、3日で芽を吹いてきます。

 

 

 

 

きっと促成栽培にはむいているでしょう。

 

 

 

 

欠点は、「謎の突然死」。ミレニアも例外ではなく、突然枯れ始めることは珍しくありません。

 

 

 

◆食味

 

 

この時期のサザンハイブッシュ系にしては、酸味系で一味違う感じ。

 

 

 

個人的には、大粒でさっぱり感があり、好きな品種です。

 

 

 

 

◆栽培留意点

 

 

花芽が異常なほど付きます。ミスティと双璧です。

 

 

 

この花芽をコマメニ取ってやってください。

 

 

 

やはり、実の付けすぎに注意した方がよさそうです

 

 

 

樹勢が強いのでついつい収穫したくなるのですが、確実にそのダメージがあり、回復させるのは大変です。

 

 

まだまだ新品種のため、わからないことがたくさん。

 

 

 

これからもしっかり経過観察していきます。

 

 

 

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