（写真はブルーレカ、こんな感じで鈴なりになります）
品種紹介を完全リニューアルします。品種解説も最新情報を盛り込み全面的に更新しますが、掲載ページも農園のホームページに随時移管していきます。
今回はレカを更新↓↓↓
以下これまでの評価
■2020年再評価
定植して14年になりますが、枯れた本数は3,4本足らず
まだ50本健在。
これはハイブッシュ系では驚異的な数字だと考えています。
その現役の50本もスゴブル元気で、いまだにサッカー
シュートが続々と出ます。
うちの農園では、いまだに基幹品種で本当に頼りになる
存在です。
逆に言うと、これに代わる品種が登場してこないのが
大きな問題。
樹勢性が強く豊産性、ラビットアイ並みに実をつけても
樹勢が弱らないのが、最大のメリットです。
酸味系なので、お客様の人気としては、そこそこでしか
ないですが、生産者にとっては欠かせない品種。
【2018年評価追記】
定植して12年目を迎えていますが、
往年の勢いはないにしても、
まだノーザンハイブッシュ系の中では
ダントツに元気な品種。
大事に育てれば、十分20年は頑張れ
そうな感じです。
プル、ヌイを含めニュージーランド3兄弟
はどれも育てやすい品種ですが、
その中でもレカは群を抜いています。
少し小粒で酸味タイプなので、お客様
の評判になることは、あまりないのですが
うちの農園には欠かせない存在。
間違いなく、ノーザンハイブッシュ系の
土台を築いている頼れる品種。
優良な苗木が手に入りにくいので
困っていますが、新しく苗木を補充
していくつもりです。
◆２０１１年再評価◆
◆メリット
とにかく丈夫で頼りになる品種です。
ノーザンハイブッシュ系は愛知県のような
温暖な気候では、少し不安があるのですが
この品種は暑さはまったく平気です。
実を付けすぎると翌年弱ってしまうことが多い、
特にノーザンハイブッシュはその傾向が強い。
ただこのレカには当てはまらないです。
翌年のしっかり実を付けてくれます。
本当に大助かりです。
シュートや新梢も次から次へ噴出してきて
枝の更新も容易です。
食味は前述のスパルタンのように格別の
美味しさではないですが、十分美味しいです。
熟した当初は少し酸味が強めですが、
時間がたつにつれて、少しずつ酸味が
抜けて甘味が強くなってきます。
酸味派の方は、早めに、甘味派の方は
6月下旬以降がおすすめです。
◆デメリット
取り立てて大きな欠点は見当たりません。
あえて言うと挿し木が難しい、なかなか
苗木を増やせない。
春に挿すよりも、夏に挿す緑挿しの方が
向いているようです。
以下2009年の評価です。
ノーザンハイブッシュ系の品種を紹介しています。今日はブルーレカ。
◆収穫時期
６月上旬～下旬
◆特徴
とにかくよく実を付けます。ノーザンハイブッシュの中で最も豊産性ではないかと思います。
ブルーベリーはほとんどがアメリカ生まれですが、このブルーレカは珍しくニュージーランド生まれです。
ヌイ 、プル とともにニュージーランド３兄弟と言われています。
この3兄弟はそれぞれ特徴があり、一般的には「豊産性のレカ、大粒のヌイ、香りのプル」と言われています。
ブルーベリーファームおかざきには3兄弟合わせて１３０本ほど栽培しており、ハイブッシュ系の主力品種です。
暖地適性抜群でほとんど枯れずによく育ってくれるので本当に助かっています。この３兄弟なしでは６月オープンは考えられないほど早生品種に中で最も当てにできる品種です。
◆食味
ノーザンハイブッシュの中では酸味が強い方でしょう。キレにのある食味で酸味がお好きな方にとってはもってこいです。
逆にとにかく甘いのが好きな方には向いていないかもしれません。
◆栽培留意点
丈夫そのもの。
ブルーベリーファームおかざきで最も丈夫（枯れない）な品種を選ぶとブルーレカではないかと思う。ラビットアイを含めてもナンバー１かもしれません。
上述の通り、豊産性でこんなに実をつけて翌年にダメージがあるのではないかと心配するのですが、まったく問題ありません。頼もしい限りです。
ノーザンハイブッシュ系の収穫量はせいぜい５～６キロだと思うのですが、レカは８キロ以上収穫できるいでしょう。ラビットアイ並です。